54冊目 ののはな通信 | アラフィフですが

アラフィフですが

常に見た目年齢マイナス5歳を目標としています(笑)
本が好きです。
37歳で夫を亡くし.50歳で乳がんが見つかりました。
でも、これから夢も希望も楽しみもたくさんあります。

これも新聞広告で見て図書館に予約した本。

三浦しをんさんの本は4.5冊は読んでいる。
4.5冊は読んでいるということは気に入っているということ。

でも。
今回はあんまりピンとこなかった。

全編が「のの」と「はな」の手紙とメールだけで書かれている。

高校生から大学生。
そこから20年くらい経って40代の「のの」と「はな」

2人は恋して、嫉妬して…その後ずっと会わなくなっても、お互いの中にお互いが存在していて…

分かるよ。そういうのは分かる。

ただ…
40代になっても成長しないんだよねぇ。


口では相手の幸せを願ってるんだけど、
恋に恋して、過去に恋して、生きてる。
そう感じた。

環境は変わっても、違う人と関わっても、2人は変わらない。

作者はそれを書きたかったのか、何を読者に伝えたかったのか、私にはよく分からなかった。

ただ、一文だけとても好きな文章があった。

「亡くなった人が私にくれた1番大切なものは、記憶です。それはいつも私の中にあって、好きなときに取り出し、眺めたり耳を傾けたりすることができる。物は何も必要ではないのです」



後は、何かもう、途中から2人の手紙やメールのやりとりをただ読まされている気持ち(笑)
それも私の知らない2人のことだから、たいした興味もないという気持ち(笑)

でも結末は気になったから読んだのに、何?
これで終わりなの?

という感想。



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