加湿器の手入れを減らしたいなら、フィルター不要のスチーム式はかなり相性があります。

加湿器は欲しい。

でも、フィルターを洗って、トレーを洗って、細いタンクの中まで掃除して……そこまで毎週やるのは面倒。

買った直後は頑張れても、冬のあいだ何か月も続けるとなると話は別なんですよね。

EE-TC60EE-DG50は、どちらもフィルター不要・フッ素加工の広口容器・クエン酸洗浄モードというシンプルな構造です。

そして、この2台を「手入れのラクさ」だけで比べると大きな差はありません。

違いが出るのは、むしろどのくらいの部屋を加湿したいか、途中で給水せず何時間使いたいかです。

広いリビングで600mL/hの加湿力が欲しいならEE-TC60

13畳程度までで、一晩など長く運転したいならEE-DG50

この記事では、お手入れの実際、クエン酸洗浄、フィルター不要でも残る作業、2台の価格差まで整理します。

 

 

象印の手入れが簡単な加湿器2機種を比較

比較

 

EE-TC60

 

 

EE-DG50

 

加湿能力 600mL/h 480mL/h
プレハブ洋室 〜17畳 〜13畳
木造和室 〜10畳 〜8畳
容量 4.0L 4.0L
強運転 約6時間 約8時間
フィルター 不要 不要
定期洗浄 クエン酸洗浄モード クエン酸洗浄モード
本体サイズ 24×27.5×36.5cm 24×27.5×36.5cm

かなり簡単に分けると

広いリビング・LDK
EE-TC60

寝室や13畳程度までの部屋
EE-DG50

フィルター掃除をしたくない
EE-TC60

一晩なるべく給水せず使いたい
EE-DG50

手入れが簡単な理由は「ポットに近い構造」

象印のスチーム式加湿器を見て、

「なんだか電気ポットみたい」

と思った人もいるかもしれません。

実際、お手入れの考え方もかなりシンプルです。

一般的な加湿器では、

  • 給水タンク
  • 加湿フィルター
  • トレー
  • フロート
  • 細かな水路

など、複数の水まわり部品を手入れする製品があります。

象印のEE-TC60とEE-DG50には、加湿フィルターがありません。

水を入れる内容器も広口です。

つまり、「フィルターを外してつけ置きして、乾かして、また戻す」という作業がありません。

これが、手入れを重視する人にとってかなり大きな違いです。

普段のお手入れは何をするのか

フィルター不要だからといって、何か月も放置できるわけではありません。

ここは購入前に知っておきたいところです。

水を使う家電なので、内容器には水に含まれるミネラル分などが付着します。

普段は使用後に残った水を捨て、内容器の状態を確認しながら拭いたりすすいだりします。

ただ、複雑なフィルターや細いタンク内部を何種類も洗う方式ではありません。

ふたを開けて、中を見て、そのまま手を入れられる。

このシンプルさが日常では結構大事です。

広口なので中まで手が届く

EE-TC60もEE-DG50もフッ素加工された広口容器です。

細長いタンクの奥へブラシを入れるような構造ではありません。

水を捨てる。

中を見る。

必要なところを拭く。

この流れで手入れできます。

毎日使うものなので、「掃除しやすそう」ではなく、自分の手が直接届く構造かを見ると判断しやすくなります。

定期的な水アカはクエン酸洗浄モードで落とす

スチーム式でも、水アカのお手入れは必要です。

使っているうちに内容器へ白っぽい汚れやミネラル分が付着することがあります。

EE-TC60とEE-DG50には、どちらもクエン酸洗浄モードがあります。

指定された方法でクエン酸を入れて洗浄モードを使います。

フィルターを外して一枚ずつ洗うのではなく、内容器そのものをクエン酸で洗浄する考え方です。

EE-TC60には内容器洗浄用クエン酸30gが試供品として1包付属します。

長く使うなら、楽天市場で本体を見るときに象印の加湿器用洗浄剤も確認しておくと、必要になったときに探し直さずに済みます。

象印 EE-TC60|広いリビングでも手入れを増やしたくない人へ

容量 4.0L
加湿能力 600mL/h
適用床面積 木造〜10畳・プレハブ洋室〜17畳
連続運転 強 約6時間・中 約10時間・弱 約20時間
サイズ 約24×27.5×36.5cm
重量 約2.8kg

