レオナ生誕祭記事その④ ぬい劇場です。
はじまりはじまり〜
ラギー「今日オレは、やるっス!」
レオナ「おい、ラギー、なにぶつぶつ言ってんだ。うるせぇぞ。」
じぃ〜。
レオナ「なんだ、人の顔をジロジロ見やがって。」
やっぱり、顎の形…。
ちよさんが寂れたゲーセンからお招きしたレオナさん…。
オレは知っている。
レオナさんが大好物の肉をうまく噛み切れなくて苦労していることを。
オレが!レオナさんにうまい肉を食わせてやるっス!
そのためには!あの人の力を借りるっス。
(数日後)
ヴィル先輩、例の薬、できたっスか?
ヴィル「まぁね、獣人用はなかなか難しかったわ。でもできたわよ。」
ラギー「ありがとうっス!ヴィル先輩ならバッチリっスよ。毒薬だって簡単に作っちまえるっスからね。」
ヴィル「ふん…それは褒め言葉かしら。それより、さっきレオナを見たけれど」
ヴィル「確かにあれは直した方がいいわね。
噛みしめがしっかりできないといろいろと悪影響よ。
手術、大変だけど、頑張りなさいね。」
ラギー「あの人は、オレの王様っス。やってやるっス!」
ラギー「ラジャーっス!
これを飲ませて眠らせて手術するっス!」
(その夜)
ラギー「レオナさん。うまい茶が手に入ったっス。」
レオナ「うん?ちょうど喉が渇いていた。ありがとよ。ゴクゴクゴク。」
バタリ。
ラギー「ソッコーで効いたっスね。さすがヴィル先輩。」
ラギー「では、やるとするっスか!」
ラギー「手術道具はこれっス!」
ラギー「レオナさん、失礼するっスよ。」
チクチク
綿をツメツメ。チクチク。
ラギー「…できたっス!」
(翌朝)
レオナ「んあ…よく寝たな。」
ラギー「レオナさん、おはようっス。気分はどうスか?」
レオナ「んあ?普通だが?」
レオナ「あ?なんでお前が来るんだ?」
ヴィル「ふーん、うまくいったようね。ラギー、あんたよくやっったわ。お疲れ様。」
ラギー「ヴィルさんのおかげっス。」
レオナ「なんの話だあ?」
ジェイド「あの…」
ラギー「ジェイドくん、どうしたんスか?」
ジェイド「レオナ先輩…」ずいっ
レオナ「あ?なんだよウツボ野郎」
「…ラギーさん、僕の目を見てください。怖がらないらないで。あなたを助けたいんです。
ショック ザ ハート」
「!!!」
ジェイド「ラギーさん、レオナ先輩に何をしましたか?」
ラギー「手術を…、ヴィル先輩の薬で眠らせて、顎の手術をしたっス。
オレ、レオナさんに肉をうまく食べてもらいたくって…」
レオナ「なにぃ!手術だと!」
ジェイド「なるほど」
ラギー「はっ!なんでオレ喋っちまったっス?」
レオナ「やめろ」
ラギー「やめるっス」
リドル「レオナ先輩、ジェイドから聞きました。
生まれ変わりましたね。」
レオナ「まあな、ラギーのおかげだ」
ラギー「レオナさん…」
リドル「ふふふ、それほどまでに思ってくれる後輩はそういませんよ。
大事にしてあげてくださいね。
ラギー、お疲れ様だったね。」
ケイト「レオナくん、イケメンがさらにイケメンになったね!
マジカメにあげていい?」パシャリ
レオナ「好きにしろ」
ケイト「ありがと。バズり間違い無いね!」
カリム「おーい、レオナ!あっ本当だ!
かっこよくなったな!前は顎が…ング」
(ジャミルに口を塞がれる)
ジャミル「レオナ先輩、ご無事でなによりです。」
レオナ「おう、サンキューな」
全員「レオナさん、よかったねー!」
「デュフ」
めでたし めでたし
ぬい劇場でした!
レオナぬい、うまく治したでしょ?
褒めてーーーーー!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!!