欄干にしがみついていると
サイレンの音
早く飛ばなきゃ
早く
早く…
「怖い…」
すぐにレスキューに囲まれた
飛べなかった気持ちと
怖かった気持ちで力が抜ける
そのままタンカーに乗せられる
絶対に身元は言わない
帰りたくないという強い気持ち
無線の音からなんとなく特定されたのがわかった
捜索願出されてる?
病院に行くか、警察に行くか聞かれた
わからない…
そんなの選べない
わからないよ…
言われるままにパトカーに乗った
そのがいいと言われたから
女の人が優しかった…
ぎゅっと抱きついてしばらく泣いた
酔いが回り
言われるままに支えられ歩く
どこかの建物へ入り
歩く
ここへ入るよう言われた
みどりの部屋
そのまま降ろされ毛布に包まる
酔いと目が覚めると地獄が始まるとも知らずに…
続く