先日、親戚のお見舞いに。
厳しい病状で心が痛みます。

毎晩寝る前に読む絵本は、私と子どもそれぞれセレクトするので
私の分からは『そよかぜふいたら』(著 おぐらひろかず)を手に取っていました

転んで怪我をして以来、歩くのが怖くなってしまったおばあちゃんを孫が励ますお話
孫の励まし方がさりげなく、それでいて身近な方法で、純粋です
このおばあちゃんは病状が重いわけではないけれど『老い』というものに優しく寄り添うことに思いを馳せる私です


その日あった出来事と照らし合わせた内容の本を手にとって、心の整理をつけてから眠れるのは大人にとってもとても良いことです
蔵書が多いとその利点が活かせるのかなと思います
古書を利用して少しずつ増やしています
オールリクエストは古本屋さんで出会うことが多いです
まだ増やしていきたいです



涙が止まらなくなる絵本




絵がいもとようこさんだなんてそれだけでズルいですよね、このポカポカした温かい笑顔、涙出ます


この本を知ったのは子どもがいなかった頃、司書教諭の講習で他の受講者の方が紹介していたのがきっかけ。

その時でさえ、じんわり涙ぐんでしまいました


そして何年か経ち、子どもが大きくなったら、いつか読もうと思っていました


もともと、自分の子どもはシャイで大きな声で挨拶できるタイプではないのでないので、そろそろいいかもと思って手に取ってみましたら…



一度目はどうしても泣いてしまい

2.3回目はなんとか涙を堪えながら読み

ようやく普通に読めるようになってきました


おそらくその時の情緒によってはまた涙しながら読んでしまうことになりそう。

それくらい心震える本です



ひつじくんの子どもらしい健気さ

こうちょうせんせいの悪気なく言っていたことを反省する様子

いつも、こうちょうせんせいがひつじくんに謝るところでぐっときてしまいます

そしてこうちょうせんせいは再び大きな声を出すことはない…

実話なのでそうなんでしょうね

でもそこがいいです

なんでも『元気になりました、めでたし』ではない世の中です

現実との向き合い方や心の癒し方を、絵本は優しく教えてくれます



お見舞いした親戚も末期ガンなので、通じるものがあります





淡々とした口調の中に、人生の真理が入っているのが絵本の世界




時間の経過を美しい海の情景とともに教えてくれます

『老い』『別れ』を端的に示唆しています

そして、それだけではなく時間の経過は『成長』も表し、大きくなった・頼もしくなったちいさなあおいさかなは、また次の世代を優しく導きます






最近あった子どもとの会話。

テレビを観ていたのですが、

『他のものたちを圧倒する』と紹介されているキャラクターが出てきて。

少しダークな雰囲気をかもしていたので

『悪いことするの?』ときいてきました


私はそのキャラクターについてよく知らなかったので『他を圧倒する』という文言でしか判断できず


『どうだろうね…強いみたいだけどね』

と答えると

『優しいってこと?』と。


『うーん…』

要するにいいものなのか悪役なのかわからないままなのでなんとも答えようがないけれど。


強い=優しい

という感性になんだか嬉しくなりました。


強いものは周りに優しい

優しい人こそ強い人


こんな小さな子どもでもそう思うんだ、となんだか新鮮でした。

力を振りかざすタイプの人とまだ出会っていないんでしょうね。

こういう根本のイメージって大切だと思います。今後、そういう人と邂逅することはあるでしょう

それでも自分が『強さとはこういうもの』と思う軸があれば、『これは強さではない』と否定しはね除けることができるのではないでしょうか。



この本も強さについてストレートに説いているわけではありません

ただ淡々と、物語を紡いであるだけですが、そこから何を受け取るのか

それは個人の感性や、その日の精神状態(その日の出来事)に委ねられている

大きくなっても、絵本なら伝えたいことを押し付けがましくなく伝えられるのは、その自由度が理由なのでしょうね





少し涼しくなり、登園も徒歩にしてみました。
蜘蛛の巣を見つけ、トンボが私たちを追い抜き、カタツムリが壁に留まっていたり、猫じゃらしが生えているのをみたり。
歩くと小さな物事が見えますね。

