公開年:2022年

上映時間:131分

監督:ジョセフ・コジンスキー

出演:トム・クルーズ、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー、ジョン・ハム、グレン・パウエル、ルイス・プルマン、チャールズ・パーネル 



いつもワタクシの駄文を読んでいただきありがとうございます。感謝ですm(_ _)m



監督は『トロン:レガシー』『オブリビオン』のジョセフ・コジンスキー。



では、『トップガン  マーヴェリック』の感想、いってみましょう。


★4.5




評判の良さは知っていたものの、そもそも『トップガン』(1986年)は未鑑賞だし、大昔(36年前!)の映画の続編なんて何を今さら感は拭えなかったのでスルーしてましたが、ちょっと時間があったので、みんながそこまで言うのならと。まだ劇場公開しているし、せっかくだから観てみようかなと。で、劇場へ足を運んだわけですが


完璧。


最高。


最初から最後までずーっとおもしろい。前作『トップガン』を知らなくても十分楽しめました。


迫力のある空中戦、熱い人間ドラマ、スリリングなクライマックス、そして雪解けのラスト、泣けた。こんなにグッとくる胸熱映画は久しぶり。




アラフィフおじさん(僕のこと)としては、マーヴェリックの生き様はもう憧れですよ。出世なんかに興味なくて、自分のやりたいようにやる、生きる。生涯現役。超かっこいい。


そりゃあ上官(管理職)になった方が給料もいいだろうし名誉だって得られるんだろうけどさ、僕はマーヴェリックの生き様に1票。現場がいいよ、現場が。(僕はデザイナーなんですけど、ディレクターになんてなりたくないですもの。ずっと手を動かして作り続けていたいですもの。)


イケイケドンドンの若手パイロットをチンチンにするマーヴェリック、口だけじゃなく実力で若手を黙らせるマーヴェリック。ホント爽快でしたよ。あぁ、こんな男になりたい。こんなおじさまになりたい。




死んでしまった相棒グースの息子をパイロットにさせたくない、危険な任務につかせたくない、そして何よりグースの死に対する引け目を感じているマーヴェリック。そんなマーヴェリックの親心なんて知らずに自分の人生の邪魔をする存在だと認識し、そして何より父親の死に対する恨みを募らせてるグースの息子ルースター。


本作はこの二人の物語でもあるんだけど、その噛み合わない感じが辛くて痛くて、実に良いんですよ。


こういう理由でお前をパイロットにさせたくない、危険な任務につかせたくないって正直に言えばいいのに、って思ったりしたけどそこを言わないのがマーヴェリックのマーヴェリックたる所以。多くを語らず責任をすべて背負って亡くなったもののプライドを守る。苦しむのは自分だけでいい。


かっこいい。


苦悩する姿すらもかっこいい。


過去を引きずりながらも前に進もうとするマーヴェリック、最高。




男の僕から見てもかっこいいマーヴェリック。そりゃあ、元カノも惚れ直すってもんですよ。そんな元カノ・ペニーがこれまた素敵な女性でね。美しくて強くてユーモアがあって自立していて。マーヴェリックとお似合いすぎで、もうね、なんで言うんですかね、どこへでも飛んで行ってしまいなさいっていう感じ。


ペニーを演じたジェニファー・コネリーがまた最高。昔から好きな女優さんだったけど、51歳ですって。見えない。美しさに磨きがかかったような。


マーヴェリックとペニーのロマンスがいい感じに本作に潤いや軽妙さを与えていて、とても効いていました。




いやぁ、こんなにおもしろい作品だったなんて。もっと早く観に行けばよかった。この興奮をみんなと分かち合いたかった。


考えるな、行動しろ。


マーヴェリックの言葉を胸に、これからはごちゃごちゃ考えずにヒット作は積極的に観に行こうと決めました。ヒット作にはヒットする理由があるんですよね。


はぁ、おもしろかった。


おしまい。