認知症対策としての任意後見契約について、自分の経験をもとに、記事をまとめてきました。
読んでいただき、ありがとうございます
最後に
親の認知症で、身近な問題で困るのが、親の預金凍結です。
その対策で、参考になった動画を紹介します。
以前、私の葬儀代を贈与か保険かを考えた記事で、YouTube「リベラルアーツ大学」を紹介しました。
そこで紹介されていた動画です。私なりにまとめましたが、興味のある方はぜひ動画をご覧ください。
預金口座の凍結対策
①生前贈与で子に資産を移しておく
②親のキャッシュカードを使えるようにしておく
③金融機関の代理人制度を利用する
④親の年金受取口座と生活費引き落とし口座を同じにしておく
⑤成年後見制度や家族信託を活用する
①生前贈与で子に資産を移しておく
元気なうちに、親のお金をあらかじめ子供に贈与します。
贈与税の計算が面倒なのと、税金の法律も改正されるので、必要なら専門家に相談したほうがいいかも。
→我が家は、親からの贈与はなし。
私は、自分の葬儀代を生前贈与、贈与税がかからない範囲内で、でぃーに渡そうと決めています。
②親のキャッシュカードを使えるようにしておく
積極的には勧めないと動画内では言われてますが、事前に親の承諾を得て親の生活費や介護費に充てるために、親のカードを使って引き出すのはよいとのこと。
→両親と私の対策です。私にカードを預けてくれた両親には感謝。
私の兄弟とトラブルが起こらないように、カードを預かった日から、親の家計簿を1円単位でつけています。領収書も全部ノートに貼っています。いつ監査が来ても大丈夫
③金融機関の代理人制度を利用する
金融機関によっては、預金者が事前に申し込むことで、代理人が手続きできるサービスがあります。
動画では、三井住友銀行の代理人指名手続きが紹介されていました。他にも取り扱っている銀行はあるので、調べてみましょう。
→両親の銀行口座は、代理人制度はあったが、申し込み条件の預金残高(残高◯◯円以上って決まってたのよ)に達していなかったので、手続きは出来なかった。
④親の年金受取口座と生活費引き落とし口座を同じにしておく
→両親は同じ口座にまとめてくれていたので、お金の流れが分かりやすく助かった。
(ただ、使っていない銀行口座が複数ある)
私も自分の使っていない口座を解約して、引き落としは一つの口座にまとめました。
エンディングノートには、口座と引き落としの内訳を記入済み。
⑤成年後見制度や家族信託を活用する
①〜④は割と簡単に手続きなど出来ますが、⑤は手続きが複雑だったり、専門家が必要だったりします。
動画でも「成年後見や家族信託は素人だけで判断するのは難しい」と言われていました。
動画では「家族信託」の方がよいと勧めていましたが、財産を複数持っている(不動産や株式など)人向けのようですね。
我が家は必要なしだな
と思ってたのですが、「家族信託は親なきあと問題に対応できる」という記事を見つけたので、貼っておきます。
「家族信託とは? 仕組みやメリット・デメリットを司法書士がわかりやすく解説」
読んだけどいまいちわからん
こんな制度があるということを知っておいて、いつか専門家に相談できればと思います。
最後に
親の財産管理は、きちんと行わないと、トラブルのもと。
家族とよく話し合い、了解を得て進めましょう。
そして
自分の子供に迷惑かけないように
40代50代のうちから
①〜④について
出来ることをやっておくべし!