テクニシャンに誘われた。
記憶にない方や初めてこのブログを見る方にはいささか誤解を与えてしまうスタートを切ってしまった。
すごくぬるいペースで書いているベトナムでの日本語教師奮闘記。
前回の登場人物である、中学時代の元彼似のベトナム人(サッカーが上手なので勝手に「テクニシャン」と命名。)
サッカーの応援後、次の日校庭でばったり会い、カフェに誘われた。
ルームメイトも誘い、バイクに3人乗りでカフェへ。
英語も勉強中の彼とはほとんど会話らしい会話はできなかったがなぜか3人共何を言わんとしているかは理解でき、間と理解が早い彼のことを
私はまたもや心の中で「国際エスパー」というあだ名をつけた。
シントーをごちそうになって、寮に戻ると日本人教師のタカ先生とラオス人3人が挨拶に来てくれた。
ベトナムに来てたった10ヶ月のタカ先生は何故かラオス語がペラペラだった(謎)。
その中に、かみつきたくなる程可愛いダオちゃんという27歳のお兄さん(見た目おっさん)がいた。
彼は、日本語を単語レベルで話し、
「スーパーかわいい」だの、
「スーパーおいしい」だの、
言語の和洋折衷を得意としていた。
傍から見たら全員悪人顔やのに、誰よりもピュアな心の持ち主だった。
翌日。
緊急事態。
痩せられない。
1ヵ月日本を離れて、味噌汁ダイエット(当時一瞬流行った)を決行すれば、日本に帰る頃はクリスティーナリッチーになっている予定だった私は、
ベトナム人のおもてなしにどっぷりつかり、
また、ルームメイトが体調不良で毎食半分以上ご飯を残すことも手伝って、
私はいつも1.5人前の食を余儀なくされていた。
私の辞書に、「お残し」はありえないのだ。
これでやせようなんて、いくらバカの一つ覚えのように朝ご飯を味噌汁にしても太るもんは太る。
そんな右肩上がりの身体を抱え、今日の任務は漢字の指導。
しんにょう がうまく書けないハンちゃんという女の子。
漢字の練習でぎっしり埋め尽くされたノートの新しいページを開き、
あぁでもないこうでもないと必死に しんにょう の付く漢字を練習。
前に出て書いてくれる学生を先生が募ると、思いっきり手を挙げてかかんに黒板に書きにいった。
黒板にかかれた しんにょう は、ノートに書いてあるどの字よりもキレイだった。
たった数分でも、人はこうやって成長できるんだとハンちゃんが教えてくれた。
その後は、4年生に誘われて「対外経済学(ベトナム語)」の授業に参加。
まっっっっっったく分からない。
この理解不能さは、むしろアート。
後ろの席に座っていると、日本語学科の生徒からバンバン手紙が回ってくる。
「恋人はいますか。」の質問。
「いません。さびしいです。」
と切羽詰まった返信を出すと、プークスクスと至る所であざけり笑われた。
あぁ、いいさ、笑うがいい!AHAHA!!!
授業の合間の休み時間にはどこからともなくトランプが出てきて気付けばめっちゃ盛り上がってる。
すると、その中の一人が
「よし!今から授業をサボってビリヤードに行きましょう~!!!!」と大声。
先生はベトナム語しか話せない経済の先生だというのをいいことに、
荷物を光の速度で片して私も連れて行かれた。
みんな手熱くビリヤードのやり方を教えてくれて、授業の時より数段キラキラしていた。
午後は、ダオちゃんが「今日はタカの誕生日だから」とパーティーに誘ってくれた。
ベトナム人7割、日本人2割、ラオス人1割という多国籍具合で、誰かの爆笑は必ず誰かに伝わっていなかった。
みんなが、誕生日を祝して歌っていた歌がある。
「~♪風の吹く中
橋を渡る時
服が脱げて飛んで行ってしまった~♪」
っていうシュールな歌詞。
でも、ベトナム人達がいうには
「本当の意味は、彼氏と出かけた女の子が、彼氏に服を脱がされてその時に服をなくしてしまったのに、母親には歌詞のように言い訳した」
という裏の意味が隠されているとのことだった。
色々ツッコみたいところはあるけど、一言。
誕生日に不適切!
