ある時代、人間の村を襲うモンスターがうじゃうじゃと現れ、
遠い街では、壊滅的な被害を受けているニュースが届くなど
世界は荒れていた。
(自分からなりたくてなったわけじゃないのに。。)
勇者ビビリンは、
自ら望んでないのに勇者になってしまった男である。
ビビリンは、就職先に困っていて、
村にあるハローワーキングという
就職相談所の相談員に話をして
「就職適正審査」という
アンケート用紙のような書類を渡された。
一週間後に相談所の相談員に会うと…
「ビビリンさん、自信のなさが大きくでてますね~。
でも、それがイイ!
その自信のなさを最大限に活かしていける職業がありますよ。」
相談員が次の書類を出した。
その書類の表には、
「勇者」と書かれてあった。
ビビリンは、
「いやいや、勇気なんて無いですよ。なんにも適正じゃないですって」
そう答えると相談員が
「ビビリンさん、勇者に勇気が必要かどうかなんて関係あると思いますか?
無いんですよ。要は、世界を救う事ができればいいだけなんです。」
「いやいや、世界を救うとか出来るわけないじゃないっすか。」
相談員
「出来るできないなんて、やってみないと分からないでしょ。
就職先を相談しに来られてて、出来るわけないって働く気あるんですか?
自立して立派に社会のためになさりたい…という言葉は嘘だったんですか?」
「…うぅ。」
と、相談員によって「勇者ビビリン」が誕生したのだった。
相談員
「ビビリンさん、まずは王妃への挨拶をしにいってください。
王妃は、国民の方々の健やかな健康と人生の生を全うされることに
強い信念をお持ちです。勇者になったら、まず王妃へ挨拶。
これ基本ですから覚えておいてくださいね。」
勇者ビビリンは、ニートから勇者となり
いきなり王妃に挨拶をしろと言われたのだが
かなりの運動不足と社会経験の少なさがあり
ちょっと周辺で雑魚モンスターを倒しながら
勇者らしい強さを身につけ挨拶へと考えていくのだった。
















