43冊目 うちの母ってヘンですか? | アラフィフですが

アラフィフですが

常に見た目年齢マイナス5歳を目標としています(笑)
本が好きです。
37歳で夫を亡くし.50歳で乳がんが見つかりました。
でも、これから夢も希望も楽しみもたくさんあります。

漫画です。

amazonでおすすめされました(笑)
で、図書館で借りてみました。

漫画なので面白おかしく描かれていますが、これを読んで「私のことだ!」と思う人は少なくないのだと思う。

うちの母はここまでではありません。

ここまで極端ではありませんが、
共通点があちこちに見つかりました。

1.みんなとちがった格好をさせられる
私の場合は大人にとってセンスのいい、品物の良いもの。
肌着も靴もみんなみたいなアニメのキャラクターがついた物は買ってもらえなかった。

2.母親から性的な話を聞かされる。
性教育という名のもと話して聞かされる場合と、普通に女として話される場合があり、これは本当に嫌だった。

3.未成年飲酒(笑)
いや、笑いごとではないです。犯罪です。
でも、私は小学校高学年からお正月は毎年スーパーに行って「どのカクテルがいいか」選ばされていた。

なんだろう?
要するに私の場合は「子供」ではなかった。
母の中で私は友達だったり、女だったりはしても子供扱いはされた記憶は全くない。

いつも母の愚痴聞き係の私。
多分、母が私に依存していたのだと思う。
幼い娘が母の心の拠り所。

本当は母が私の存在に頼っているのに、
私は母には逆らえない。
いつも母の顔色を見て暮らしていたし、いつも機嫌をとろうとしていた。

結果「しっかりしてとても良い子」が出来上がる。

そして…
この本に書いてある通りの私。

それでも母に話さずにはいられず、何でもかんでも逐一母に報告していた。
私にとっても「母はいちばんの相談相手」だった。

母がヘンだとはっきり気がつくのは、自分が母親になってから。

そして、そのヘンな母親と同じことをしてしまいそうになる自分…。

イライラして怒り出すと、まるで母の口調そのものになる。

私はどんな母親だろう。
娘たちにとって私はどんな母親だろう。

伝えてきたこと
「お母さんは大人だけど、大人が全部正しいってことはない」
「相談には乗るけど、決めるのは自分」

それはある意味自信のない私の「逃げ」だったかもしれない。
でも、自分の人生をちゃんと自分で考えて生きてほしい、母親の意見に左右されるな!という思いがあった。
「お母さんは間違ってるよ!」
「お母さんの考え方とは合わないな」
そういうことをちゃんと言える娘でいて欲しかった。

私が母を好きじゃなくなったのは、自分が親になってからだ。

娘たちは親になっても、私を好きでいてくれるだろうか…。