母との任意後見契約が終わり、数ヶ月経過して感じたことなどをまとめます。
ぶっちゃけたかも
任意後見契約 雑感
①司法書士などの専門家がいなくても、契約はできる
②現時点では、契約前と暮らしは変わらない
③でも契約結んでよかった。まさに「お守り」
④法律の見直しを見守りつつ、終活として、私も子供と任意後見契約をしよう
①司法書士などの専門家がいなくても、契約は出来る
今まで、法律の手続きは「専門家」がいなければ、一般庶民の私は何も出来ないって思い込んでいた。
でも、すべて一人で手続きが出来た。自信につながった。
専門家にお願いしたら余計に費用がかかるけど、それも節約できた。
公証人役場の職員さんは優しいし、分からないことは丁寧に教えていただけて、とてもありがたかった。
法律って、堅苦しくて、近寄りがたい存在だったけど、ちょっと身近になった。
法律は、国民には平等な存在なはず
(ココだけの話、政治家はね、たぶん国民じゃないのよ)
ならば、出来る範囲で学んで経験して、自分に引き寄せてやろう。
福祉もそうだけど、知ってるか知らないかで、その後の生活にすごい影響が出るから。
②現時点では、契約前と暮らしは変わらない
まず前提として
本当なら、他人名義の銀行口座を扱うのはダメ!
家族でもダメだよ!!
だけど、他人のキャッシュカード持ってATM行っても、入口で銀行員からチェックを受けることはないよね。
ATMでお金引き出すのに、身分証明書とカードが同一名義か確認して「どうぞ〜」なんてやってたら、ATMは大渋滞さ
実は契約を結ぶ前から、両親のカードを預かってATMに行くことはあったし、それが銀行にバレたことは一回もない。
父とは任意後見契約はしていないけど、入院の誓約書や、介護保険サービスや老人ホームの各種契約、口座引落の手続きなどもすべて私が行った。
本当なら、これは任意後見契約の範囲(「身上監護:しんじょうかんご」という)なんだろうけど、これは家族でもできること。
ホーム側から「後見契約が必要です」なんて言われたこともない。
なので、任意後見契約を結んでも「今は」何のメリットも感じないし、結んでなくてもデメリットも感じてない。
これが本音。
③でも契約結んでよかった。まさに「お守り」
それでも任意後見契約を結んで、本当によかった。
しつこいけど、本当なら、親のキャッシュカードを持ってATMでお金を引き出すのは、やってはいけないこと。
委任契約を結んだ時点で、堂々と、大手を振って引き出すことも、預けることもできるようになった。
億が一銀行員から尋ねられれば「契約していますので」って
印籠契約書見せればいいもんね
(一回やってみたい)
母も認知症が進行し、足腰も弱り、施設に入所する日が来るかもしれない。
その時に、「家族」で出来ることもあるけれど、法律の後ろ盾がある「後見人」という立場は、家族よりも強いこともある。
お守りがあるのとないのとで、老後の安心感がこんなに変わるものかと実感中。
④法律の見直しを見守りつつ、終活として、私も子供と任意後見契約をしよう
2026年に、成年後見契約の制度が見直されるので、私も学び続けて知識をアップデートしなければ。
で、私も夫も60代になったら、子供と任意後見契約を結ぼうと考えている。
子供に手続きの手間をとらせるのは申し訳ないけど、我が家の認知症対策としては、現時点では最強だと考えている。
ただ、万人に当てはまる方法なのかは私も分からないので、自分に適切な対策を見つけよう!
でも、「任意後見契約してないよ〜」っていう人の方が圧倒的に多いはず。
私の父のように、すでに契約を結べない状況になってるケースもある。
任意後見契約以外にも、親の財産対策は色々あります。最後に紹介します。