イイとこ取りヤンマーニ | 妄 想 ニ ラ イ カ ナ イ

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30代ダメヲタのエレキテルな日々

つーワケでSIG P210の内部チューンですよ。

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前回の記事でフルストローク化したので、そのぶん弱々しいブローバックを改良するためにネットを彷徨う。

で、こちらのサイトでやってるようにガス放出タイミングの調整、ハンマー&リコイルスプリングのカット、ピストンの気密アップ、マガジンのガタつき解消などやってみた。

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このガタつき解消工作の結果、マガジンキャッチを操作してもマガジンが自重で落下しなくなった、それくらいギッチギチw
まあどうせグリップボトムにマガジンキャッチが付いてる関係上、結局左手を使わなくちゃマグチェンジできない銃だから問題は無いんだけどね。

マガジンのバルブもマルイ製グロック対応のTNギガバルブが使えて効果が望めるらしいが、それは8mm仕様の時の話で、後にリリースされたこの6mmでは改良型のバルブになっているとのこと。
それにあまり極端にガス放出量を上げるとABSに比べて強度が低いHW(ヘビーウエイト)素材のスライドが耐え切れないかも、とのレビューもあったのでマガジンバルブはいじってない。

次はそのガスを使ってBB弾を射出&スライドをブローバックさせる心臓部とも言えるシリンダーの改良。
こちらのブログを参考に、見よう見まねでやってみた。

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ただ自分なりに少し工夫。
ピストンスプリングを引っ掛けるピンを細いものに交換したまでは一緒だが、それを差し込んだ穴をまずセメダインスーパーX2という非溶着性の接着剤で塞ぎピンを固定、硬化後その上から薄く蓋をするように瞬着でコーティングして二段構えの気密保持にした。

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セメダインスーパーX2は硬化すると樹脂っぽくなりシリンダーの穴を塞ぐが溶着は起きていないので、径の合うピンバイスで表面の瞬着を削りながらグリグリするとシリンダーの地を傷めずに穴を塞いでいるX2の塊が取れ、ピンを外してまた開口できる。
この処理で、もしピンが折れたとかってトラブルが起きても修理が容易になるはずだ。


次、ガスのパワーロスを抑える方法を自分なりに考えてみた。

画像にあるマガジン側のガス放出口のノズルラバー(赤い部分)とシリンダー下部にあるガス流入口が銃内部で密着しているのは説明するまでもないよね。

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こんなふうに。
この放出口と流入口の密着部分にテンションがかかっていればいるほど、発射の瞬間に漏れるガスが減って内部ピストンひいては連動する外装のスライドの動きに勢いが出る。

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当初、マガジン側のノズルラバーを底上げして気密アップを試してみたら問題が。
リンク先の画像で説明するけどシリンダー下部の開口部と、ノズル下部にあるブローバック後にスライドが前進する勢いでマガジンリップからBB弾をすくい上げてチャンバーに装填する棒状の部分(ローダー)がツライチなの。

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だからマガジン側のノズルラバーを底上げする方法だとブローバックはするが今度はローダーがノズルラバーのテンションに引っかかってシリンダーが後退しきれずにこの位置で停止する。

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こうなるともうダメ。
チャンバーにある初弾は射出できても、2発目以降は給弾されずにジャムりっぱなし。

そこで発想を逆転!
ノズルラバーを正常に戻して、逆に今度はシリンダー側のガス流入口の開口部をカサ増しして気密性をアップしてみた。

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開口部の淵に少しずつ瞬着を盛って乾かしてを繰り返し、2mmくらいカサ増し。
そして組み立てて、切り詰めて弱めたリコイルスプリングの力でもスライドが正位置に戻るようにカサ増し部をヤスリがけして調整すればOK。
これで発射時にはマガジンとシリンダーにグッとテンションがかかってるけど、発射後のブローバック&スライド前進時はローダーとノズルラバーが干渉しないって仕組みになった。
つか他のメーカーの銃だと最初からそうなってるのがほとんどなんだけどな。

とりあえずこれで内部チューンは終了。
マルイ製品ほどじゃないけど、システム7搭載以前のKSC製品くらいの撃ち応えは出た感触。
まだある程度の距離で撃ててないけど、お座敷撃ちしてるだけでも飛んでく弾の初速が違うのが解るし、特にホールドオープンでスライドがバシッとロックした時の感触は全然違う。

まあでも、このSIG-P210という細身の銃ではコレが限界かなとも思う。
まずこの細いデザインのスライドじゃシリンダー&ピストンが小さいのしか内蔵できないし。
軽自動車のエンジンルームにダンプのエンジンが詰めないのと一緒w
で、いくら出力をいじっても速射するとすぐマガジンが冷えてパワーダウンするしさ。
シューティングレンジとかでのんびり遊ぶトイガンの域は出ないね。

長くなったので外観&完成の記事は次だ、次w