あ~ベトナムって深い。
夕方になると1年生4人組が私にダンスを習いにきた。
その中にいた「アイン」という女の子とは特に気が合い、
そして失礼ながらキャラがジャイ子っぽいのでそのまま「ジャイ子」と呼ぶことにした。(非情)
彼女は少し動いたらすぐ休憩し、
「食べましょう!」とおやつを差し出してくる。
大きな口を開けてかぶりつこうとすると、
「ゆいさんは、食べることがスキですね~~~!!!
・・・(太りますよ!)」
と、ラストの部分を小声で示唆してきた。
誰がデブや!!!
その夜、テクニシャンa.k.a.国際エスパーがバイクで迎えに来た。
湖のカフェへ連れて行ってくれて、
デパートでいきなり髪飾りまでプレゼントしてくれた。
ベトナム人の男性は目に見えてロマンチックだから、慣れていない私は物凄く焦る。
私は、ルームメイトに鏡とコームのセットをお土産に買った。
ホアンキエン湖の夜景はすごくロマンチックで、
湖に都会の光を反射させて輝きと美しさの掛け算がそこにいた人々を魅了していた。
彼は私の生徒ではなかったけど、親密になるのはマズイので早々に寮へ戻った。
ラオス人達は誕生日会と称してまだ飲んでいて、
そこにはすごくチャーミングな女の子もいた。
恋人に「オイ!」っと半ばキレ口調で問いただす彼女に、
「ラオス語で“オイ”ってどうゆう意味なん?」
って聞いたら、
「“I love you”って意味よ♪」とジョークが飛んできた。
ほんとは、日本語の「オイ!」と同じ。
彼女はそこにいた彼氏に対してめっちゃキレてた(笑)
いちいち粋だなぁ~まったく。
毎日10人単位で友達が増えていく。
私はこの国で日本語教師として学ぶことはもちろん、
人それぞれのリアルな風習に凄く魅了されていった。
この出会いの先に一体何が待っているんだろう。
この時の私には、まだ知る由もなかった。
To be continued….
名前と顔が一致しない。
誰もが一度は抱える問題だろう。
そして、名前ってのはそれぞれの親御さんやその人の家族が考えに考えた大切な言葉。
漢字に意味が込められていたり、
英語や他の言語でも同じように意味がある。
私の友達で、
頭は良いのになぜか人の名前だけは全く覚えられない外国人の子がいる。
彼はほぼ「名前を覚える」ということには白旗をビラビラ振っている。
特に、聞き慣れない外国人の名前を覚えるなんて至難の技だ。
でもその分、
間違えられやすい自分のスペルや漢字を的確に他者が知っていてくれたら嬉しさは倍増だ。
私は、21~22才の春休みにベトナムで日本語教師アシスタントをしていた。
100人以上の生徒を持つこともしかり、
あろうことかベトナム人の名前はかぶる率がすごく高い。
40人のクラスで出席をとった時、
「アインさ~ん」
と呼ぶと、「は~い!」と10数人が一気に手を上げてきて一瞬ギャグかと思った。
先生なんだから名前を必死で覚える必要がある。
ミドルネームと一緒に覚えるのも至難の業だ。
しかし、当人も名前を覚えてもらえる自己流の自己紹介を持ち合わせていけない。
「リン」という名前もすごくポピュラーだったが、
みんなそれぞれ
「鈴のりんりんのリンです。」
とか、
チュンさんという生徒は、
「スズメのチュンチュンです。」
とかシンプルだけど覚えやすいように自己紹介してくれた。
また、ベトナム人はアジアなだけあってどこか日本人にも似ていることがあり、
会う人会う人の、
名前と、特徴と、似顔絵、そして、
自分の日本人の友達またはマンガのキャラクターの誰に似ているかとかをメモってひたすら覚えた。
