中島勇一オリジナルヒプノセラピー講座、開催決定! | ヒプノセラピスト中島勇一のブログ

中島勇一オリジナルヒプノセラピー講座、開催決定!

新しいヒプノセラピーの講座を9月から始めます。


過去に教えてきた内容は入っていない、全く新しい講座です。


1998年から教えてきた講座をやめて以来、次はどのような内容を教えていけば良いのか、この3年間、
構想を温めていましたが、


3月の震災と原発事故では、自我の考えをはるかに超えることが起きて、「これまで通りで良いのだろうか」「本当に大切なものは何なのか」と、根本から考え直す時期になりました。


でも、今までの自我の考えはあてになりません。
どのように考えてゆけば良いのか、何を信頼したら良いのか、はっきりしないのではないでしょうか。


このような状況だからこそ、無意識の中にある「大きな知恵」につながること、が必要とされています。
新しい講座では、具体的なテクニックを学ぶことを通して、無意識の知恵につながることを伝えていこうと
思います。


間接的なアプローチとセラピーでの活用法


 

現場で使えるヒプノセラピー
シーズン1. 間接催眠


クライアントの無意識に、自然に溶け合っていき、クライアントの心の世界に、既にあるものに心を
向けていき、それが傷を癒してくれる薬のように変化していくのを見とどけます。
そして、新しい生き方が自然に受け容れられるようになっていきます。


間接催眠とは

相手に「これから催眠をかけますよ」って感じさせないで、自然な会話をしているうちに催眠状態に入ってもらうのが間接催眠です。
「目を閉じてリラックスしてください」
というような直接的な指示をしないので間接催眠といいます。


色々なテクニックはありますが基本的な姿勢としては、こちらの指示に従ってもらうのではなく、逆にこちらから「その人の世界」に出かけていきます。


相手が感じていることに、こちらの方から合わせていくのです。
これを「同調する」といいます。
共感は相手が感じている感情を一緒になって感じていくことですが、同調するときは相手の感情だけでなく、見えているもの、聞こえているもの、身体が感じているもの、頭に浮かんでくるものなどに、こちらから合わせていきます。
難しいと思うでしょうが、テクニックを学んでいけば簡単にできるようになります。


私のエッセイで、 「相手の気持ちに寄り添っていくことで癒しが訪れる」と書いていますが、間接的なアプローチでは、「その人の世界」に寄り添っていくことで催眠に入ってもらうのです。
似ているでしょう。
つまり催眠に入ってもらうときから癒しが訪れやすい状態になるのです。


どうして間接催眠では自然な催眠が訪れるのか
なぜ同調していくことで催眠が訪れるのでしょうか。
催眠とは「無意識」の方が「気づいている意識」よりも優位になっている状態です。


たとえば、魚にも意識はありますが、私たちのような、自分で「気づいている意識」はありません。
あるがままの無意識的な状態で、外の世界を察知して泳いでいます。


人間は「気づいている意識」がものすごく発達しているので、それを働かせて適応しようとします。
つまり外の世界に気づいて、考えて判断して、行動しようとします。
自分の世界とは違う、外の世界を見張っているような感じです。


そこへセラピストが「その人の世界」に寄り添っていくと、セラピストという外側の世界が「その人の世界」と同じになってくるので、見張っている必要がなくなり、「気づいている意識」がお休みします。
すると「無意識」の方が優位になって催眠が訪れるのです。


間接催眠のセラピーでの効用
では、セラピーで催眠はどのように役に立つのでしょうか。


「気づいている意識」は外の世界に適応しようとします。
社会や両親から求められたものが、世間的な価値観や親からのプログラミングとして取り込まれ、「自分はこうするべきだ」という気持ちを作りあげます。


ところが、「自分はこうするべきだ」と思っているのに、これとは食い違う気持ちが無意識の中にあると、するべきことができなくなります。


するべきことをしない自分を責めてしまい、さらに意識の力を強くして、するべきことをしようとします。


でも、無意識の中にある気持ちは別のことがしたいので、それに抵抗します。
意識の気持ちと、無意識の気持ちが綱引きのように拮抗して、どちらも満足にできず、そんな自分を責め続けて苦しくなってしまいます。


私たちは無意識の気持ちには気づいてないので、どうしても「気づいている意識」を過剰に使うことになります。
すると気になっていることに対して、ますますこだわりが強くなっていき、身動きが取れない状態にはまり込んでしまいます。


こういうときに、催眠状態に入ってもらうと、意識の気持ちと、無意識の気持ちに折り合いがついていきます。


「気づいている意識」が過剰に働いて、無意識をコントロールしようとしていたのが解放され、無意識を生かすことができるようになります。


無意識の中には、私たちを問題から解き放してくれる、たくさんの知恵と才能があるからです。


催眠状態で無意識にある気持ちと交流がはじまると、自分が自分と仲良くなったような感覚になります。


今回、「現場で使えるヒプノセラピー」の初級のクラスとして、間接催眠から学んでいく理由は、楽に自然に催眠に入ってもらえるからです。
初心者の方でも楽に学ぶことができますし、既にヒプノセラピーを学んだ方にとって間接催眠のエッセンスは今までに学んだ技術に、すんなりと溶け込んで使えるでしょう。


【期間】
2011年9月~11月


【日時・場所】
 9月 3日(土) 10時~17時 大井町「きゅりあん」
 9月 4日(日) 10時~17時 大井町「きゅりあん」


10月 1日(土) 10時~17時 大井町「きゅりあん」
10月 2日(日) 10時~17時 大井町「きゅりあん」


11月 6日(日) 10時~17時 五反田「ゆうぽうと」
11月13日(日) 10時~17時 五反田「ゆうぽうと」


【料金】
29万4,000円(消費税込み)


【練習会】
オプションで、毎月2回 約2時間半くらいの練習会を予定しています。
料金は別途で、1回9,000円(消費税込み)です。


 9月10日(土) 18:30~
 9月23日(金祝) 18:30~


10月 8日(土) 18:30~
10月22日(土) 18:30~


11月12日(土) 18:30~
11月26日(土) 18:30~


【特典】
毎月行っているHEARTは様々なセラピーのテクニックを活用しています。
実際のセラピーの現場でどのようにアプローチしていくのかを体験を通して学ぶことができます。
11月の終了後3ヶ月以内であれば、HEARTを1回見学することができます。


全過程修了後「修了証」を発行致します。


【上級のクラス】
シーズン2は、来年の4月に予定しています。
クライアントの病態の違いによる対応の仕方を学びます。



>>お申し込みはこちらの専用サイトにて受け付けております。<<