某俳優(?)のライブのために大阪に行った。
詳しくはこちらのブログを見て欲しい。
2泊3日、初日と2日目はライブに参加していたため特段観光をするわけでもなく大阪の街(と、言ったところで大阪駅とか梅田駅の周辺がわけわかんなくて迷子になっていただけである)をぶらぶらしていた。いや本当に、梅田も大阪も意味がわからない。どこをどう行けば目的地にたどり着けるのか。俺は阪急の方に行きたかったはずだ。どうしてここは阪神なのだ。というかここどこ。わたしはだれ。そんな状況である。
大阪といえば、粉モノである。
と言うか、食欲旺盛かつ炭水化物大好きなクソデブ野郎は粉モノ以外に大阪と言われて何も思いつけないのだ。肥満のボキャブラリーなどその程度なのだ。嗚呼、粉モノ。お好み焼きが俺を呼んでいる。
大阪の街は「大阪と言えば粉モノ!お好み焼き!たこ焼き!」などと勝手に決めつけられ、なおかつそれが滅茶苦茶太る炭水化物の塊である事は一歩間違えば物凄い風評被害だし、そもそもその決めつけに憤りを感じるのかもしれない。お好み焼き美味しかったからどうでもいいけど。
左:普通の豚玉
右:トマトチーズ豚肉のお好み焼き
どうやら入った店がイタリアン創作系のお好み焼き屋さんだったらしく、トマトがぶち込まれていた。
トマト。
紛れもなくトマト。
あの赤くて甘くて火を通すとそれが増してぐちゅぐちゅになるあの子。
因みにソースは甘辛いデミグラスのような感じで、チーズと中に入ってる半熟卵、そしてトマトと混ざりあう。若い女性は好きであろう味だ。因みに俺はずっと普通の豚玉食ってた。
「並ぶのが嫌な大阪人が並んででも食べる!」みたいな事が旅行雑誌に書いてあったから食べてみた。実際店に行ったら誰も並んでなかったけど朝早かったせいだと思っておこう。
中にイカが入った焼き物。ちょっとしょっぱめの味付け。感覚的にはおやつと主食のおやつ寄り。とても美味しいので大阪に行ったら是非食べてみることをおすすめする。安いし。
ここからアメリカ村に移動。
凄く行ってみたかったアメリカ村。というか心斎橋に行ってみたかった。周りの大阪住みの人がみんな楽しいっていうから。特にメンヘラ仲間(?)の人達は楽しいっていうから……。
心斎橋には楽器屋さんとかもあるらしいんだけど、ここまで来てギター買って帰るのもあれだし、「心斎橋のギター屋でしか買えない!」的なものを欲するほど楽器熱もないのでさくっと割愛。
取り敢えずアメリカ村の中心、三角公園へ行ってみようと思うものの地図を見てもよくわからない。ただでさえ土地勘がないからわからない。助けて欲しくて知恵袋を開くと、なんと文字で説明してくれてるじゃないか。そりゃあありがたいありがたい。なになに?出口を出て左に曲がって更に左?ふむ……左に曲がったぞ!このまま直進すればいいのかな!!!!……あれ……どんどん賑わってるところから外れていく……なんかディープそうな呑み屋とかある……あれ……。
引き返してみたところ、どうやら本当は右に曲がらなきゃいけないらしい。
おい誰だ知恵袋書いたヤツ!!迷子になったろ!!このやろ!!真に受けて勝手に信じて動いた俺が悪いよ!!知ってるよ!!知恵袋なんか真に受けちゃいけないよ!!!!知ってるけど!!!!
怒りのぶつけ先が見当たらない。
前日にその某俳優(?)がここのたこ焼き食べた発言したが故に滅茶苦茶並んでた。しかしお客さん整備してるねーちゃん(可愛い)いわく「来たところ誰も見てないし、来たら流石にわかるでしょ!ここじゃないんじゃない?」とのこと。取り敢えず来たことにしとけばいいのに……。そして炎天下の中その話聞いても取り敢えず並んでここのたこ焼き食ってるファンすげえよ。因みにたこ焼きは普通にうまい。ネギソースってやつ。
来たかどうか不明って話は、最近になって「その日に見たよ!」って目撃情報も上がってるらしくとても微妙らしい。でもたこ焼きは美味しいよ。
鞄とiPhoneケースは最早ノリで購入。旅行テンション万歳。関東にはないデザインとかってわけでも何でもないと思うけど、どうやら関西のブランドのものらしい。鞄に関しては本当に「こういうの欲しかったんだ!」って形のが見つかって即買い。
鞄やさんのおばちゃんが「関西人は遠いのが嫌だからみんな近くにあるんだよー、グリコの看板とかもすぐそこ!」といいながら地図を見せてくれた。本当に近くだった。思い切り歩ける距離感だった。俺は暑いからその距離すら歩くのを渋ったけど。
そこのおばちゃんのおすすめで「水曜日のアリス」というアリスをモチーフにしたアクセサリーと雑貨とお菓子のお店に行った。内装を含めてアリスがモチーフになっててとても可愛い上に非常にコスパがいい。名古屋、福岡、東京にもお店があるらしいけど、どこも行列で整理券が必要だったりする人気店なんだそうだ。俺が行った時ガラッガラだったけど。
たまにテレビとかに出てたりもする。アメリカ村に行ったら絶対に食べたいと思っていたものである。だって凄いでしょ、40cmくらいあるんだよ、それ作ってるのも凄いでしょ。因みに失敗したり斜めになったり先端が折れただけでも作り直ししてて、その謎のプロ意識というか、こだわりが凄いなと思った。別に先端折れてるくらいいいのよ……とか思いながらも「もっかい40cmもくるくるする所が見られる!」と思わずテンションが上がったのは言うまでもない。
固めで滑らかさとかのないアイス。昔ながらというかなんというか。まあその固さじゃなきゃあの高さにはならない。うまい。
そしてアメリカ村をもう少しぶらぶらした後に新大阪へ。新幹線の時間を「安いから」って理由で遅くした結果やる事がなくて待合室で死ぬ程時間を潰すことになる。
「ソースの二度付け禁止!」みたいなところではなく、駅ビルの中のおっしゃれーーなところに行った。値段が高い分美味しかった。
因みに大阪の地元の人は通天閣とかにある串カツ屋さんになんか行かないらしい。数年前に通天閣に行った時は客引きのお兄さんが怖かったイメージしかないのだが、今思えばあんなのどうってこともない多少強引かつ関西弁が怖く聞こえるだけの客引きだったなと思う。関西の人はなんだか距離感が狭いね。パーソナルスペースとでも言うのだろうか、そういうものが狭いからグイグイくる。楽しい。
新幹線を待ちながら「そういえば下がラングドシャのアイス食べたことがない!」と別にこんなのどこでも食えるのに食べた。美味しかったけど下がラングドシャってなると甘さがきつい。あとお高い。この値段を出す価値が果たして本当にあるのかは甚だ疑問である。
これ旅行日記じゃなくて飯記録だよな……。