全話、観ました・・・

これ、買う(涙)


なんなの、このものすごい作品は・・・・・
これが軽く10年も前の作品なのか?!とも、10年も前だったからこその作品なのかも、とも。

とにかく、最終回見終わった後、立ち上がれず。
手は震えるし、泣き崩れる寸前でした・・・まぁ、号泣したけど(←

私、ちょっと変わった風の作品も大好きですが、
でも、見るきっかけは90%、好きなキャラクターがいるか、好きな声優(俳優)さんがいるか、です。
単純。すんません。

だって、映画にしてもアニメにしてもドラマにしても、網羅的に見るという習慣がなく。
きっかけがないと、足は向かない・・・すんません。

だから、きっかけは、浜田賢二さんですよ。
でもね、正直、浜賢さんのハリー・マクドゥエルは、私の好みのキャラではない(←
っていうか、あきらかにこの人、痛いほど野心持ってる顔だよね?
チンピラ風体だよね??
大体、雰囲気分かる。うーーん・・・ でした。

しかもね、1話がさ、死人が復活して少女を守るだの、
その死人さん、うおうお言ってるし(汗)
しかも名前「グレイヴ」とか、

・・・・・ベタ?

でも、浜賢さんの芝居聴きたいから頑張るって思いで、2話。

2話から過去の話にさかのぼる。
で、これがもう、はまってしまった・・・

ハリーとブランドンの青春ドラマなんだけど、なんていうか、

甘くない。
常に研ぎ澄まされてる時間を見せられてるっていうか・・・何言ってるんだか(苦笑)

とにかく、全話、むっちゃ緊張してる。私が(笑)
だからね、全26話。今でこそちょっと長め?って思う構成ですけど、
昔は4クールもざらだったし、それに比べたらたった半年の2クールですよ。
でも、過去編が終わったとき、まだ16話でしてね・・・マジで驚いた・・・

え、まだ10話も残してこの濃さ??!!って感じですよ。

ほんとに、1話1話にどっぷりはまって観てるもんだから、1話分観ている時間が濃い濃い(笑)
だから、せいぜい、一気に見られるのは3話で・・・それ以上は体がついていかない(笑)、いや、まじで。
でもちっとも退屈しない上に、どんなに睡魔に襲われていても、『Gungrave』見始めると目が爛爛(@_@)

そして、きっかけないと観ない私にありえない現象。

・・・・・ブランドン・・・・・

こういうキャラ、居そうで居ないです。
最初は無口すぎて、CV 関智一さんだっていうのに、ほぼしゃべらない(笑)

大人しい上にお人よし過ぎて、最初は、「ハリーの金魚の◎ん?」(こら)
って思ったくらい。いらいらするわっっって感じで。

それがねー、ドンドンこのブランドンの魅力に吸い込まれるというねー(汗)

あれ?私、浜賢さんの声聴きたかったはずなのに、いや、
浜賢さんの芝居はちゃんと堪能してるし、めっちゃ好きやしめっちゃ好きやし(←

でも、ブランドン・ヒート・・・ほんとにかっこよくって・・・!!!
ほんとに優しくて、不器用で、かわいいところもあって、でも鋭くて強くて、そして、
ハリーの親友で(涙)

そんな彼が、決意と共に思いつめていくところがほんとに、つらくて、悲しくて・・・
それに対して、野心で歪んでいくハリーも、痛々しくて哀しい。

そんなハリーを見ると、一番辛い思いで見ているブランドンを察してしまえてまた辛い。
しかも、ブランドンには、ほんとにブランドンを暖かく見てくれる人たちが周りに多くて、
その人たちとハリーとの板挟みが見えてくる頃から、もうほんとに、胸がしめつけられる。

かいつまんで、思い出しただけで泣く場面。

やっぱり、14話。エレベーター。(嗚咽)
あの時の、ハリーの囁きは、ほんとにまっすぐな意味合いで【いやらしい】。真剣に。
浜賢さん、・・・・・ナイス・・・・・(涙)めっちゃイヤな感じでナイス(涙)

あの時のブランドンの反応は当たり前だと思うよ(泣)
そんな目的で動くと思ってたのかと、それ、ブランドンにとっては侮辱じゃないか(大泣)
それも、ハリー、おまえが言うのかと・・・
だから殴ったし、その後の行動も(大大泣)
でも、できなかった。このブランドンがほんとに愛おしかったです・・・
なのに・・・ハリーはもう、欲望に支配されてる彼には何も聞こえなかったんだな・・・

