新型コロナ感染拡大の影響で、政府が自粛生活やステイホームを叫び推奨しました。私が勤める会社でも政府の方針にのっとって、リモートワークが導入されたんです。慣れない環境下での仕事は思うようにはかどらず、会社に行って仕事するよりも時間がかかり残業も増えました。そして人とのコミュニケーションも減って、休日も気軽に友人と食事においけなくなり楽しみも奪われてしまったんです。三年が経過してストレスもピークに達しました。
しかし少しでも心穏やかに、そしてうつ病にならないように自分なりに工夫が必要だと考えるようになったんです。そこで毎日の朝食を単にコンビニのパンを買ってくるのではなく、自分で手作りしてみようと考えたのです。一日の始まりが手作りパンで始まると、きっとストレス解消にもなり楽しみになるのではないかと考えたわけなんです。ごぱんと言って、ご飯とパン両方が作ることのできる家電を買ってきました。はじめは一般的な牛乳を混ぜて作りましたが、こくや深みがなく物足りなさを感じたので北海道ミルクという、少し濃度の高い値段の張る牛乳を使うことにしたんです。するとどうでしょう、濃厚でふわっと柔らかくミルクの風味を感じるパンに仕上がりました。もはや日本の朝食はこれがないと始まらないというレベルにまで達しました。バターもジャムも塗らなくてもミルクの風味がおいしのです。このパンを使ったレシピや料理なども考案中であり、私の楽しみになっています。