名前というのは、単語の中でも一番覚えておかなければいけない言葉である。
話は戻るが、その名前が覚えられない友達にこんなアドバイスをした。
もし、あなたがちゃんと名前を覚えられないなら言葉の最後にその人の名前をつけることを心がけるといい。
代名詞じゃなく固有名詞。
口頭じゃなく、最後につけるのもキーポイントだ。
あなたが「マリコ」という名前だとしよう。
「おやすみ」
だけより、
「マリコ、おやすみ」
そしてそれより、
「おやすみ、マリコ。」
なぜか分からないが、文の最後に自分の名前を付けてくれるとなんだかすごくドキドキするものだ。
これは、色んな人に試したが効果絶大だった。
文面だけでは分からないので、ぜひ声に出して、できれば実際に試してもらいたい。
あと、相手に対して代名詞で呼ばない事も重要だ。
これは高校の同級生がポロリと話していたことだ。
「私、彼氏とよく喧嘩するし、あいつ口もめっちゃ悪いけど、
喧嘩の時も絶対私の事名前で呼んでくれるねん。」
ついカッとなったら
「お前なぁ!」とか、
「あんたなぁ!」とかなるけど、
そこをちゃんと、
「蘇我入鹿は、どうしたいの?」
とか、
「もう!千利休のことなんか知らない!」なんて言うと、
相手にはいくら喧嘩しててもちゃんと名前で呼んでくれているという信頼に近いものが水面下で膨らむのである。
(例文に対する名前の不適切さの事なんか絶対に謝りません。)
anyway,
それでも、名前が覚えれない人にとっておきの方法がある。
これは、TOKIOの長瀬君が言っていたことなのだが、
相手は自分の名前を知っているのに、
自分は相手の名前が分からない。
そんな時、
率直に「名前、なんやっけ?」ってきく。
すると相手は「え?忘れたの?」といった顔で雲行きが怪しくなる
そして、
「ユウキやけど・・・」と、前回自分が呼んでたであろう名前を答えるはずだ。
そして、すかさず
「違う違う、苗字の方なんやっけ?」
と、あたかも苗字を知りたかったかのように話をすり替える。
何にしても臨機応変に対応していくことが大事である。
これでフルネームを簡単にゲットである。
または、相手の特徴を勝手に掴んで勝手なあだ名をつける。
私は、名前を覚えるのは得意な方なのだが、ただ新しい名前とインパクトをリンクさせたいのだ。
これは皆さんよくすることだと思う。
私のまわりには、
「泥棒」
「犯人」
「パパサンカク」
「アバズレ」
「コレミヨガシ」
「ぎっくりくび」
「キャバ嬢」etc...
といった、
なんか妖怪大戦争みたいな人間がごろついている。
「名前は、一番大切な単語である」なんて言っておいて、
こんなゴミくずみたいなあだ名をつけても傍にいてくれる友人や身内を
今後ともフルに大切にしていこうと思う。
人の名前は大切に★
そして語尾に付けて会話するとモテる!(多分)
アー麺。
誰もが一度は抱える問題だろう。
そして、名前ってのはそれぞれの親御さんやその人の家族が考えに考えた大切な言葉。
漢字に意味が込められていたり、
英語や他の言語でも同じように意味がある。
私の友達で、
頭は良いのになぜか人の名前だけは全く覚えられない外国人の子がいる。
彼はほぼ「名前を覚える」ということには白旗をビラビラ振っている。
特に、聞き慣れない外国人の名前を覚えるなんて至難の技だ。
でもその分、
間違えられやすい自分のスペルや漢字を的確に他者が知っていてくれたら嬉しさは倍増だ。
