カンボジアのPiseyがアニメーションの学校を卒業しました!!!おめでとう!! | 石原悠一 ブログ

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ライブペインティングパフォーマンスや壁画作成、ボディペインティングなど様々なアート活動を行っている石原悠一のブログ

 

Pisey(ピセイ)と出会ったのは2014年。

 

僕がカンボジアの孤児院や小学校をまわって、サッカーボールや画材を届けながら交流をする活動を始めたときのこと。

ノリア孤児院(Hope Of Children 通称:HOC)で出会った。

ちなみに、一番右端がPisey。

 

一緒に体育みたいに運動して、

 

画材の特徴を学んだあと、絵を描いて。

 

そのときに、とても集中して熱心に描いている子がいた。

絵を描き終わると、筆をそのままにして遊びに行っちゃう子もいたけど、

その熱心な子はひとり最後まで残って、

道具を集め、丁寧に全部洗っていた。

それがPiseyとの出会い。

 

この活動のあと、Piseyから相談を受けた。

「絵を描いて生きていきたい」

 

帰国後、段取りをして、翌年Piseyを広島で勉強できることになった。

デザイン会社アームスの本田夫妻がPiseyを受け入れてくださり、

広島を拠点に京都や東京はもちろん、いろいろな地域で勉強することができた。

 

美術館やギャラリー、画材屋さん、各地域の文化財やお祭りなどなど。

それに、いろいろな活動をしている仲間や、アーティストとも交流させてもらうことができた。

 

湯来温泉で有名な湯来町の佐藤君には、カンボジアにはない木が生い茂った山で、林業体験をさせてもらった。

Piseyが山の木々や、水のきれいな川に感動していたのが印象的だった。

 

己斐製氷の氷アーティスト池田誠さんも、工場見学だけじゃなく、実際に彫刻まで見せてくれた。

 

アートカプセルでは、美音異星人さんがデッサンなどの基礎を初歩から丁寧に教えてくれたし、

 

僕のお茶の先生も、是非一緒にお点前をといってくださり、お茶も体験した。

 

他にも言い尽くせないくらい、とってもたくさんの方々が協力してくださった。

 

商品化の勉強のために、20案以上もデザインを考え、ブラッシュアップをしながら何度もふるいにかけ、Tシャツも制作。

 

そしてPiseyは、

日本にいる間に相当ハードに制作をし、

広島市で個展を開催することができた。
 
Piseyは、本当に絵に対して誠実だなと思う。
毎日、寝る間も惜しんで描いていた。
 
あっという間に勉強期間は過ぎて、帰国。
 
 
Piseyはカンボジアに戻ってから、やっぱり学ぶ環境のギャップに気持ちがくずれたこともあった。
僕も、本当に日本に呼んで良かったんだろうかと悩んだりもした。
より良い環境を知ると、葛藤が強くなるもんね。
でもそんなときはPiseyと何度も話して、ちょっとずつ乗り越えてきたと思う。
僕は、最後まで関わるって決めていた。
支援をしているんじゃなくて、友人の夢に協力しているだけだもの。
 
結局Piseyは、カンボジアでアニメーションを学ぶ学校に入学。
カフェでアルバイトをしたりしつつ、勉強を続けていた。
 
 
そうそう、
もちろんPiseyは、その後の僕のカンボジアでの活動を毎回サポートしてくれている。
 
通訳だけじゃなくて、
僕の想いややり方を大切にしてくれながら、丁寧に子どもたちに接してしてくれている。
Piseyいつもありがとう!!
 
 
そして今日!!
Piseyは!!!
 
アニメーションの学校を卒業した。
 

 

 

 

本当にうれしい!
心からうれしい!!
 
協力してくださった皆さん、本当に感謝しています。
ありがとうございます。
 
 
 
そして、
HOCの岩田亮子さん、本当に本当におめでとうございます。
これからも、よろしくお願いします!
Muny様、いつもHOCに受け入れてくださって、本当にありがとうございます。
感謝しています。
 
僕が2014年に初めてHOCに伺って、2日間活動した別れ際。
子どもたちが歌をプレゼントしてくれたんです。
もうね、心をいっぱいにしてもらったんですよ。
↑ちなみに、その瞬間をカメラマンの青野さんがおさえてくれていました笑
 この時の他の写真は見せられる感じではありません、、、笑

 

謙遜ではなく本当に微力なんだけれど、僕はこれからも頑張っていきます。

どうぞよろしくお願いします!

 

そして、Pisey!!

本当に、本当に卒業おめでとう!!!!

これから厳しい社会に飛び込むわけだけど、協力し合いながらなんとかやっていこうね!!