実録事件モノは大好きなので、以前から気にはなっていたもののなんだかんだで観る機会を逸してましたが、ようやく観ることができました。
犯人たちにイラついてしまいました。
★3.0
実際に窃盗事件を起こした本人たちが当時を振り返りつつ彼らの証言を元に物語が展開されるという手法は新鮮で面白かったものの、う〜ん…ちょっと僕はノレなかったな。
平凡な日々なんてまっぴらだ!刺激が欲しいぜ!ってことで犯罪行為に走った大学生(犯人)たちに腹が立ってしまってね。お前ら、誰のおかげで大学に通えてるんじゃい!刺激が欲しい?平凡で何でも無いようなことが幸せなんだぞ!人生舐めるな!って彼らを張り倒したくなっちゃいまして。子を持つ親としては…。
でね、計画通りに犯罪を成功させたのならまだいいけど(まぁ、よくは無いんだけど)もうさ、グダグダで全然ダメでさ。もうさ、みんなおバカなんだもの…。なんかね、見ててイラつくおバカ加減なんですよね。リサーチ不足だし、お目当ての本を盗んだ後のこと(売り捌くこと)もあまり考えられてないし、やるなら最後までしっかりやれよと。まぁ、そのグダグダさがしょうもない大学生のリアルなんだと言えるんだろうけど。
そして恥ずかしげもなくよくもまぁ本人たちが出演したなと。語っちゃったりして何様だよとか思ったし、反省した感じが見られればまだ救いはあったもののそんな風にも見えなかったし。
罪を犯してしまったことや、身内や他人に迷惑をかけてしまったことに対してではなくて、何か自分たちの武勇伝でも語ってるかのように見えてちょっぴり胸糞悪かったです。
なぜこの犯罪を映画にしたんだろう…。
なぜ本人たちを出演させたんだろう…。
窃盗事件を起こした張本人たちの出演によってノイズが入りまくりで作品としてはどうなのかっていう冷静な評価は難しいけど、彼らの若さゆえの浅はかさや心の葛藤が生々しく描かれていて良かったし、盗みに入った図書館でのくだりは緊張感や緊迫感はすげぇ伝わってきて良かったし、そして想定外のことが起きたときのパニック振りはなかなか面白かったです。
(変装までして図書館に乗り込んだものの想定外のことが起きて本を盗まずに引き返したり、多くの人に目撃されて本を盗んでいるのがバレバレなのに汗だくになって必死に本を運んだり、やり方があまりにも雑で滑稽で笑ってしまいました。)
シリアスでもありコメディでもあり、それなりに面白い作品ではあると思います。事件を起こした4人を出演させずに、フィクションとして作り上げたら劇的に面白くなったんじゃないかなぁなんて思って少し残念な気持ちにもなりました。
窃盗事件を起こした張本人たちが当時を語るというところが本作最大の売りだったんでしょうけど、重ね重ね言いますが恥ずべき行いをして申し訳ない感が欠けている姿を見てイラついたし、ホントに彼らが作品のノイズになってしまってノレなかったです。
退屈な毎日にうんざりしている若者が刺激欲しさに無茶をやるっていうのはありがちだしわからないではないけど、一線を越えて懲役を食らったわけなんだから映画なんかに出てるんじゃないよ、とか思ったりしちゃいました。
そうそう、拘束された図書館員(すげぇかわいそうだった)を演じた役者さんとご本人のヴィジュアルやフォルムがそっくりだったのには不謹慎ながらもクスッとしてしまいました。
おしまい。
