YouTubeを始める時は誰でもそうですが、最初は登録者数0人から始まります。
私は当初3人から始まりました。
この3人は全部自分で、テレビとパソコンとスマホというわけです。
0人だとみっともないので3人から始まり、当然ながら動画を投稿すると「いいね」が3つ付くわけです(笑)。
ある日クラスターの中でYouTubeを始めたという話をしたら、私のチャンネルを見てくれた人がすぐに登録をしてくれて、瞬く間に6人にまで増えました。
この時は嬉しかった。
8人を越える時にはもはや誰が登録してくれたのか把握できなくなり、私以外に「いいね」を付けてくれる人が毎日1人現れるようになりました。
たまに「いいね」を付けてくれる人も1人いるので、1本の動画につき「いいね」は4~5人となっています。
そして1月31日に終わる時には、チャンネル登録者数は30人にまで増えました。
チャンネル登録をしてくれた人も「いいね」を付けてくれた人も、私からは誰なのか確認する術はありません。
目に見えない人から支えられています。

ここからが本題ですが、YouTubeを始めたばかりだと視聴回数(再生回数)も少なく、誰もが最底辺から始まります。
私自身そこから脱してないわけですが、特に焦ってません。
視聴回数は増えることはあっても減ることがないからです。
だから放っ散らかしにしてるのですが、それでも実際にやってみて気づいた共通項というのはあります。
今回はそれについて書いて行こうと思います。
これからYouTubeを始めようと思ってる人は参考にして下さい。

私のチャンネル内にある「人気のアップロード動画」もしくは「人気の動画」という項目を見ると、視聴回数の多い順に動画が並んでいます。

最も視聴回数の多い『V雪2022』については、一番最初に投稿した動画であり、再生リストのトップにあるので、再生リストをクリックすれば必ず見ることになり、視聴回数が増えるのは当たり前で、特に解説する価値もないです。
でも個人的には思い入れのある動画で、クラスター公式ツアーに参加してネットの中で旅行ができることに感動し、メタバースの面白さを初めて教えてくれた感慨深いワールドではあります。
ここで注意すべきは、一番最初の動画は否が応にも最も多く見られる宿命にあるので、最も多く見て貰いたい代表的な動画を選んだ方がいいということです。


次に視聴回数が多いのは『Abyss in Wonderland』『星の咲くこの夜は』で、この2本の動画には重要な共通点があります。
なんと、コメントを書いてくれた人がいたのです。
仮にどんなコメントであろうと、コメントのある動画をYouTubeは高評価して多く表示する仕組みらしく、それによりこの2本の動画は抜きん出て視聴回数が上がりました。
そもそも表示されなければ、見知らぬ人が私のチャンネルに気づくこともありません。
逆に言えば表示さえしてくれれば、どんな動画であろうと何かしら反応はあるのです。
視聴回数が上がるかどうかは、YouTubeが他の視聴者に対してたくさん表示してくれるかどうかだけ・・・悲しいけど、そういうものです。
だったら、違うアカウントを作って自作自演でコメントを入れるというのも、やってみる価値はあるかも知れません。
私はそこまで熱心ではないのでやりませんが(笑)。


次に視聴回数の多い動画として『Castle Park』『妖精神社の村』がありますが、これには明確な理由があります。
「#cluster」で検索した時、偶然私の2本目の動画『Castle Park』が海外のサイトで紹介されてるのを発見したのです。
恐らくメタバースに関する記事でクラスターの紹介をする時、見本として私の動画が丁度良かったのかも知れません。
他の人の動画は喋り過ぎで、ワールドを見せていると言うより自分を見せていますからね(笑)。
喋らない無声映画のような私の動画は、逆に言えば万国共通、誰もが理解できる映像と言えるかも知れません。
外部サイトからリンクを張られることで『Castle Park』の視聴回数は上がっており、『妖精神社の村』はその翌日に公開された動画なので、同じ人達がその勢いで見たのではないかと考えています。


次に多いのは『ハロウィン当日の夜9時頃、バーチャル渋谷の様子』ですが、これは恐らくバーチャル渋谷の様子に興味を持った人が見ていた、という単純な理由だと考えられます。
みんなが潜在的に見てみたいと思ってる旬のネタを取り上げることも、単に視聴回数を上げる目的であれば有効かも知れません。


その次に多いのは『幻宇門駅【GENUMON STATION】』です。
この動画からは、サムネイルの効力について考えさせられました。
ワールド制作者には申し訳ないのですが、私はこの動画である実験をしました。
サムネイルにしたくないような、最も自分が無様に見える、絶対に見せたくないポーズを敢えてとった画像を使ってみました。
この動画のサムネイルに関しては、公開直前まで本当に悩んでいました。
何度も撮り直そうと思ったのですが、当のワールドに行ってみると、昼のワールドが夜のワールドに変化していた上、陸橋ができてすっかりイメージが変わってしまったのです。
そのためどうにも内容に合った写真が撮れず、そのまま実験を決行することになりました。
結果としては、それで良かったです。
サムネイルを見て「何だろう?」と思った人が思わずクリックしてしまう効果があるらしく、公開してすぐに視聴回数が例を見ないほど上がって行きました。
でも、動画内にその答えはありません。
そもそもサムネイルに写ってる場所は、一度入るとそこから出られない場所です。
そこから脱出するには、一旦ワールドを退出して入り直さなければならないのです。
動画内にそんなシーンはありません。
『物語の創作バイブル』という本に、小説を面白くする構成要素は「謎」と「異質なものを組み合わせる思考実験」と「感情・感覚に訴える臨場感」だと書いてあるのですが、この原則はマーケティングにも通じると思いました。
サムネイルで謎が提示されると、人間はその答えを知りたくて堪らなくなります。
偶然にもそんな気持ちを誘発したのではないかと私は分析しました。
いずれにせよこの動画からは、敢えて自分が見せたくない画像を思い切ってサムネイルに使ってみると、それが思わぬ効果を生み出すこともあるのだと学びました。
そんなチャレンジや試みができるのは、まだ駆け出しの視聴回数が少ない時だけです。
人間で言えば子供の頃のようなものです。
但し、この動画では成功したのですが、予想したほどうまく行かなかったサムネイルもあります。
『朝焼けのお正月』は露出度を高くしたつもりでしたが、所詮は生身の人間の温泉動画じゃないので、取り立てて通常と変化はありませんでした。
アバターが一肌脱いでも萌える人はいません(笑)。


この続きはPCの修理が終わってから、本格的なアナリティクス分析に移ろうかと思います。