新しいマッサージのお店に行ってみた
ここ最近になって、奈良県の主要国道沿いに
『りらく』というマッサージ店が急激に増えています。
60分、税別2980円という価格帯なので、
仕事を終えて、夕方に行ってみました。
そこは、元々ローソンだった建物で、
内装は一旦スケルトンにしてから、
低いパテーションで区切ってあるだけの簡単な作りです。
仕切ってある空間に、簡易ベッドが11か12台あります。
それでも10分程度待たないといけない程の盛況ぶり。
その間、用意された短パンに穿き替えて、
マッサージを受けました。
小柄なお姉さんで、一生懸命してくれているのですが、
マッサージを受け慣れている私としては、どうもポイントを
外しているとしか思えなかったので、きいてみました。
『お姉さんは、マッサージの仕事をしてどれくらいですか?』
すると、一瞬ためらって
『はぁ・・・最近なんです。』
それまでは、全然関係の無い仕事をしていたのだが、
友達がマッサージ師をしていて、影響を受けたのだとか。
それで、新聞折込に入ってた求人募集で
ここに来たということでした。
しかし、面白い話はここからで、
急激に増えている理由が分かったのです
実は、ここの店のスタッフは全員、個人事業主で、
『りらく』というマッサージ店は、この場所を彼らに提供し、
マッサージ師の売り上げから、経費として●割を引いて
マッサージ師に渡しているという仕組みでした。
暇な時間帯はあるのかときくと、毎日朝~夜まで、
だいたい稼働率70~100%だとのこと。
ただ、雨の日は客足は減ってしまうが、
平日も日曜日も関係無いとのことでした。
建物は全店居ぬきなので、看板と内装の改装でOK。
電飾看板が、90~120万くらい。
壁紙、カーペット、照明、パテーション、ベッド、タオル等の備品…
180万くらい。
宣伝広告費(チラシ、求人折込)が20万くらい。
エアコンやトイレはコンビニのままだったから、そんなもんですか。
あとは地代の保証金は100万くらいとして、
ざっとかかった初期投資は、420万~多くて500万程度でしょう。
客単価が3000円として、ベッド12台。
1時間当たりの売上は25200円~36000円。
16時間営業だから、1日約40万~55万の上がりが予想されます。
仮に、話半分としても、1日約20万~27.5万です。
定休日は無しですから、30日営業として、
1ヶ月約1200万~1650万円の売上です。
仮にスタッフへの還元が60%だとして、
1ヶ月約480万~660万円の粗利になります。
国道25号線のコンビニ跡地の家賃は、前後はあるけど
だいたいあの坪数だと、月額25万~40万まで。
水道光熱費、通信費といっても月額5万まで。
つまり、粗利約500万から経費30万を引いた
純利益が約470万前後になる計算です。
仮に、梅雨の時期なんかに、むちゃくちゃ客足が落ちても
スタッフの給料は払うことが無いし、保険も無い、
ランニングコストは家賃や水道光熱費程度なので、
まず月間赤字になることも考えにくいです。
この店のオーナーは賢いなぁ~と思ったアナタ。
まだまだ甘いです。
調べてみて分かったんですが、これらのお店は
フランチャイズ制になっているんです。
つまりオーナーはフランチャイズ料金を本社に毎月支払い
店舗を経営しているのです。
ただ、多くのコンビニと同じような仕組みですが、
コンビニと違うのは、人件費が不要、仕入が不要、
24時間365日営業ではないので、光熱費も少ない。
万引きが無い。スタッフのちょろまかしも無い。
その点では、はるかにコンビニ経営より利点が多いです。
しかし、賢いのはその店に責任を負わせながら、
毎月フランチャイズ料金を吸い上げている本社です。
本社は店を直営しているわけではないので、
万が一経営不振で、どこかの店が潰れてしまっても、
痛くも痒くも無いのです。
これは、コンビニも同じ。
でもコンビニの場合は商品をコンスタントに仕入れる必要が
あるのでフランチャイズの意味はあります。
しかし、表現は良くないが、『鵜飼いの鵜』みたいなものです。
もし、このようなマッサージ店をされる場合は、
全部自分でプロデュースした方が良いですよ。
アイディアと場所があれば、いつでも始められますからね。
とにかく、起業するなら、在庫を持たず、ランニングコストは低く、
尚且つ利益率が高い商売を始めましょう。
欲を言えば、継続収入のシステムがあれば、もっと面白いです。
ってか、せっかくマッサージでほぐれた筋肉が、
こんな計算しながら文章書いてたら、また凝ってきてしまった