EE-TC60は2026年9月発売のハイパワータイプです。

一番大きな特徴は、手入れのシンプルさを保ったまま600mL/hまで加湿能力を上げていることです。

プレハブ洋室なら17畳までが目安。

リビングやLDKで使いたい人なら、EE-DG50よりこちらを確認する意味があります。

広い部屋用でもフィルター掃除は増えない

加湿能力が上がったからといって、お手入れ部品が増えるわけではありません。

EE-TC60もフィルター不要。

広口容器。

クエン酸洗浄モード。

「大きい部屋用になると構造まで複雑になるのは嫌」という人にはうれしいところです。

4Lでも強運転は約6時間

ここはEE-DG50との重要な違いです。

どちらも容量は4Lですが、TC60は600mL/hで加湿するため、強運転では約6時間です。

水がたくさん入るから朝から夜まで給水不要、とは限りません。

広い部屋をしっかり加湿するかわりに、水の減りも早くなります。

日中ずっと強運転する人は、給水回数まで想像しておいてください。

給水が近づくと知らせてくれる

EE-TC60には事前給水お知らせがあります。

内容器の湯が少なくなると、給水時期が近づいていることをブザーや表示で知らせます。

加湿能力が大きいモデルほど水の減りも気になるので、こうした機能は日々の使い勝手につながります。

湿度を数字で確認できる

EE-TC60は湿度やタイマー設定をデジタル表示で確認できます。

自動加湿は、

  • しっかり
  • 標準
  • ひかえめ

の3段階。

「強でつけっぱなし」ではなく、部屋の状態に合わせて自動運転を使いたい人にも対応します。

1〜9時間の入・切タイマー

入タイマーと切タイマーは、それぞれ1〜9時間の範囲で設定できます。

朝起きる少し前から加湿。

寝てから数時間後に停止。

生活時間に合わせて設定しやすいのはTC60の特徴です。

スチーム式なので消費電力は確認しておきたい

EE-TC60の加湿時消費電力は450Wです。

水を沸とうさせるスチーム式なので、超音波式などと比べて消費電力は大きくなる傾向があります。

「掃除はラクにしたいけれど、消費電力はできるだけ抑えたい」

という人は、この部分まで含めて検討してください。

お手入れの少なさと電気の使用量。

何を優先するかで評価が変わります。

EE-TC60が合いやすい人

  • リビングやLDKで使いたい
  • 13畳を超える部屋も候補
  • フィルター掃除をしたくない
  • 湿度を数字で確認したい
  • タイマーを細かく設定したい
  • 給水時期のお知らせが欲しい

【PR】楽天市場でEE-TC60の現在価格・カラー・在庫・保証条件を確認する

象印 EE-DG50|寝室で一晩使いながら手入れも軽くしたい人へ

容量 4.0L
加湿能力 480mL/h
適用床面積 木造〜8畳・プレハブ洋室〜13畳
連続運転 強 約8時間・中 約16時間・弱 約32時間
サイズ 約24×27.5×36.5cm
重量 約2.9kg

