前回投稿で報告の通り、5月1日はG病院最後の通院で、1年間お世話になった先生方とソーシャルワーカーさんにご挨拶することができました。

病院を出た後は、有明ガーデンで買い物と食事をした後、以前からずっと行ってみたいと思っていた場所

"マギーズ東京"にも伺ってきました😊

https://maggiestokyo.org/

どんなところなの?

「がんに影響を受けるすべての人が、自分の力を取り戻せるように」

マギーズ東京は、がんになった人とその家族や友人などが、とまどい孤独なとき、気軽に訪れて、がんに詳しい友人のような看護師・心理士などに、安心して話せる場です。 自然を感じられる小さな庭やキッチンがあり、病院でも自宅でもない、第二の我が家のような空間で、海風を感じながら、自由にお茶を飲み、ほっとくつろいでみませんか。さまざまなグループプログラムも開催しています。 大勢の方のチャリティ(寄付や協力)で運営し、無料でご利用いただけます。

(HPより転記)

妻と二人で伺うとスタッフの方が優しそうな笑顔で出迎えてくださった😊

「こんにちは。始めてなんですが連絡もせず突然伺いました。」とご挨拶すると、「どうぞ、ここはそう言うところですので。」

落ち着いた雰囲気の空間に、椅子やテーブル、ソファがあり、お好きなところにお掛けくださいと。昨日はかなりの雨が降っていたが、何人かの方が既にいらしていてお話しされている。

僕と妻はソファとテーブルのあるスペースで座らせてもらうと「お飲物を用意します。」とのことで僕はホットコーヒー、妻はカフェインレスのコーン茶をお願いした。

応対してくださったのは看護師のKさん、何かをしなくてはいけないと言うことはなく、安心できる落ち着いた雰囲気の中で、僕は自然と自分がマギーズ東京を知ったきっかけや、今日やっと来られるに至った経緯、昨年からこれまでの治療経過やその時々の心境などを話し始めた。

Kさんは終始優しい笑顔で、僕と妻の話を聞いてくださり、時々質問や感想などを返してくださった。

どの位時間が経っただろうか、たぶん1時間ほど話していたと思う。マギーズ東京の代表者である秋山正子さんを呼んでくださり、ご挨拶させて頂いた。

秋山さんは訪問看護のパイオニアで、在宅医療や介護の業界ではとても有名な方だ。当然僕も以前から存じ上げていた。さまざまな活動をされている中、このマギーズ東京を立ち上げ、運営もされている。

秋山さんから、マギーズ東京についてご説明していただけた。ここにはどんな方がいらっしゃるのか、お子さんがまだ小さな若い世代の方も多く、病気をどのように伝えるかを悩まれる方も多いと。お子さんに伝える方法の一つとして本棚には絵本が用意されていた。また、食事のことで悩まれる方もいらっしゃるのでと、栄養に関する書籍も並んでいた。

マギーズは徹底して利用される方の安心感やくつろげる空間に配慮されて建築されている。建物にはいくつかの建築要件があり、マギーズ東京もこれらの要件を満たして建てられている。

・自然光が入って明るい     

・安全な(中)庭がある

・空間はオープンである     

・執務場所からすべて見える

・オープンキッチンがある    

・セラピー用の個室がある

・暖炉がある、水槽がある    

・ゆったりとしたトイレがある

・建築面積280m2程度   

   

これらの要件を満たしていればデザインは自由とのことで、世界には様々なデザインのマギーズが存在していると。

一つ運営面で苦労されている点(秋山さんはチャレンジと仰っていた)として、全て運営がチャリティーであることと説明頂いた。チャリティー文化が根付いているイギリスと違い、日本で運営することの難しさがあると。なるほど、確かにと思った。

そしてこの素晴らしい活動を僕も支えたいと思った。

秋山さんにお願いして記念写真を撮らせていただいた。Kさんから「よろしければどうぞ。」と手作りの栞とお庭のお花を頂いた。晴れていれば来訪者にお花を摘んで頂いているとのこと。僕は入口に並んでいる記念グッズの中からボールペンを2本購入して今回は失礼した。











秋山さん、Kさん
この度は大変ありがとうございました。
またお邪魔したいです😄