障害のあるお子さんが未成年(〜17歳まで。18歳はもう成人!)の保護者の方へ
仕事や育児で大忙しでしょうが、子供が未成年でないと出来ないことがあります。
親である私も、50代になった今、頭も体も若いときのように動かないことを自覚しています。
親なきあと対策、法律のことなど、もっと早く知っておけばよかった…後悔ばかり
2023年に参加した勉強会で教えていただいたことをもとに、私の超個人的な感想も加えてざっくりとまとめました。
最低限やっておいたほうがいいかなあ、という内容をまとめました。
詳しく知りたい方は、ご面倒ですが過去の記事を遡って読んでいただければ嬉しいです。
長くなったので2回に分けました。
あくまで私の個人的な経験や考えです。参考になれば嬉しいです。
子供が未成年のうちにやっておこう〜親の介護が重なるとマジキチィ
①子供名義の必要品:預金通帳複数、マイナカード、実印登録
②任意後見契約について勉強する、できれば契約する
③障害年金に関すること:子供の成長記録をのこす
④子供の将来の住まい:早くからショートステイを利用する
⑤引っ越しを考えている方限定:公共交通機関の発達している地域がおすすめ
⑥お金の遺し方:子供のお金は親名義で預金する
①子供名義の必要品:預金通帳複数、マイナカード、実印登録
子供が成人すると、口座開設時に子供を窓口に連れて行かないといけません。
未成年だと、「親権」を使って、親だけで手続きが全て可能です。
1.子供名義の通帳を2〜3冊
子供の預金は分散すること。1冊にお金をまとめると、万が一第三者に横領されたときに(万が一よ万が一!!)取り返しのつかない事態になる
私の子供は、地銀とゆうちょの2冊(3冊以上だと管理が大変なので2冊にした)。
2 マイナカード
否定的な意見も多いけど、すごく便利。納税証明書や住民票など、福祉の手続きに必要な書類を発行する機会が多い、障害児の親。親の介護も始まった今、更に住民票や戸籍謄本など発行することが増えました。
マイナカードがあれば、コンビニで書類をゲットできます。
親と子供と自分の用事の合間に役所行くのはとてもしんどい。コンビニだと夜でも土日祝でも発行出来るし、窓口より100円安い!
3 子供の実印登録(15〜17歳まで):親の財産の相続時に必要
印鑑登録が出来るのは、15歳以上。お子さんが15歳になったら実印を作って役所で印鑑登録をしましょう。
子供の実印登録を親が代わりにできるのは、子供が15〜17歳の間だけです。
18歳になったら子供を連れて行かないといけないが、子供に判断能力がないとみなされれば登録手続きができません。
私もこれは知らなかったのよ…どうする我が家
②任意後見契約について勉強する、できれば契約する
成年後見制度(正確には法定後見制度)は問題が多く、見直しが進められています。
子供が未成年のうちに、任意後見制度を利用して、親が子どもの任意後見人になる、もしくは親が信頼している専門家に任意後見人になってもらうことは可能です。
私も、未成年の子供と親の間の任意後見契約については、詳しくないので、参考になるサイトをご紹介しておきます。
「障害のある子の「親なきあと」ってどうなるの?今からできる対応策から体験談まで紹介します!:LITALICO発達ナビ」
会員登録しなくても読めるようです。
③障害年金に関すること:子供の成長記録を残す
手書きでもPCでもいいので、お子さんの成長記録を残しておくといいよ!
成長の節目節目(療育に通い出した、支援学校に入学した、事業所に通所しだした、など)の時期や内容、またトラブルなどをメモして、振り返られるようにしましょう。
20歳から支給される障害年金、障害のある子にとって大切な収入源。必ず申請しましょう。申請しないともらえないよ!
(障害年金には1級・2級がありますが、これは療育手帳や身体障害者手帳の等級とは違うので注意)
障害年金の手続きで「病歴・就労状況等申立書」という書類の記入がとってもとっても大変でした。
書類はA3サイズ(A4の倍)、しかも両面。つまりA4の4枚分
これに、子供の生育歴を20年分、ばばーっと書き出さなくてはいけない
足りない時は、更に用紙を追加してくださいというありがたい一文も
実は
むかーしむかし、子供のホームページを作っていまして(閉鎖済)
そこに子供の記録を書いていたのが役立ちました。
特に、こんなトラブルがあって日常生活にこんな支障が出る、手伝いが必要、など詳しく書けば、障害年金も支給されやすくなるのではと思います(完全に個人の意見ですが)。
我が家の場合ですが
◯年◯月 言葉の遅れで小児科受診し療育センター紹介。個別の療育開始
◯年◯月 知的障害で療育手帳を取得
◯年◯月 教室の大きな音や人間関係に耐えられなくなり、保健室登校開始。療育センター再受診
などなど。
それでも学校時代の連絡帳を引っ張り出したり、大仕事でした。
さらに窓口で大幅に訂正されるというかなしいおもひで
次回に続きます。