私は、21~22才の春休みにベトナムで日本語教師アシスタントをしていた。
100人以上の生徒を持つこともしかり、
あろうことかベトナム人の名前はかぶる率がすごく高い。
40人のクラスで出席をとった時、
「アインさ~ん」
と呼ぶと、「は~い!」と10数人が一気に手を上げてきて一瞬ギャグかと思った。
先生なんだから名前を必死で覚える必要がある。
ミドルネームと一緒に覚えるのも至難の業だ。
しかし、当人も名前を覚えてもらえる自己流の自己紹介を持ち合わせていけない。
「リン」という名前もすごくポピュラーだったが、
みんなそれぞれ
「鈴のりんりんのリンです。」
とか、
チュンさんという生徒は、
「スズメのチュンチュンです。」
とかシンプルだけど覚えやすいように自己紹介してくれた。
また、ベトナム人はアジアなだけあってどこか日本人にも似ていることがあり、
会う人会う人の、
名前と、特徴と、似顔絵、そして、
自分の日本人の友達またはマンガのキャラクターの誰に似ているかとかをメモってひたすら覚えた。
名前というのは、単語の中でも一番覚えておかなければいけない言葉である。
話は戻るが、その名前が覚えられない友達にこんなアドバイスをした。
もし、あなたがちゃんと名前を覚えられないなら言葉の最後にその人の名前をつけることを心がけるといい。
代名詞じゃなく固有名詞。
口頭じゃなく、最後につけるのもキーポイントだ。
あなたが「マリコ」という名前だとしよう。
「おやすみ」
だけより、
「マリコ、おやすみ」
そしてそれより、
「おやすみ、マリコ。」
なぜか分からないが、文の最後に自分の名前を付けてくれるとなんだかすごくドキドキするものだ。
これは、色んな人に試したが効果絶大だった。
文面だけでは分からないので、ぜひ声に出して、できれば実際に試してもらいたい。
あと、相手に対して代名詞で呼ばない事も重要だ。
これは高校の同級生がポロリと話していたことだ。
「私、彼氏とよく喧嘩するし、あいつ口もめっちゃ悪いけど、
喧嘩の時も絶対私の事名前で呼んでくれるねん。」
ついカッとなったら
「お前なぁ!」とか、
「あんたなぁ!」とかなるけど、
そこをちゃんと、
「蘇我入鹿は、どうしたいの?」
とか、
「もう!千利休のことなんか知らない!」なんて言うと、
相手にはいくら喧嘩しててもちゃんと名前で呼んでくれているという信頼に近いものが水面下で膨らむのである。
(例文に対する名前の不適切さの事なんか絶対に謝りません。)
anyway,
それでも、名前が覚えれない人にとっておきの方法がある。
これは、TOKIOの長瀬君が言っていたことなのだが、
相手は自分の名前を知っているのに、
自分は相手の名前が分からない。
そんな時、
率直に「名前、なんやっけ?」ってきく。
すると相手は「え?忘れたの?」といった顔で雲行きが怪しくなる
そして、
「ユウキやけど・・・」と、前回自分が呼んでたであろう名前を答えるはずだ。
そして、すかさず
「違う違う、苗字の方なんやっけ?」
と、あたかも苗字を知りたかったかのように話をすり替える。
何にしても臨機応変に対応していくことが大事である。
これでフルネームを簡単にゲットである。
または、相手の特徴を勝手に掴んで勝手なあだ名をつける。
私は、名前を覚えるのは得意な方なのだが、ただ新しい名前とインパクトをリンクさせたいのだ。
これは皆さんよくすることだと思う。
私のまわりには、
「泥棒」
「犯人」
「パパサンカク」
「アバズレ」
「コレミヨガシ」
「ぎっくりくび」
「キャバ嬢」etc...