そろそろ『あき』の絵本を手に取る。



柴田晋吾さんの四季えほん

はるですよ

なつですよ

あきですよ

ふゆですよ

4冊あり、季節が巡るたびに、次の季節の気配を感じ始めた頃に開いています


現在は入手困難です

古本で手に入れました

図書館にはあるかも


幼ければ幼いほど、文より絵から伝わる情報が多いと思うので、躍動感ある絵、絵の力がある絵本は大切です

短い文、繰り返しの文の中で、絵のもつチカラと文(リズムや語感)との調和ではっきりと心打つものを与えてくれる

そんな希望を叶えてくれる本です


同じ著者の本で

ひみつのもりのいちねん

というものもオススメです




おじいちゃんと雑木林を入り森へ

俳句と里山の自然が同時に楽しめます

こちらは買い求められます



里山といえば今森光彦さん

うちの子は自然や昆虫に夢中になっていないので、児童向け絵本や写真集でお世話になることは少ないです


以前『むしのあいうえお』を読んだとこがある程度かな




でも切り絵が息を呑むほど美しいし『オーレリアンの庭』が大好きです

生き物と共存しながら庭で暮らしたいと感じます







話を秋に戻すと、


もみじのてがみ

も大好きです




先ほどと同じく、絵の力で圧倒してくる絵本で、鳥肌が立ちます

リレーのように繋いでいく物語も可愛らしくほっこりします



食欲の秋にこちら




さんまを燻す煙と香ばしい匂いが漂ってきそうです





こちらはお盆の帰省なども出てきますが

同じく食欲が湧いてきます

まぁまぁ長めですが男の子の独白スタイルが可愛く、お茶目です





これもお茶目で子どもが喜びます

淡々と運んできてくれるブタは可愛いし、世界の顧客はユニーク。食欲全開とはいかない弱っている人にも優しいです。






これも有名かと思います

初めて読んだ時…まだ子どもを産んでいなかったにも関わらず表紙に惹かれて読みました、なんて楽しい絵本なんだと感動しました

うちの子どもも大好きで、庭に棒を埋めてカレーライスの木にならないか実験しています

希少なカレーライスの種がないと、ね



途中から食べ物のお話に逸れてしまいました


こちらは秋がテーマの絵本ではないのですが…




子どもの気持ちを代弁してくれる本で親子共に好きです

そして、私は絵の綺麗さも、ちょっとオシャレな雰囲気も好き

この中で家族で公園に行くのですが、その風景が見事に綺麗な秋模様なんです

お兄ちゃんが自転車乗って先に走っていきます

木々が紅葉していて綺麗なんですよ

心に残ります




サラサラっと気の赴くまま書きました

気になる本があれば読んでみてもらえたら嬉しいです








📖読みきかせ入門シリーズ
絵本でひろがる豊かなイメージ - 就学前(4才~6才)の子どもが喜んだ本

を読み始めました。



書き始めから、私たち読者(母親)の小学校進学への不安を言い当てる著者。
先取り先取りしてしまう、母の心配を優しく察して、やんわり諭してくれていて、心掴まれます。



私も
子ども時代は二度と帰ってこないから、楽しいキラキラした時間を重ねてほしいと常日頃思っています。
贅沢な時間の使い方をして、役に立つかどうかの基準ではない行動をして…。




本の中で『拘束時間』と『非拘束時間』という言葉が出てきました。
現代は、子ども園、習い事、親や兄弟の用事の付き添い、どうしても拘束時間の比重は大きくなってしまうものです。
何をしてもいい時間、それも、急かされることなくボーッと何をするか考えてみたり、偶発的に、思いつきで次の行動が決まるような余白が必要ですね。





冒頭では、
蝶々を追いかけたり、
虹を見つけたり、
はらぺこあおむしのしかけ絵本をみて驚いたり、
と楽しい『今』を生きることの大切さを問いています




ふとこの絵本を思い出しました


📖4さいのこどもって、なにがすき?

子どもの心を忘れてしまった私にも、子どもらしい着眼点、可愛らしい楽しみを思い出させてくれる本です


子どもが子どもらしく居られるのには

理解ある大人の温かい眼差しが必要なのかな、と感じさせるラストになってます



体験は大切だけど、子ども自身が選び取ったものであること、自発的なきっかけであることはもっと大切

大人が主導しもてなしてしまうワークショップ型はほどほどに、余白を与えて子どもの動きを待つ辛抱強さが必要なのかもしれません




佐藤愛子さんの本で

お友達と遊ぶだけが大切なんじゃないのよ、と説くエピソードが心に残っています


ある男の子が昆虫を見つけて、捕まえて、次はそのお家を考えたり、過ごしやすさを考えたりする一日。

その子は確かに一人で遊んでいたことになるのだけど、キラキラとした目で次の案をひねり出すさまは、充実した時間を表しています。

そんな自発的で創造的な1日を過ごせたら…と思います。

そのためには『急かさない・邪魔しない』こと。

いつも気をつけなければと思っている、おせっかいな母親です。



今度の週末は、たっぷりと遊びの時間を取ろう。