『拳鋼少女リク』 全3巻
弐篠 重太郎

此処ではない何処か、亜人と人間が共存する世界。
町で"なんでも屋"を営む少女・莉玖(リク)のもとには毎日様々なトラブルが舞い込んで来る。
毎回自慢の拳法でトラブルを解決するリクはある日、孤児であった自分の過去を知る強敵・九郎と出会うのだが..
-はい、深呼吸~♪-
この世界に存在する"亜人"とはいわゆる獣人であったり、外見は人間だが特殊能力を持っていたりする者達を指す。
主人公のリクも「呼吸法で左腕を金属化」させる亜人であり、それがリクの素性の鍵となっている。
そしてその「呼吸法」はリクの操る阿剛流拳法の力の源でもあるのだが、とある理由でいつもサラシを巻いて貧乳モードのリクは胸を押さえ付けているサラシを解いて巨乳モードにならないとフルパワーが出せず、その巨乳モードを嫌がる"俺っ娘"ぶりがたまらなくカワイイw
(1巻と2・3巻の表紙参照)


-古きよき昭和の匂い-
獣人や背景のタッチ、格闘シーンが初期のドラゴンボール(無印)のような鳥山明っぽいテイストで、いつも喧嘩してばかりの父親や押しかけライバル、一度負けた強敵を倒すためにクセ者の師匠の下で修業..などなど、これでもかってくらい誰もが一度は読んだ事ある"王道"が詰まってるけど、不思議とわざとらしさは感じない。
残念ながら打ち切りらしく16話で終了してしまっているが話のキリがよく、さほどフラストレーションは溜まらない終わり方であり、それもこの弐篠重太郎の魅力の一つではないだろうか。
『次はどんなワクワクを読ませてくれるのか?』
と期待せずにはいられない漫画家の一人である。