といった、
なんか妖怪大戦争みたいな人間がごろついている。
「名前は、一番大切な単語である」なんて言っておいて、
こんなゴミくずみたいなあだ名をつけても傍にいてくれる友人や身内を
今後ともフルに大切にしていこうと思う。
人の名前は大切に★
そして語尾に付けて会話するとモテる!(多分)
アー麺。
「待って!情報が少なすぎます!」
今年の夏の旅もやっぱりハプニング続きでした。
今回の旅は、ウガラドンフという地域へ。
そこは、日本でいう広島のようなところでとても居心地が良かった。
旅のお供は、[しもやま]。
ダンス仲間で、天然キャラのフワッとした彼女は
癒し系である反面、
私のB級めぐりにも果敢に挑戦してくれるグレートな女子なのだ。
彼女はB級グルメが目的だったにも関わらず全ての情報が書かれた本をキレイに忘れてきた。
現地に着いて、食に関してなんの情報もない私達は
嗅覚を研ぎ澄ませてとあるつけ麺屋へ。
たまたま後ろの席に座っていた好青年二人が
ガイドブックを見て今後の計画を立てていた私達に話しかけてきた。
彼らは兵庫から無計画で弾丸旅行にきたらしい。
私は、苔に首ったけなので、
「瀬戸の滝」
という所に行くと告げた。
行き先が決まってない彼らも滝に興味津々。
しかし、彼らはまだラーメンをすすっていたので
「じゃ、滝で。」とサバりと別れを告げると
「待って!情報が少なすぎる!」
と鋭くつっこんできたので彼らも便乗することに。
旅行先に着いてすぐにメンバーがいきなり二倍に増えるなんて
これだから旅はやめられない。
中心街から一時間ほど車を転がし、ある山にたどり着いた。
あたりは完全にジブリ化されていて極限に癒された。
目的地に着く前にヘビと事故った。
初体験。
そして、さぁ、山登り!というところで
入口には草が生い茂り過ぎている。
行きずりの男子二人も、
「これ…行けるん…?」と不安気。
いや、いけるやろ!と、強気な女子。
行きずりの男子の
片割れを先頭に立たせ、
片手に棒を持って蜘蛛の巣掻き分け乗り込んだ。
サイトには「10分ほどで滝に到着」と書いてあったものの、
道は狭いし、
木は倒れたまんま苔が生い茂り、
今考えたら絶対人が通る道じゃない場所だった。
全員が半信半疑で
あるか分からない滝を目指してに、
そしてあわよくば飛び込めるように服の下に水着を着用してずんずん進んだ。
道が25センチ幅の所もあれば、
がけ崩れの起こったであろう後の木をくぐったり乗り越えたり、
踊り蜘蛛の生態に驚愕したり、
入口で見た
「熊注意!」
という看板の存在をなるべく早く記憶から消そうと必死だった。
滝のように発汗し、
もしかしたら滝は私達自身の中にあるんじゃないかとか、
変に哲学的になりながらも、
道なき道をどんどん進む。
てか、なんで私達、
出会って30分の男子とこんな命の危険犯してるんやろう。
そしてそれは彼らが一番感じていたことだろう。
10分で着くはずが、
数十分歩き続け、やっとたどり着いた場所は、
かろうじて滝が木々の隙間から滝が見えるスポット。
がけの頂点で、サンダルの私達には当然滝の下まで下るのは、至難の技。
諦めて帰ろうとしたとき、
行きずりの男子が、
「ここで待ってて!」
と、二手に別れて崖をくだって道を確かめに行ってくれた。
出会って数十分の行きずりの男子が目の前で三回程死にかけていた。
シュール。
そして、かろうじて下れる方をみんなで手を取り合いながら、
58回程死にかけながらくだりきった。
そこに広がるはコケと滝のオンパレード!!!
滝の麓はマイナスイオンの大安売り。
苦労してくだってきたからこそ出会える感動、大自然。
透き通った水に両手両足をくぐらせた瞬間、
苦労してきたからこそ得れる爽快感をグピンと感じた。
苔の生い茂った岩に寝転んで、
滝から発せられる暴風まじりのマイナスイオンの押し売りを肌でかんじようとした瞬間。
見てはいけないものが目に飛び込んできた。
舗装された閑静な道が、滝の目の前に広がっている。
もしかして…
あれが正規の道…?
