スウェーデンには美味しい料理が沢山あります。長い冬があって大自然があるスウェーデンには、新鮮な魚介や根菜、様々な種類の肉やハーブ・ベリーを使い、食品保存のための燻製などの調理もあり、とてもユニークです。主食はジャガイモで、様々な料理の付け合わせになっています。
北スウェーデンではトナカイの肉が主流なので、トナカイのシチューやステーキ、ビーフジャーキーに似た燻製があります。トナカイの牧畜もさかんです。
日本人に食べやすいミートボール「ショットブッラル」はスウェーデンの家庭料理で、使用すハーブのほか、肉も牛・羊・トナカイなど様々です。ブラウンクリームソースをかけ、マッシュポテトや、対照的な味のリンゴンベリーソース(広く自生しているコケモモ)が付け合わせにあります。
夏の名物料理としてはディルなど香草を入れた塩水で茹でたザリガニで、ザリガニ漁が解禁される2ヶ月間には家族や友人で集まって、ザリガニパーティーをするほど人気です。
鱒は燻製にしていただきますが、白鱒の卵「ロイロム」はスウェーデン人からキャビア以上に愛されており、ノーベル賞の晩餐会で供されています。
ジャガイモ・玉ねぎ・アンチョビ(スプラットという小さいニシン)を使い、チーズをかけてオーブンで焼いた料理は「ヤンソンさんの誘惑」と呼ばれていて、クリスマスの定番料理です。