【歌唱力解説】絢香さんの声のツヤは白米のような安定感?! | 宇津雄一の『ボイトレ川柳』

宇津雄一の『ボイトレ川柳』

現役ボーカルインストラクター兼、現役シンガーソングライターのブログ

声のツヤ、という言葉をご存知でしょうか?

まぁ、そうは言っても
声は目に見えるものではないので
イメージだけの話ですが…

ツヤ→[意味]
             なめらかで張りがあり美しいこと。

見事なまでにピッタリな表現です。
そのまんまです!

絢香さんの声の
音程移動、地声からウラ声へのなめらかさ。
そして、高音を出した時の見事な張りと
それでいて強すぎない柔らかく美しい声。
これぞ、お金を払って聞く価値のある歌声でしょう。

大好きだけど、毎日だと胸焼けしてしまうステーキではなく
毎食食べていてもまた
絶対に食べたくなる白米のような
圧倒的な安心感と安定感。
これが絢香さん歌声の最大の魅力だと思います。
音程、リズムが良いのは言うまでもなく。

「私も絢香さんのように歌いたい」という方は
『三日月』よりも『にじいろ』
階段状のメロディを丁寧に繰り返しながら
広いところで歌っているイメージで
大きくゆっくりと音程を取るようにしてみましょう!