「ネプリーグ」をみていた。

 

旬なユーチューバーがゲストに出演していた。

 

前回、芸人がユーチューバーが面白いかは、畑が違うので、比較し難い。

 

というような話をしました。

 

あの番組をしっかりとみていたわけではないので、

 

番組構成の具体的な構造はともかく。

 

大雑把にまとめると。

 

クイズをチームに分かれて答えていくのだが。

 

ステージがあり、答える側とギャラリー側になる絵が交代制で繋がれていく。

 

アクションがあれば、それにギャラリーのリアクションがワイプで抜かれる。

 

ここでいうアクションは回答者の回答することになる。

 

気になった節があったので、抜粋する。

 

ある年代や性別で統計をとったデータの数値をパーセントで答える。

 

積立NISAを利用している20代から60代の割合は?

 

そんな問題。

 

18パーセントなのだそうな。

 

問題と答えがどうだということはここでは論点ではない。

 

ユーチューバー(ゲスト)と共に、回答者である堀内健の言い方が気になった。

 

彼が芸歴の長いタレントであることは説明が不要だろう。

 

問題が発表されたとき、誰かが言った・・・

 

「宣伝で出てるやつだね。NISAかあ。」

 

それが抜かれた。

 

そのあとで、君はどれくらいだと思う?と振った時、適当な答えを言うのだが。

 

そのコメントがまあ膨らみもしない適当に答えただけの数字。

 

「しゃべくり007」ではゲストのコメントに対し、

 

笑いに広げていくのが、彼なりの芸風なのだと思うのだけど。

 

言葉としては表現しきれていない、内容の幅や裏を見せていくトークが強みだ。

 

そんな彼がだんだんとツッコミを入れることをやめていくのだった。

 

それがわかりやすいように、ユーチューバーはそこに映り込んでるだけ。

 

画面上の存在理由が失われていくのを次第に感じるかの如く。

 

画面から消えていくのです。

 

鬱陶しいのが、コメントをするわけでもなく、カメラをガン見。

 

なんかしゃべってくれなきゃ、堀内健がかわいそうだ。

 

そこから「対話」が消えた。

 

大した「芸」もなければ、「見せ場」もない。

 

そんな「出てるだけ」よりは、

 

元48の回答やコメントの方が多く使われていく。

 

NISAの説明や数字に対するコメントまでしてくれる元AKB48のメンバー。

 

ここまでの内容をざっくりとまとめると。

 

おもんないから外されていく光景を目の当たりにする。

 

そんなところだ。

 

テレビ番組の場合、問題提起はなんだっていいんです。

 

ネットフリックスで配信されていた料理番組で、かなり問題な番組があった。

 

大麻料理を題材にした料理バトル。

 

選ばれている題材が強烈なために、

 

「みてやろう」と思う方は少なくないでしょう。

 

新作映画があるんだけど、R18なんだよね!みたいな。

 

極端な例えで話をしますが。

 

序盤は面白かったんですよ。企画の是非はここでは別枠としてです。

 

ツッコミが面白かったし、専門性がありすぎるので、奇抜性よりも濃いんです。

 

だんだんと、うまいツッコミが減っていきます。

 

マジな利用者が参加し始めたのか?と言うのも番組として

 

ぐだった理由かもしれませんが。

 

まあ、内容が問題なだけに打ち切りになったそうですが。

 

他にも例えで出したいのがあるので、お付き合いくださいね。

 

民放では流せそうにない内容の作品になってくんですが。

 

デイスカバリーチャンネルで放送していた「THE NAKED」という番組。

 

初対面の男女が最低限の状態で、無人島でサバイバルをするんです。

 

最低限の状態。ブログを読んでいる世代や性別がどうなのか?にもよるので、

 

はっきりとした表現は避けようとは思いますが。

 

チャレンジャーの描写はモザイクで隠れてはいますが、想像にお任せしますが。

 

サバイバルテクニックや人間性の違いの対立が生々しく描かれます。

 

その人間模様が面白かったんです。

 

それなりに技術も高いので、危険なことへの耐性や対処法など。

 

生き抜くために必要な技を学べますが。

 

だんだんとつまらなくなります。

 

描かれていく生々しい描写は相変わらずだったんですが、

 

盛り上がらないんです。

 

ツッコミができないんですね。

 

サバイバルをタレントがやる場合、それなりに撮れ高もありますよね。

 

「やらせ」と言って仕舞えば、そうかもしれませんが。

 

参加者も番組を作ってるんだという気概がないと、なあ。

 

もっと、深みに入ってみますか?

 

男子諸君ならみたことがあるコンテンツ。

 

さまざまな企画が盛り込まれ、そんな状況ないやろ?というファンタジーが

 

前提に、リアリティがあるような映像描写が多用されます。

 

しかし。その多くは、企画は面白いのだろうけど、物語がどうも笑えない。

 

ボケもなければ、ツッコミもない。

 

タイトル詐欺、パッケージ詐欺、と言ってしまうレベルです。

 

ゴールデンタイムに見るような番組に帰りましょう。

 

いろんな題材を扱い、だんだんとアンダーグラウンドに潜りましたが。

 

企画が何か。で見ようかな、見ないかな、を選びますよね。

 

実際に見て、続けられるかは、面白いか、になります。

 

ユーチューバーをゲストに呼んで、番組を企画した。

 

そこまでは良かったんですが。

 

問題はその後からです。

 

芸人やタレントなどは面白くする、より自分が映るための努力をします。

 

韓国のテレビ番組では、どれだけ抜かれたか、は非常に重要な指標です。

 

多分、日本もそういうのあるはずです。

 

出演者がおもんないと、どう頑張って編集しようが、無理がある。

 

例えから、頑張ってないとは?を引っ張ってみましょう。

 

ゲストで呼ばれているのに、面白いコメントをしてくれない。

 

料理をしてるだけ、料理を食べているだけ、終いには、ラリってコメント不能。

 

サバイバル技術や危険度の高い描写を演出せず、愚痴ってみてるだけ。

 

どんな展開でも、結局は同じ顛末に、企画の範囲を狭めていく拙い演技。

 

これって、作り手目線じゃないから、現場を創作できてないってこと。

 

ユーチューバーは集まったファンが面白い!と思えば、それでいい。

 

例えで出した作品でも、企画の趣旨は出演者がちゃんと理解しているのやら?

 

もっと、ネタを仕込んできてほしいですよ。

 

2024年4月21日 ユイガール