臨床心理士&公認心理師の
中村友一(なかむらゆういち)です。
いつもお読みいただきありがとうございます。
今日は“ずっと心に残っている子どもの頃の夢”についてお話ししたいと思います。
子育て、家事、仕事。 毎日があっという間に過ぎていく中で、ふとした瞬間に胸がチクリと痛むことはありませんか。
「本当は、あの夢を叶えたかった」
「もしあの時、諦めなければどうなっていたんだろう」
その“未練”は、あなたが弱いからではありません。
むしろ、あなたの中にまだ生きている大切なエネルギーなのです。
今日は、心理学の研究と臨床の現場で見てきたリアルな視点から、未練を“心の負担”ではなく“人生を動かす力”に変える方法をお伝えします。
◆ なぜ、昔の夢は大人になっても心に残るのか
心理学では、叶えられなかった夢や挑戦できなかったことを「行動しなかった後悔(omission regret)」と呼びます。
実は、「やって失敗した後悔」よりもずっと長く心に残りやすいという研究結果があります。
特に女性は、結婚・出産・育児などで人生の選択が増えるため、「本当はこうしたかった」という気持ちが心の奥に残りやすいのです。
でも、ここで大切なのは――未練はあなたの“理想の自分”がまだ息をしている証拠だということ。
だからこそ、無理に押し込める必要はありません。
◆ 未練は「やり直すためのサイン」だった
多くの女性が誤解していますが、 未練は「弱さ」ではなく「サイン」です。
「まだ終わっていないよ」
「形を変えれば、今からでもできるよ」
そんなメッセージなのです。
例えば…
-
バンドマンになりたかった → 今はスマホ1台で音楽配信ができる
-
ケーキ屋さんになりたかった → オンライン販売や週末限定販売という形もある
-
作家になりたかった → 無料で電子書籍を出せる時代
昔よりも、夢の“入口”は驚くほど低くなっています。
あなたが思っているより、夢はずっとあなたの近くにあるのです。
◆ 【ステップ1】未練を否定せず、まず“言葉にする”
未練を抱えたままの女性の多くは、「もう大人なんだから」「母親なんだから」と自分を責めてしまいます。
でも、心理学では“言語化することで後悔の痛みが軽くなる”ことが分かっています。
ノートに書いてみてください。
-
どんな夢だった?
-
なぜその夢を好きだった?
-
その夢の“どの部分”が今も心に残っている?
夢そのものではなく、「創造したい」「誰かを喜ばせたい」「自由に働きたい」といった“動機”が見えてきます。
これが、次のステップのヒントになります。
◆ 【ステップ2】夢を「そのまま」ではなく「別の形」で叶える
夢は、昔の形のまま叶える必要はありません。
むしろ、今のあなたの生活・年齢・環境に合った形に変える方が成功しやすいという研究もあります。
たとえば…
-
ダンサーになりたかった → YouTubeでダンス動画を投稿
-
漫画家になりたかった → SNSで1ページ漫画を発信
-
先生になりたかった → noteで学びを発信、オンライン講座を開く
“プロになる”ことだけが夢の叶え方ではありません。
「小さく始める」ことが、未練を癒す一番の近道です。
◆ 【ステップ3】感情を整えながら、続けられる仕組みを作る
夢に向かうとき、必ず感情の波があります。
「やっぱり無理かも」
「こんなことして意味あるのかな」
そんな時は、心理学で効果が確認されている“ポートフォリオ視点”を使ってみてください。
これは、「人生全体の中で、私はこんなに頑張ってきた」と成功体験を思い出す方法です。
-
子育てを頑張ってきた
-
家族を支えてきた
-
仕事も続けてきた
あなたはすでに、たくさんのことを成し遂げています。
その上で夢に向かうのは、“挑戦”というよりもむしろ“アップデート”なのです。
◆ 【ステップ4】失敗を恐れず、柔軟に方向転換する
夢に向かうとき、「また失敗したらどうしよう」と不安になるのは当然です。
でも、心理学では“柔軟に方向転換できる人ほど幸福度が高い”ことが分かっています。
-
3ヶ月ごとに振り返る
-
無理なら別の形に変える
-
小さな成功を積み重ねる
このサイクルが、未練を“力”に変えていきます。
◆ 最後に:あなたの未練は、あなたを責めるためにあるのではない
未練は、あなたの心が「もっと幸せになれるよ」と教えてくれているサインです。
子育て中でも、忙しくても、 あなたの人生はまだまだ続きます。
夢を叶えるのに、遅すぎるということはありません。
むしろ、今のあなただからこそ叶えられる形がある。
今日の記事が、あなたの心の奥に眠っていた“あの頃の夢”をそっと起こすきっかけになれば嬉しいです。
あなたの人生は、まだまだこれから変わります。
そしてその力は、すでにあなたの中にあります。
必要であれば、 あなたの夢の“別の叶え方”を一緒に考えることもできます。
こちらの記事からお申し込みいただけるオンラインカウンセリングの中で、ゆっくりとお話をお聞かせください。
- いいね・リブログ・フォローをよろしくお願いします!
- コメントも遠慮なくお寄せください。
-----
-----
臨床心理士・公認心理師によるオンライン心理カウンセリングの申し込みを受け付けています。
こちらの記事からお申し込みください。
※お問い合わせや各種お仕事(研修会・講演会・お話会の講師、スーパーヴィジョン、コンサルティング、など)の依頼も、フォームから受け付けています。
noteでは、瞑想ガイド音声付きなど、より付加価値の高い記事を公開しています。
是非お読みください。












