悼む人、祈る人、謳う人 | 石原悠一 ブログ

石原悠一 ブログ

ライブペインティングパフォーマンスや壁画作成、ボディペインティングなど様々なアート活動を行っている石原悠一のブログ

この時季になると広島市ざわつく。

様々な思いを胸に、たくさんの人が集まる。



悼む人、祈る人、謳う人。



広島平和記念公園の中でいろいろな活動が行われている。


メッセージを集める団体。

インスタレーションを制作している団体。

ミュージシャン、舞踏家、書道家、多種多様なアーティストによる表現。

声を上げ続ける宗教団体らしき人の群れ。

自分の思想や政治的ビジョンを拡声器で訴える人々。



「ここはそんな場所じゃないのに。。。」と、
涙を流しながら静かに悼むことを願う人。




平和公園を見て思う。

悼む人、祈る人、謳う人。

この場に理由を求め、自分の思いを果たそうとする多くの人々。


平和をめざすということは、

このすべての人たちとの友愛を願うべきなのだ。

祈る方法が違っても、

謳われる思想が、自分と異なっていても。



多様な価値観を、
敬意をもって認め合うということはとても難しい。


ただ、それでも信じたい。

あなたのその行動も、

あなたのその言葉も、

みんなの幸せを願ったものだと。

悼み、誠実に向き合った上でのものだと。




僕は、

せめて広島の8月6日は、

悼む人、祈る人のものであってほしいと思う。



この夏は、

被爆し戦後を生き抜いた祖母の初盆。