掻爬手術
最後の診察では、何もかもがたんたんと進んだ
手術の日程はまた更に2週間後になった
立て込んでいるらしい
改めて、最初に手術と言われた日程にしておけば良かったと思った
術前検査は五つあった
血液検査
血がいつ止まるかの検査
レントゲン
心電図
尿検査
さすが総合病院…
この手術でこんなに検査した人はネットで見たことない!
当日は、付き添いがいないと手術できないと告げられた
母にお願いして、仕事を半休にしてもらった
適当に理由をつけて欲しいのに、
真実を職場で話す母にちょっと驚く
・・・・・・・・
当日は朝8時半に入院
朝は絶飲食
入院受付で先に保証金5万を払う
入院病棟に行き、担当看護士が身長体重をはかる
担当看護士による説明
点滴をして待機
この病院では点滴は麻酔科医の担当らしい
この麻酔科医がイケメンでビビる
古いタイプ?の点滴だなと思った
針でがっつり固定するタイプ
今は細い管を直接埋めこむタイプが主流だと思ってた
私は埋め込みタイプがいいなぁ
そんなこと考えながらうたた寝
そして、処置室に10時頃呼ばれる
事前情報として、子宮全開にするために、ラミナリアかラミセルを入れるのは知ってた
でもラミセルの方が痛くないらしく、ハラハラドキドキ
「ラミお願いしまーす」
と看護士が先生に言ったけど、どちらか結局わからず
カチャカチャと女の先生がいれてくれたけど
二本目?三本目?をいれた時は一瞬呼吸が止まった…
痛かったぁ…
後は血液や水分を吸って全開になるとのこと
もう11週に入っていたから、少量の出血が始まっていた
少し重い生理痛くらいの痛みが続いたけど、寝てられた
親が13時前にきてくれた
手術の予定が13時だった
でも16時になっても呼ばれない
大部屋の同室の方は全員子宮ガンの老婦人だった
飲み食い出来なくて可哀想にって気にかけてくれた
担当看護士が、緊急の方が立て込んでるから、問診を先にします!と
問診?と疑問に思っていたら
パソコンを打ちながら、
名前
性別
年齢
など聞かれ、
今何週?四週?妊娠検査薬で陽性が出てからだから…6週よね?!
えっ…婦人科病棟の看護士なのに、妊娠週数の計算も知らないの?
どうして流産にいたったんですか?経緯は?
は?そんなん私が知りたいよ
子供欲しいと思って旦那さんと話し合って作ったんですか?
みーんな聞いてる前でよくそんなこと聞くよね
この問診は意味不明かつ腹立たしいものだった
そして17時
母親が保育園にお迎えに行ってくれた
ママは仕事で今日は帰らないよ?って言い聞かせたのに
17時過ぎに病院にきて、ママ可哀想…って言ってくれた
点滴がこわいらしい
17時半頃にやっと手術の準備が出来たらしい
二の腕より上の肩付近に、麻酔がよく効く注射をした
病室のベッドのままオペ室に運ばれる
お母さんだけはオペ室前まで見送って下さいとのこと
母親は私にかける言葉が見つからないようで、看護士にお願いしますとだけ言って、扉がしまった
見たこともない先生がいて、ここに移ってと言われ、乗ってたベッドから手術台に移った
オペ室の看護士のおばさんが、私の手が冷たいと、右腕と手をバスタオルで包んでくれた
オペ室は寒かったけど、左腕は麻酔をいれるから固定された
足も開脚の台に乗せて固定された
あっという間に何も言わず麻酔をいれられる
喉がスーっとなるとネットでみていたけど、
私は麻酔が入った途端、左腕から喉にかけて電流が走った
痺れるような強い痛みに、びっくりしてるうちに、喉がスーとなる
それにもびっくりしてプチパニック
さっきのおばさん看護士に、寝ちゃっていいのよー!と言われた途端、まぶたが下がった
次にぼやーっと気がついた時、下半身に何か入ってた
いったーい
と言ったら、足元にいた先生がびっくりしてるのがわかった
もうすぐ終わりますから
と筒状のものを引き抜かれた
意識朦朧としたまま、先生にお礼を言って元のベッドに乗せられた
ガラガラと運ばれる
私が手術中みた夢?はセブンで食べ物を選んでいる光景
約丸一日何も食べていないからだと思う
そんな話を看護士にした気がする
母親の声がして、安心した
ねぇ、お腹が空っぽでなーんにもいなくなったのがわかるよ
って話たら、周りが凍りついたのがわかった
泥酔状態みたいな感じで、思ったことをひたすら話さずにはいられなかった
後で看護士さんに、ずーっと喋っていたと言われたけど、はっきりとは覚えていない
子供と話したの覚えてる?と聞かれたけど、口がまわらなくて、ゆっくり何か話したことしか覚えてなかった
多分、ママは今日帰れないからばあばそ言うことな聞きなさい的なことを言ったんだと思う
ちゃんと目が覚めた時は19時半だった
隣のベッドのおばあちゃんの具合が悪くなってしまって心配で起きた
ガンの手術をして数日しかたっていないらしい
嘔吐下痢が止まらないとのことだった
看護士のチェックを受けて、ようやく飲食の許可がおりた
夕食は間に合わないので、母親が買ってきたサンドイッチとおにぎりとジュース
まさかのコロッケサンドイッチに喉がつまって食が進まない
あっという間に消灯になり、睡眠薬を飲んで寝る同室の方のいびきがすごくて眠れない
やっと寝れたのは1時くらいだと思う
~続く