EE-DG50も2026年9月発売。

TC60より加湿能力を少し抑え、そのぶん4Lの水を長時間使える設計になっています。

プレハブ洋室なら13畳まで。

寝室や一般的な広さのリビングなら、こちらで用途を満たす家庭もあるでしょう。

手入れ方法はTC60とほぼ同じ

DG50も、

  • フィルター不要
  • フッ素加工の広口容器
  • クエン酸洗浄モード

を採用しています。

つまり「高いTC60へ上げたほうが手入れがラク」という関係ではありません。

お手入れの簡単さを目的にするなら、部屋の広さに合うほうで大丈夫です。

ここは余計な予算をかけなくていい部分です。

強で約8時間なので寝室と相性がいい

DG50の大きな特徴は連続加湿時間です。

強でも約8時間。

中なら約16時間。

弱なら約32時間です。

夜11時ごろに給水。

そのまま寝る。

朝7時ごろまで。

こんな使い方なら、強約8時間という数字がかなり具体的に役立ちます。

TC60は強約6時間なので、一晩の連続運転を重視するならDG50のほうが生活時間に合わせやすい場合があります。

加湿中は約30dB

EE-DG50は加湿中約30dBと案内されています。

ただし、スチーム式なので運転開始時などには湯沸かし音が発生します。

寝室で使う場合は「加湿中の音」だけでなく、湯沸かし時の音も考えておきたいところです。

湯沸かし音セーブモードも搭載されていますが、水温をゆっくり上げるため、満水時では湯沸かし時間が通常より約10分長くなります。

湿度表示は数字ではなく3段階

DG50にも湿度センサーと室温センサーがあります。

ただし表示は、

  • 低湿
  • 適湿
  • 高湿

の3段階です。

「湿度が何%なのか数字で見たい」という人はTC60。

「乾いているか、ちょうどいいかが分かれば十分」という人ならDG50でも困りにくいでしょう。

タイマーは寝る時間を意識した設定

入タイマーは4・6・8時間。

切タイマーは1・2・4時間です。

TC60のような1〜9時間の細かな設定ではありません。

そのかわり、一晩使うことを想定した長時間加湿という方向性が明確です。

加湿時消費電力は410W

DG50の加湿時消費電力は410W。

TC60の450Wより少し低くなっています。

どちらもスチーム式なので、消費電力だけを最優先する人向けの方式とは言いにくいですが、13畳までで足りるなら、必要以上にTC60の600mL/hへ上げる必要はありません。

EE-DG50が合いやすい人

  • 寝室で一晩使いたい
  • 13畳程度までで使う
  • フィルター掃除をなくしたい
  • 給水回数をなるべく減らしたい
  • 湿度は3段階表示で十分
  • TC60の600mL/hまでは必要ない

【PR】楽天市場でEE-DG50の価格・グレーとホワイト・直近の販売条件を確認する

 

 

価格差が小さくてもTC60へ上げればいいとは限らない

2026年9月15日に象印公式の販売価格を確認した時点では、

  • EE-TC60 29,480円
  • EE-DG50 27,280円

でした。

差は2,200円です。

楽天市場では販売店やカラー、送料、時期によって価格が変わります。

これくらいの差なら、

「せっかくだからTC60にしておこう」

と思う人もいるかもしれません。

でも今回の検索目的が手入れを簡単にすることなら、高いほうへ上げる必要はありません。

お手入れ構造はどちらもほぼ同じです。

EE-TC60 EE-DG50
13畳を超える広い部屋 13畳程度までで使用
600mL/hが必要 480mL/hで用途を満たす
湿度を数字で見たい 3段階表示で十分
タイマーを細かく設定 長時間運転を重視

