入試直前講座で描いたものをまとめようかと。
試験会場への移動の新幹線が結構暇。最後の確認を兼ねて。
と、思っていたら普通に終わらず、後回しにしていたものを今更掘り出してきた。


高3夜間部~冬期講座までのデッサンまとめはこちら





01.08.5時間 静物
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左に傾いてるのが一番気になる。パネルの端を基準にまっすぐ線を引く、なんなら定規使ってもいい。
構図が左に寄る事も、左に斜めになる事も、多分骨格が左に傾いてるからかと(前にちらっと触れたけど実際かなり左に湾曲していた)。絵の中だけでも矯正する。
質は相変わらず、きちんと迫れてはいる。でも描き込みも足りないし、リアリティはもっと追求出来る。
問題は斜めになった影。水平に描いていく。水平も同じく、上手くできないなら端を基準にしてよし。
空間の前後感が弱い。後ろのオレンジで操作できた。
時間の配分が下手。3時間でやる作業を5時間に配分するんじゃない。3時間で終わる部分は終わらせて、残りの2時間はもっと描き込む。当たり前だけど出来ていない。時間の多さに油断したら負け。
絵には精神状態が出る。自信がなく描き込み時間が足りなくなるくらいなら、どんどん過信して描いていってしまう方がいい。


これは余談だが、実は夜間部6日の現役生と夜間部3日の現役生の実力自体はこの時点では大差無い。そこからどうなるかは冬期講習と入直で決まる。
前に先生にも言われたのだがそれを実感した課題だった。夜間部3日のサボり魔な俺でもまだ戦える位置にいた。元々予備校内の実力は中の中か中の下なのだが、浪人生を含め週6夜間部も沢山居る場所でも相変わらずだった。

ここからセンター試験までの間はその勉強に追われていて行けていない。その後、予備校に復活する予定だった日に前にも書いたがヘルニアになりダウン。
この後の講座次第で実力は変わる、まだ戦える位置にいると判断出来たのにも関わらず色々あったために予備校行かずに私大を受ける始末。そりゃあ落ちるわけだ。
理由はそれだけじゃないだろうし、まともに夜間部に行っていたらまだ多少マシだっただろうが。結果は大差無いだろう。


01.25.5時間
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01.27.5時間
「指す手」
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同じ大学の対策、似た課題なので一緒に。

定規と手の質の違い。例えば定規なら硬くて平ら。手なら柔らかくて丸い。平らで形のはっきりしたものなら、定規で線を引いて目安にしたっていい。
手の中にも奥行がある。手前にある、奥にある、出っ張っている、埋もれている。その距離感の差に注目する。手は平面的に見えるが、意外とでこぼこしていてごろっとした塊でもある。
明暗と光源の意識は出来るようになってきた。
描き込みをしていく時は硬い鉛筆。曲がったところや皺。そういう部分の微妙な明るさの差を拾っていく。
アウトラインに気をつける。ものは繋がっていて、奥に入り込む形で手が続いている。面の途中であって切れてるわけじゃない。
爪と皮膚は質が違う。その質の違いを出すだけでもリアリティが出る。爪には厚みがあるし、爪のつき方も観察出来る。
明暗や形を作る上で、見えにくい部分やよく分からない部分、あまり差が出ない部分は作ってしまえばいい。画面の中で矛盾が出ない程度の脚色は問題無い。触った感触から想像出来る形を描いてもよい。
ハイライトを抜き過ぎない。抜くなら練りゴムで抑えるように。線状に抜いていくとその部分だけが浮いてしまう。


02.07.5時間
「触れる手」
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全体の色の調子の付け方はこれでいい。形の取り方もかなり上手くなった。
指の皺のひとつひとつに光と影がある。光を抜く所は抜いて、影を付けるところはつける。
皮膚の質感。よく見るとわかる。観察する。


02.08.5時間
「球体を使って光と影」
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全体の立体感、球の形を意識する。
発想はこれでよし。
写実的に描くのが苦手なら、平面的に描いていってもいい。


途中から面倒になってるのがモロバレだけど気にしたらいけない。
後編に続く。