私がうつ病になったきっかけは


「自分の考えや思いを認識できるようになった」


ことです。ちなみにこれは

先生やカウンセラーの方に言われた訳ではなく

自己認識です。


私は発病して治療を始めた時から

カウンセリングは必要ないと判断され

投薬だけを行なってきました。


私が自分の病気がどうして起こったかを

自分なりにわかっていることと

思考の仕方に問題がないこと

が理由ではないかと自分なりに納得しています。


実際順調に回復しており元気です。

(まだ投薬治療中ですが)



さて


私はかなり幼い時に

"人の意見に合わせた方が楽で良い"

という考えを持ったようで

気づいた時には自己主張が苦手な性格になっていました。


そのまま年月を重ねて

自分の考えを隠したり押し殺しているうちに

自分が本当はどう思っているのか

分からなくなってしまっていました。


しばらくその事自体にも気づきませんでした。



ですが、大人になって出会ったある人に

「こちらは自分の事をこんなに伝えているのに

 君は全然話してくれない」

と言われた事がありました。


それで話そうと思ってはじめて

自分の気持ちが本当に分からないのだということに

初めて気づきました。



出かけることになって

行きたい所は?

と聞かれたら

そっちは?私はあなたの行きたい所でいいよ


と答え続けているうちに

自分の行きたい所、食べたい物などが

本当に分からなくなっていました。


考えても出てきません。

(正確には、あっても認識できていない感じ)



それがとてもショックで

私は、

私が本当はどう思っているかを分かりたい


と考えて、それを意識するようになりました。



そうするとゆっくりと

時間をかけて少しずつ分かるようになりました。



初めて出かけた先で美味しそうなドーナツを見つけて

みんな食べているのも羨ましくて

私も食べたいなぁと思ったのです。


小さなお店で、混んで並んでいたので

昔の私なら「まぁいっか」と通り過ぎるのですが

その時は並んで待って、買ってみました。


そうしたらとっても美味しくて、

食べたいと思った物を食べたらこんなに美味しいんだ

と、嬉しくて

一人なのにニコニコして食べたのを覚えています。



そういう事をちょっとずつしながら

私は自分の気持ちを認識できるようになりました。



そうなると今度は、今まで

「何も感じない、まあ平気平気」と思っていた事が

本当はものすごく嫌な事で

大きなストレスがかかっていた

という事にも気づくようになりました。



他の色々な要素も絡んではいますが、


平気だと思っていた事に

実は大きくストレスを受けていて

それに気づいた事で

今まで蓄積してきたストレスが一気にあふれた


というようなきっかけで私は発病したようです。




そしてこれが今書きたかった事なのですが

最近ときどき

昔の、

自分の気持ちが分からなかった頃の出来事で

「あの時本当は嫌だったな」

というような事を思い出すことがあります。



友達との事など色々ですが

当時は、ん?と少しなるかならないか程度で

へらへら笑っていたように思いますが


その事をたまにふと思い出して

その時気づかなかった嫌な気持ちを今感じて

苦しくなる事があります。


今日それがあったので

書き残しておきたかったのです。



昔の事なので今どうすることも特にできませんし

我慢するしかないのですが

今日は悲しく、嫌な気持ちになりました。


その代わりに

当時の自分が解放されたような

晴れやかさも少しありました。不思議です。


その時気づいてもらえなかった気持ちが

気づいてもらえて消化されたような感じです。



今では

行きたい場所も食べたい物も沢山ありますし

ややこしい言い合いになっても意見を言います。


そうしたら良い事も嫌な事も増えますが

良い事は昔よりもっとキラキラして

最高に嬉しい事のように感じる事ができます。




今日は悲しかったけど当時の自分は救われました。



今の方がよほど大人で丈夫なので

こういう風にしながら人生が楽しくなるのかな


と思いました。



寝て起きたら明日は元気になると思いたくて

書いておきたかった事でした。