ドニゼッティ の 「 愛の妙薬 」  @新国立劇場

ネモリーノ役を歌う サイミール・ピルグ は、新国立劇場初登場らしいです( 私も初めて聴きました )が、 「 パヴァロッティの後継者 」 と言われるだけあって、なるほど、素晴らしい リリックテノール です。 終盤で歌われる「 人知れぬ涙 」 は 絶品でありました。
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偽医者の ドゥルカマーラ が自動車や馬車ではなく、なんと小型飛行機でやって来るという 奇想天外はさておき、舞台には春を連想させる明るいパステルカラーが溢れ、偽薬がもたらす幸せな恋の結末に、正に明るい春の訪れを感じました。
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それにしても、シリアス から コメディまで、ドニゼッティオペラの多彩さには感服しますね。これだから オペラは止められないのです。

健康上の理由から直前になって指揮者が変更になりましたが、そんな事など微塵も感じさせない程の上々の出来だったと思います