バラエティ番組で「画伯」というとき、大概は茶化されていますよね。
あの絵には何が「ありえないのか」→なんで「笑えるのか?」
人の絵を見て、笑う、という気持ちは自分にはないが、無理をして笑うなら。
骨格が狂ってる。
だと思う。
人体破損系の描写を含む作品を見るとわかるんですが。
軸となる骨格が崩壊しています。バランスが崩れるんです。全体的に崩れる。
「ドクター・ストレンジ2」で
いろんな空間を通過しながら、飛び越えるシーンがあります。
段々と、あるべき状態が削られていく。液状化までしますし、サイコロ状にまでなります。
重力が違えば、肉体がそれに耐えきれなくなるんです。
それはわざわざ、そうやって演出しています。
それを「自然と?」してると解釈できます。
まずは、観察してないから生じることでしょう。
そこから、手足は伸びてないよね?とか。
漫画やアニメを見て、「絵を描きたい」という話はしましたが。
まず、することは、クリーチャーではなく、人間を描くことです。
「バイオハザード」などを見て、「描いてみたい」と思ったなら、違うかもですが。
例えば。着物を着ている女子を描こうとする。
着物は体型を隠すように作られています。
着物女子を描くために、着物の着方とか、専門書を買い漁り、調べました。
「五等分の花嫁」の姉妹のように、なるはずがないんです。
帯の上に、胸があるんです。
胸を誇張するためなら、ありえますが、基本的な着方ではないです。
まずは、「あり得る」と「ありえない」を見極める情報量が要ります。
いっぱい、画像を集めましょう。アイドルに推しがいるなら、観察します。
ライブやイベントも追っかけに加えて、「その推しを魅力的に描くには?」と観察します。
すると、目の前にいなくても、その対象がイメージで描けるように、なれると思います。
少なくとも、骨格が狂ってる、ことは無くなりますよね。
可愛く描きたいんだから。
イメージトレーニングができたら、画像を見て、そっくりになるまで、練習します。
数枚を選んで、ポージングを何度も、繰り返し、繰り返し。
自分なら、「花火の時のOHMYGIRLユビンちゃん」は何枚もあります。
ここでの練習は、イラストベースではなく、写真ベースであること。
本来ならば、手を繰り返し練習したり、それが筋ですが、楽しみながらなら、
アイドルや女優さんなどでしょうね。
ちなみに、生で会える、という機会が多くあるといいです。
できたら、直接、見てもらいましょう!
自分は、リリイベなどに持っていきました。シャツにプリントして、「描きました!」
何回かすると、推し(ユビンちゃん)が「私ですよね!」と認定してくれました。
他のメンバーも、「え?(私ではないけど)描いたんですか?」と。
成功体験は、強みになります。
まあ、ファン同士ではあんまり盛り上がりませんが、目的は本人に見てもらうこと。
SNSなどに上げるのは、あまりお勧めしません。
否定的なコメントが8割以上です。
「教えてあげるから、これにリンクしな」うるさいほど、きますが。
絵は描き手によって、ニュアンスがだいぶ変わってきます。
芸大に受かりやすい絵を描きたいのか?趣味で描きたいのか?商業作品を描きたいのか?
描く絵が違うだろうな、というのは、分かるでしょう。
デッサンをしなさい、と言われて、アニメキャラを描いたら、答えてないでしょ。
しかし、今は。
「クリーチャーではなく、人間を描くこと」の話をしています。
いうは当たり前だし、簡単そうですが、これがめちゃくちゃ難しいんですよ。
注意しなきゃならないことは、一つに絞ります。
テクニックはその後で、調べながら、追加すればいい。
「クリーチャーではなく、人間を描くこと」
それだけです。そのためなら、趣味も活用するんです。
2024年 2月29日 ユイガール