amazonでおすすめされました(笑)
で、図書館で借りてみました。
漫画なので面白おかしく描かれていますが、これを読んで「私のことだ!」と思う人は少なくないのだと思う。
うちの母はここまでではありません。
ここまで極端ではありませんが、
共通点があちこちに見つかりました。
1.みんなとちがった格好をさせられる。
私の場合は大人にとってセンスのいい、品物の良いもの。
肌着も靴もみんなみたいなアニメのキャラクターがついた物は買ってもらえなかった。
2.母親から性的な話を聞かされる。
性教育という名のもと話して聞かされる場合と、普通に女として話される場合があり、これは本当に嫌だった。
3.未成年飲酒(笑)
いや、笑いごとではないです。犯罪です。
でも、私は小学校高学年からお正月は毎年スーパーに行って「どのカクテルがいいか」選ばされていた。
なんだろう?
要するに私の場合は「子供」ではなかった。
母の中で私は友達だったり、女だったりはしても子供扱いはされた記憶は全くない。
いつも母の愚痴聞き係の私。
多分、母が私に依存していたのだと思う。
幼い娘が母の心の拠り所。
本当は母が私の存在に頼っているのに、
私は母には逆らえない。
いつも母の顔色を見て暮らしていたし、いつも機嫌をとろうとしていた。
結果「しっかりしてとても良い子」が出来上がる。
そして…
この本に書いてある通りの私。
それでも母に話さずにはいられず、何でもかんでも逐一母に報告していた。
私にとっても「母はいちばんの相談相手」だった。
母がヘンだとはっきり気がつくのは、自分が母親になってから。
そして、そのヘンな母親と同じことをしてしまいそうになる自分…。
イライラして怒り出すと、まるで母の口調そのものになる。
私はどんな母親だろう。
娘たちにとって私はどんな母親だろう。
伝えてきたこと
「お母さんは大人だけど、大人が全部正しいってことはない」
「相談には乗るけど、決めるのは自分」
それはある意味自信のない私の「逃げ」だったかもしれない。
でも、自分の人生をちゃんと自分で考えて生きてほしい、母親の意見に左右されるな!という思いがあった。
「お母さんは間違ってるよ!」
「お母さんの考え方とは合わないな」
そういうことをちゃんと言える娘でいて欲しかった。
私が母を好きじゃなくなったのは、自分が親になってからだ。
娘たちは親になっても、私を好きでいてくれるだろうか…。