MET・LV  『 フィガロの結婚 』@エミテラス所沢



先週観た『セビリアの理髪師』の後日談であるこの作品。息もつかせず 次から次へと繰り出される重唱に圧倒された3時間でした。コメディなのに何故か涙腺が緩みっぱなしで、フィナーレの許しの合唱では遂に涙が溢れました。ゆっくり目のテンポでたっぷり歌わせる ヨアナ・マルヴィッツ のタクトに心を鷲掴みにされました。



伯爵夫人のフェデリカ・ロンバルディ、夫の愛を失い、自らの老いに悩む女性の哀しさを表現したステージはとても素敵でした。『 ばらの騎士 』の元帥夫人とイメージが重なります。ケルビーノをオクタビアンに置き換えれば、R・シュトラウスが如何にこの作品を意識していたかが理解できる気がします。( 女性が演じる男の子が女装するという二重の性転換までそっくりです )



今日の『 フィガロの結婚 』は、私がこれ迄に観たフィガロの中でも最高でした。