四天王との闘いもいっぱい、いっぱい書きたいシーンはあるんだけど、キリがない。

だから、すっとんで、25話。は、全部(←
16話までの青年編をより濃くしてくれたって感じでもう、・・・(涙)
25話始まって、ずっと泣いてた気がする。
でも最後でね、
こういうシーンもそんなに珍しくないんだけど、でもでも、これは、
この2人だからこそ・・・

ハリーに向けて、ブランドンがついに引き金を・・・が、「カチッ」弾切れ・・・
一瞬の間の後、大笑いをする二人・・・・・

(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)


弾、切れてるの知ってたんだよね?そういうことじゃないの??
とにかく、このシーンでどんだけ胸がはち切れたか!!!

その上!!

そう、いつの間にかEDのめっちゃ好きなあのシーンが白黒になってた。
それが、この回で、青空戻ってるし・・・!!!

大泣きしたわっっ


最終回は、OPもEDもなしで、
過去と現在が目まぐるしく交錯する。

主にハリー目線なのか・・・話の焦点はハリーの「なぜ俺を庇う?」「なせ俺を殺さない」
ブランドンは、暴走を始めたハリーの行く末を心配していて、
もしもの時にはミレニオンを守るために、自分を蘇らせてくれと言っていたわけで、
それはすなわち、自分がハリーを止める、始末する、と。

なのに、失脚してミレニオンから追われているハリーを助けるブランドン。

ここまで観て来て、確かに明らかに矛盾しているんだけど、
でもね、ハリーとブランドンが並んで敵と闘う姿がほんとに嬉しかったりね(涙)

でも、片や、再生機能がもう限界のネクロライズ、
片や、結構、組織に蜂の巣にされてしまっている元ボス。

結末は想像できるんだけど、でもこの二人の、すれ違ってしまった元凶を、
そこをなんとかしてほしい!!って、ほんとにこの闘いシーン観ながら心臓が苦しい。

最後の最後までハリーを庇い、ハリーが撃たれた時のあのブランドンの表情・・・
ほんとにほんとに、ブランドン・・・優しいんだよね、ブランドン・・・

で、あの台詞ですよ・・・

「俺は間違ってしまった。
ミレニオンではなく、
ハリー・マクドゥエルを、選んでしまった。

だが、今は後悔していない。


おまえを撃つなんて、できないよ・・・」


(´;д;`)(´;д;`)(´;д;`)

そうだよ、それに決まってるじゃないかっっ

ハリーは、ブランドンが、自分ではなくビッグ・ダディに傾倒していっている即ち、離れて行っていると思い込んでいたんだよね。
ブランドンが居なくなるのに耐えられなかったんだよね・・・
だから、裏切ったと思い込もうとしていた。
ブランドンが蘇ったと知った時も、当然自分に復讐に来ると思ったし、ブランドンもそのつもり(復讐じゃないんだけど)だった。

でもさ、ほんとは二人ともわかってたことなんだよ・・・

それを、最後に、ブランドンがきちんと言葉で伝えてくれたってとこに、


号泣。

その後のハリーの「すまない・・・ブランドン!!!」が、ほんとにほんとに救われた思いですよ・・・

最後のシーンは・・・

「帰ろう、ハリー」
っていう、ブランドンにまた泣く・・・

で、お互いに銃口を向け合い・・・でも、撃ったのか撃たなかったのか???

想像に任せるってことなの?・・・

どう考えても、あの状態の二人が無事なはずはないよね・・・(涙)

ミカが、泣き叫ばなかったのが、私としては「あれ?」だったんだけど、
ミカちゃんも、成長したってことなんでしょうか(苦笑)

ミカちゃんが涙を流しながら「おかえり」って言うのが・・・うぅ・・・

で、今までの主要キャラたちの、ブランドンとハリーへの呼びかけでENDっていう・・・

あぁぁ・・・ほんとにすごい、としか言葉がない。
こんなに二人の男の生きざまに惹きつけられる物語は初めてだった・・・

なんでこういう群像劇に、”ネクロライズ”なんていうSF要素が出てきたんだろうって思ったけど、そのお陰で、生前果たせなかったお互いの想いを知り得ることができたわけなのね・・・

運命には踊らされてしまったけど、ちゃんと本来の姿に戻れたんだよね。

ハリーよりブランドンがほんとに愛おしかったけど(こら)
でも、浜賢さんはすごかった(涙)はぁぁ・・・・・(涙)

壮絶な作品でした。
でも本当に、出会えてよかったと思う作品でした・・・