今夜、上映『あたしは世界なんかじゃないから』
PFF主催 群青いろ特集上映
『群青いろ12』
今夜は『あたしは世界なんかじゃないから』
とうとう群青いろ12における
群青いろ作品、最後の上映です
どうぞお見逃しないよう
私という人間はひどく執念深い人間で
ふいにやってくる感情に身悶え
あのとき ああ言ってやれば良かった と
そんな想像で頭の中が沸騰しそうになったり
許せない名前をウェブで検索して
どこかで不幸になっていればいいなぁと思ったりしていました
だからこの作品で
10年間ひとりの女性を怨み続ける『芝野』という役に出会ったとき
私の中の役に立たずでみっともないこの感情を
昇華できるんじゃないかって思いました
それまでの私の表現というものは
どこか自分の青春への仇討ちのようなものがありました
もちろんそれがすべてじゃないけれど
初めてこの作品を観たとき
今までしてきたどんな思いも正解だったんじゃないかって
そんなことを考えてしまったくらいに
すべてを優しく掬いあげてくれました
ひとりの観客として
この映画の優しさに胸がいっぱいでした
映画やTVや雑誌で
自分の姿を、名前を、あのひとに見せつけたいとは
表現を介して間接的に主張したいとは
今は思いません
私は私であることをやめたくない
すべての執着に
唾を飛ばしながら言い合う覚悟は
まだ出来ているかわからないけれど
あのひとに
この映画をみせたいし
話したいっておもう
「あたし、思うのね。あたしを憎んでる人も、愛してる人も、かかってきなさいって。
あたしはいつでも、ここで歌ってるから」 (あたしは世界なんかじゃないから、より)
『群青いろ12』
今夜は『あたしは世界なんかじゃないから』
とうとう群青いろ12における
群青いろ作品、最後の上映です
どうぞお見逃しないよう
私という人間はひどく執念深い人間で
ふいにやってくる感情に身悶え
あのとき ああ言ってやれば良かった と
そんな想像で頭の中が沸騰しそうになったり
許せない名前をウェブで検索して
どこかで不幸になっていればいいなぁと思ったりしていました
だからこの作品で
10年間ひとりの女性を怨み続ける『芝野』という役に出会ったとき
私の中の役に立たずでみっともないこの感情を
昇華できるんじゃないかって思いました
それまでの私の表現というものは
どこか自分の青春への仇討ちのようなものがありました
もちろんそれがすべてじゃないけれど
初めてこの作品を観たとき
今までしてきたどんな思いも正解だったんじゃないかって
そんなことを考えてしまったくらいに
すべてを優しく掬いあげてくれました
ひとりの観客として
この映画の優しさに胸がいっぱいでした
映画やTVや雑誌で
自分の姿を、名前を、あのひとに見せつけたいとは
表現を介して間接的に主張したいとは
今は思いません
私は私であることをやめたくない
すべての執着に
唾を飛ばしながら言い合う覚悟は
まだ出来ているかわからないけれど
あのひとに
この映画をみせたいし
話したいっておもう
「あたし、思うのね。あたしを憎んでる人も、愛してる人も、かかってきなさいって。
あたしはいつでも、ここで歌ってるから」 (あたしは世界なんかじゃないから、より)