私は学習塾で働いていましたが、
私自身は高2で数学の個別指導塾に2か月(赤点を取ってしまい次のテストでは赤点を回避するためだけの2か月💦)通ったのと、高3で英語の個別指導塾に半年も行かなかったくらい。。
つまり、塾というものは経験がほとんどありません。
自力でなんとかしなさい
という家庭だったわけです。
国語や社会科は自力でなんとかやれた、からまだ良かったですが。よく考えたら極端な考え方ですよね。でも塾なしの友達、あの時代はけっこういたんですけどね。
そんな家庭だから、部活終わりですぐ帰宅してました。
学校から帰ってから塾に行くなんてみんな体力すごいなと本気で思ってました、、💦
中3も高3も、何も考えず夏休みは家族旅行にも行っていた気がします。
なのになんでそんな私が塾に就職したのかというと、
学生時代に塾講師のバイトをしたらハマってしまった、
という理由からです。。
塾に来て勉強する意味とか
小学生や中学生の塾での友達関係とか…
私自身あまり知らない世界の話でしたから、
すごく新鮮でした。
塾で学んで力がついた、
成績が上がった、
そんなことが目の前で起こっているということに感動したというか、、笑
もちろん成績が上がる子ばかりではなかったですし、大変なこともたくさんありましたが、
塾に行くなんて、という考えが強かった家庭で育てられた私は初めて、
☆塾に行くことで救われる子がたくさんいる
という大変当たり前のことに気づいたのです。
遅いですね。。
私の育った家庭は
叔母や叔父、祖父祖母、父も母もみんなひっくるめて、
「誰にも頼らず自力で難関大学へ入った」
という猛者がゴロゴロ、、とまではいかなくても、
塾も予備校もなしでベネッセの通信教育のみで東大、という親戚のお兄さんもいたし(本当なんだろうかといまだに考えてしまいますが、東大は本当です)
地方から自力のみで国立大学、早慶、とかね
それが美学というのか、
なんというのか、誇りのような一族で、
高い費用出して塾に行かないと勉強をやれないなんて変だよね、という考えに支配されてました。
私の高校生のときの、
赤点だから個別指導→赤点から抜け出したら退塾というやり方も、進級できないレベルなら
「致し方なく」塾に行く
→しかしクリアしたらすぐやめなさい、みたいな考え方でした。
あ、私本当に親族の中で特に出来ない人だったのかも、、笑
とにかく外部に頼るな、という考えが蔓延してました。なんなら塾って悪なのかと思うくらいの。
…でも塾、違いました。全然違います。
力があるのに伸ばすきっかけがない、
力があるのかすらわからない、
かなり力はあるからもっともっと突き抜けたい、
学校行きたくないけど勉強はしておきたい、
行きたい学校のレベルに到達したい、
塾や予備校がある意味、
けっこう重要でした。
ひとりで机に向かえる、ことだけが
大事なわけじゃないんです。
出来ない子もいる。
いていい。
てかうちにもいる。
塾なんて行かないで大丈夫よね、
というのは、
自由なようでいて、
圧や縛りでもあったわけです。かなりな。
確かにお金はかかるし
向き不向きもあるけれど💦
教員免許は取りましたので
学校の先生になるのも考えたのですが、
私には塾のほうが合ってると思いまして
就活も塾のみ受けました笑
私の時代は、うちの実家のような考えのお宅は今より多かったかもしれません。
でもうちは、かなり塾には行かないという考えが強かったなと思います