何かを作ろうと思う場合、何かの具体例がないと、イメージが掴みにくい。
素材を集める、と自分は解釈しているのですが。
その範囲はできるだけ広い方がいいと思うわけで。
可能な限り、その仕組みがわかる程度までは情報を手に入れる努力が必要です。
その構造の全てを知る必要はないのですが、業界の大枠程度は読み取れるといいですよね。
今の自分から、最も遠い場所にあることを手に入れる、これは普通に難しい。
「だろうな」とその「オチ」が出る前から予測できる程度でいいと思う。
深煎りしすぎると、余計な出費が始まりますので。
経験値を増やすことへの身近な「できること」はなんでしょう?
ネットがあればいい。確かに身近にはなりましたけど。
実のところ、そこで得た知識は意外と、関連性が薄いので、消えてくんです。
まあ、便利な機能があるので、それを使うのがいいだろうというのはわかっていながら。
あえての回り道をしてみましょう?
とはいえ、無計画に動き回ると。無駄しかない。
映画のアプリを使って、今後、上映されるらしい作品を調べてみる。タダですし。
感覚的にわかるかとは思いますが、
長期休暇を挟む、長期休暇の手前には必ず、大衆向けな話題作が入りますよね?
その時期に予定されている作品を検索してみましょう。
そのあたりで公開される他の作品を同時に列挙してみます。
映画というのは、興行収入などが収入源となるわけです。
観に行けば、価格は置いといて、「清き一票」ですよね?
これが多く獲得できそうな時期に、公開日が置かれています。
その中から、どれが当たりそうかを考えてみる。
実際に観に行けば、あなたは「清き一票」を投じることになるのですが。
ハズレだったとしたら、なんだかなとなるわけですよ。
観なきゃわからない、という意見もあるでしょうけど。
観てなくても、経験は増やせます。主観的な経験ではなく、客観的な経験ができます。
投票数が多いから面白かった。投票数が少ないから面白くなかった。
果たしてそうでしょうか?
コメントを検索してみましょう。
コメントが多い作品と多くない作品がありますね?
コメントが多いから面白かった。コメントが少ないから面白くなかった。
果たしてそうでしょうか?
コメントが多い、ということは、投票数が多い、わけですが。
よほどでない限り、だんだんと、評価点が下がっていくのです。
しかも、リピーターを集める工夫がなされている場合を除き、投票数は減りますね。
面白いのなら、繰り返し観に行きたいと思うはずですが。
一方で
コメントが少ない=投票数が少なかった、と言えるわけですが。
案外と、そっちの方が、結果として、評価次第では、投票数は増えていきます。
期待値を高く見積もってなかったから、後から観に行くかとなるわけです。
この辺の心理を集計すると。
注目を浴びやすいにはキャッチー(つかみのある)要素があるんだと。
単純にそのキャッチーにつかまされて、実はよく知らないから違和感を抱く。
それは、面白かったではなく、つまらなかったになります。
じゃあ、その制作の背景やキャラクターなどの情報を知っていたら。
面白いと感じるように作られているはずです。
「知らないから面白くない」は「知っていれば面白い」となりますね?
もっとキツくいうならば。
「伝わらなかった」という結果だけが残ります。
創作における経験値とは。
面白いだろうと、嬉々として準備してきたことが伝わるのか?に関する答えを知ること。
面白くないよな、と作る訳はないです。面白いはずなんですよ。
(創作をするということは、面白いを考えて、作って、観てもらう事です)
何が面白いかを知りたいと発掘するのが、「リサーチ」です。
その理屈や仕組みを知ることで、自分なりの「面白い」を構築する。
人それぞれ、「面白い」は違う訳ですから、似たような答えになるのなら。
その監督の他の作品を追う必要はありますよね?
可能な範囲で経験を集めていくんです。そこに投資する。ここはマジでやるべきです。
情報集めのための経験はできるだけコスパが良い方がいいですね。
2024年6月3日 ユイガール