関西弁新聞 Vol.0337  『婚約者から2年越しのラブレター』 | 天上天下唯にぃ我独尊

関西弁新聞 Vol.0337  『婚約者から2年越しのラブレター』

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■■  Vol.0337  週刊(月曜が祝日の場合は休刊)
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『婚約者から2年越しのラブレター』


「ヒロくんへ あれからもう2年…。早よいんで来てや
皆、あなたの帰りをずっと待ってんねんで。」

宮城県南三陸町の防災対策庁舎の祭壇の花束にくくり付けられた
手紙の表紙にこう書かれていたんや。

その手紙は津波で流されて現在も行方不明の、宏規さん=震災当時(33)
の婚約相手の女性が書いたもんやった。

宏規さんは県職員で南三陸町の県教育事務所で働いていたけど、
震災担当やったため、震災発生後に防災庁舎に詰めていたという。
宏規さんは婚約してて、その年の9月に式を挙げる予定やった。

「まさか息子が防災担当とは知らんかった。津波に巻き込まれたとは夢にも思わへんかった」。
宏規さんは震災当日は仙台市内の婚約者の家に泊まり、2日後に戻ってくるはずやった。

せやけど帰宅せず、連絡もつかへんかった。その翌日、職場からの連絡で防災庁舎で津波に遭い、
行方不明と知った。それから半年後に葬儀を済ませたけど、いまだに発見されてへん

あれから2年がたった11日。夫婦は再び防災庁舎を訪れた。
「早く出てこい」とオトンの勝正さんは思いを込めた。

前日の10日、夫婦の元には防災庁舎を訪れ花を手向けたと、
婚約者の女性から連絡が届いた。
手紙も添えたと話してたけど、「昨日からの強風で飛ばされたんちゃうかな
と夫婦は気をもんでた。
何とか見つかった恋人からの“ラブレター”は中身を見ないで家にある宏規さんの
骨壺に保管される。


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【関西弁変換解説】

□早よいんで来てや→早く帰ってきてください
□あんたの帰りをずっと待ってんねんで→あなたの帰りをずっと待っています
□知らんかった→知らなかった
□思わへんかった→思わなかった
□せやけど→しかし
□発見されてへん→発見されていません
□オトン→父
□飛ばされたんちゃうかな→飛ばされたんじゃないか

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【編集後記】

あの震災からもう2年が経ちましたね。
ずっと関西におったら、なかなか実感が湧かへんけど、
テレビでまだまだ復旧されてへん現状を見たら、
いかに傷が深かったかと考えさせられますね。
そういえば、津波で残った一本松が海水で腐ってきたから
伐採されたんやけど、最近になってシンボルになるから言うて
人口のレプリカを1億5000万円もかけて作ったらしい。
私も募金もしたけど、ああいう寄付金の使われ方はどうかと思います。
未だに仮設住宅で過ごす人もぎょーさんいてはんのに、
そういう所には使わへんねんなぁと。。。
しかも、こういうモニュメントって、なんでこんな高いの?
1億5000万円ていうたら、そこそこの豪邸が建つというのに、
何で一本松の模型くらいにしかならんの?
苦労されてる裏で甘い汁吸うてる人もおると思うと
気持ちがおだやかではありませんな。


ほなまた☆(・∀・*)ノ

【発行者】 ゆぃにぃ






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