手入れではなく、部屋と使い方の差に2,200円を払う。

こう考えると判断しやすくなります。

スチーム式を買う前に知っておきたいデメリット

フィルター不要で掃除はシンプル。

それだけを見るとかなり魅力的ですが、スチーム式にも注意点があります。

消費電力は大きめ

水をヒーターで沸とうさせるため、超音波式などと比べて消費電力が大きくなる傾向があります。

毎日長時間使用する人は、本体価格だけでなく消費電力も確認してください。

蒸気吹出口には注意が必要

象印では100℃まで沸とうさせたあと、独自構造で約65℃まで冷ました蒸気で加湿します。

それでも吹出口へ触れたり、手や顔を近づけないよう注意が必要です。

小さな子どもやペットがいる家庭では、チャイルドロックや転倒湯もれ防止構造があっても、手が届きにくい設置場所を考えてください。

水アカ掃除はなくならない

フィルター掃除がない。

これは本当です。

でも、水を沸かす以上、内容器の水アカまでなくなるわけではありません。

だからクエン酸洗浄モードがあります。

「フィルターを洗うより、ポットのような容器をクエン酸洗浄するほうがラク」

そう感じる人に向く加湿器です。

レビュー件数を見るときは2026年モデルであることに注意

EE-TC60とEE-DG50は、どちらも2026年9月1日に発売された新モデルです。

そのため、2026年9月15日時点では新型を長期間使ったレビューが十分に蓄積している時期ではありません。

楽天市場では数十件以上のレビューが表示される商品ページもありますが、象印公式楽天市場店では旧モデルから商品管理ページを引き継いでいる旨が記載されています。

つまり、表示されているレビュー件数すべてをEE-TC60やEE-DG50だけの評価と考えないほうが安全です。

レビューを見る場合は、

  • 投稿時期
  • 購入した型番
  • 使用している部屋の広さ
  • 手入れについての感想
  • 湯沸かし音
  • 給水頻度

まで確認してください。

新型についてはレビュー件数より、公式仕様と自宅での使い方を中心に判断したほうが現時点では確実です。

加湿器のお手入れについてよくある疑問

Q 象印の加湿器はフィルター掃除が本当にいらないのか

A EE-TC60とEE-DG50には加湿フィルターがありません。そのためフィルターの洗浄や交換作業はありません。ただし、内容器や上ぶたなど取扱説明書で指定された部分のお手入れは必要です。

Q フィルター不要なら何もしなくてもいいのか

A 水アカなどが付着するため、内容器のお手入れは必要です。しっかり洗浄するときにはクエン酸洗浄モードを使用できます。

Q EE-TC60とEE-DG50で手入れがラクなのはどちらか

A フィルター不要、広口容器、クエン酸洗浄という基本構造は共通です。お手入れの差より、17畳まで対応する加湿力を取るか、13畳までで長時間運転を取るかで判断してください。

Q 寝室で使うならどちらが合うか

A 13畳程度までなら、強で約8時間運転できるEE-DG50が候補になります。より広い部屋や600mL/hの加湿量が必要ならEE-TC60を確認してください。

Q リビングならEE-TC60のほうがいいのか

A プレハブ洋室13畳を超える場合は、17畳まで対応するEE-TC60の性能を活かしやすくなります。13畳以内なら、必ずしもTC60へ上げる必要はありません。

Q クエン酸は別に買う必要があるのか

A EE-TC60には30gの試供品が1包付属します。継続して使用する場合は、メーカー指定の加湿器用洗浄剤などを商品ページで確認してください。

加湿器の手入れを簡単にしたいなら「洗う部品の少なさ」で考える

加湿器のお手入れが面倒になる原因は、単に掃除回数だけではありません。

フィルターを外す。

タンクの奥を洗う。

トレーを洗う。

乾かす。

また全部戻す。

こうした工程が積み重なるほど、冬の途中で手入れが億劫になりやすくなります。

EE-TC60とEE-DG50は、フィルターをなくし、広口の内容器を採用しているため、構造そのものがかなりシンプルです。

17畳までのリビングで使うならEE-TC60

13畳程度までで、一晩長く使いたいならEE-DG50

手入れのラクさについては、どちらを選んでも基本的な方向性は同じです。

あとは自宅の部屋を確認し、楽天市場で現在価格、カラー、送料、在庫、保証を比べてみてください。

「毎週この加湿器を掃除する自分」を想像したとき、これくらいの構造なら続けられそうと思えるか。

そこまで考えて決めると、スペック表だけで決めるより自分の暮らしに合う一台が見えてきます。

※価格、送料、在庫状況、配送予定、商品仕様、カラー、サイズ、保証内容、販売条件は変更されることがあります。購入前に楽天市場の商品ページで最新情報をご確認ください。

※レビューは投稿時点の内容をもとにした参考情報です。感じ方や使用感には個人差があるため、購入前に商品ページの詳細をご確認ください。