中学生になって、
本格的に英語を学び始めて、
ひょんなことから海外ドラマを観るようになって、
思春期からか、
日本人である自分を恥じる時期があった。

今思えば、その理由すら思い出せない。


それで入った大学は外資の大学で、
就職先はCAとかパイロットとか。

でも、そんな大学で学んだある講義。

『日本と海外の違い』


いわゆる異文化の違いについてだ。

私はそこで初めて、
日本人で良かったと思えた。


具体例でいうと、
例えばアメリカ人と日本人。

アメリカ人は、
言葉で伝える文化。

yesかNoか。


日本で昔流行ったが、

『yesかnoか半分か』とかいうのは無い。

君はどうしたいんだ?
何がしたいんだ??

日本人でいう、
『察してよ!!』みたいな感覚はない、



日本人は、ことわざ等でもよくあるが

『言わぬが花』

『以心伝心』

『空気を読む(≠KY)』等、

些細な感情を読み解く能力が優れている。


昔の外国人はそれを恐れて、
日本人に対して
『言うことを聞く』軍隊に仕立て上げた。
なんていう話すらある。


それくらい日本人の能力はすごいんだ。


私はそれに、
学生時代に気付けてよかったと思う。


どんなに日本が嫌で、
外資の会社に入っても、
海外に移住しても、
知ったかぶっても、

私は日本人であり、
生まれ持った『日本人』の特性は存在する。


今の自分の持ち味を生かして、
たくさんの国の人と関われたらなと思う。