向こうからはあたかもカフェ帰りみたいなギャルがヒールでのうのうと滝の観覧に。
靴もサンダルもボロボロ、
服もびしょ濡れの20代後半の男女四人が柵の向こうから現れてシュールさに磨きがかかる。
ギャル達が言うには、
「駐車場から歩いて10分くらいで来れた」らしい。
わぁ、こちとら一時間かかったよ\(^o^)/
命何度も落としかけたよ\(^o^)/
「苦労してくだってきたからこそ出会える感動、大自然。」
この感動、ただの惨敗\(^o^)/
私達は、何故か自ら道なき道を行き、
わざわざ命の危険を犯しながら行きずりの男と遭難未遂していたらしい。
まさに、きつねにつままれた感半端ない\(^o^)/
四人で笑い転げながら、
その舗装された道をすいすい下り、
私はついにずっと気になっていたあの質問をしてみる。
「ところで、
お名前はなんですか?」
数時間、命を助け合いながら目的を成し遂げた彼らとはお互い名前も年齢も知らない者同士だったのだ。
人間にとって一番大切な単語は「名前」らしいが、
私達にはそのセオリーは不適合らしい。
山をくだってから初めて自己紹介。
彼らは明日仕事があるのでここでバイバイ。
私達は海辺でコーヒーのみながら夕日をみることにした。
命助け合ったわりに、またサバりと別れをつげた。
すると、
行きずりの男子から少しして電話があった。
すると、
「俺らも夕日みたいかも。」
明日仕事のくせにこのノリの良さには同じ匂いがした。
そして、港に着いてしばしボーっと時間を過ごすと、
私らの、「あの向かいに見える島で夜景みたくない?」の無謀な提案に
「今日の夜は今日しかない!
行こう!」と、
フェリーに乗って島へ向かった。
その島は、
日本でいう宮島のような島でこれまた居心地の良さを感じた。
ノスタルジックな雰囲気で、
夕刻になった島では店はどこもあいておらず、
空腹がピークに。
一件だけあいていた店には、
日本でいう、もみじ饅頭のようなものが売っていて、
繊細な味のスウィーツは私達の疲れた身体を癒してくれた。
心からきて良かった。
ライトアップがすごくキレイで昼間見る景色と全く表情を変えていた。
気付けばもう夜の10時前。
さすがに彼らを開放してあげないと明日の仕事にさし使える。
そしてまた、
サバりとバイバイ。
私達は宿舎を目指すも道に迷ってノロノロ。
すると、
コンコン!
車の窓を何者かにノックされた。
すると、さっき別れたはずの行きずりの男子!
「てかさ、
一緒に花火するの忘れてた。」
えええええええ?!!!!
こいつら最高にバカや!(笑)
このノリで生きてる加減に二つ返事でokし、
だだっぴろい公園へ行って花火開始。
空を見上げると、
そこにはプラネタリウムのような大粒の星くずが空を舞っていた。
花火が終わってからは
シーソーや、ベンチに寝転がり、
ブランコ揺らして天体観測。
ノスタルジック以外のなにものでもなかった。
そして、普通の公園で10こ近くの流れ星をみれた。
なんじゃこの旅。
いよいよ仕事に間に合わなくなりそうなので彼らを見送った。(三度目)
今時珍しい好青年のノリの良さが神のように感じられた。
「また、どっかの滝で!」と、
サバりとバイバイ。
旅は出会いと別れの繰り返し。
スタートから最後まで予想不可能な旅の一日目は
流星のように
儚くも一瞬のように過ぎて行った。
さぁ、次の日はどんなカオスが待っているんだろう。
気が向いたら、続編を書きます。
追記。
二日目もまぁ、
山で遭難したりしながらも、
家族にもみじ饅頭なるものを命カラガラ買って帰宅。
すると、
私が買ったもみじ饅頭よりも何倍も上等な
「生もみじ饅頭」がテーブルにしれっと誰かきらお土産られていた。
ものすごい絶望感と疲労感とこのちゃんとオチを付けてくれる旅の定めに
私がまくらを濡らしたのは言うまでもない。
もっふんにょ!







