クリスチャン・ラッセン来日展 後編その2 | シャイなおっちゃんの日記(不定期)

クリスチャン・ラッセン来日展 後編その2

 「商談席」という恐ろしげな席に座らされた私は、かかってこいやぁ!、と気合いを入れていた。


 係員のかわいい女の子は、シャチの絵を持ってきて、横からライトを当ててくれた。すると、星がきらめき、海がきらめき、シャチが跳ね上げた水しぶきがきらめきだした。おおぉ~っ!、これはすごいっ!!!


 しかも、ライトの位置を動かしていくと、きらめき方も変わっていき、これははっきり言って感動した。Σ(゚д゚;)  係員さんは、ラッセン先生の絵は時間によって表情を変える、と表現していた。うんうん、納得。(o^-')b  でも、買わないけどね。


 みなさんも、クリスチャン・ラッセンの個展に行かれたときには、「商談席」にまで足を踏み入れて、是非ともライティングされた絵をご覧になられることをお勧めする。虎穴に入らずんば虎児を得ず、である。


 係員さんは、柔らかくではあるがなんとか私が絵を買う方向に心変わりしないかと少しばかりの期待をしながら、しかし、それには拘泥せずに、いろいろな説明や話をしてくれた。ありがとね。そして、お客さまは好きな画家とかはいらっしゃるんですか?、と聞いてきたので、う~ん、やっぱりフェルメールが好きやねぇ、それとミレーかな、と答えた。係員さんは、ちょっとビックリしたような表情で、現代美術で誰かお好きな画家はおりませんでしょうか?、と聞いてきた。私は、いやぁ、知らんから、と答えたのであった。


 ここにきてようやくこの係員さんも私に愛想を尽かしたようである。机に置いてあったカタログを私に渡して、弊社に所属しているアーティストを紹介しているものなのですが、よろしければご覧になってみられませんか?、あと2、3冊ありますので、取ってきますね、と言って、席を離れていった。そして、二度と私の隣には戻ってこなかった(ノω・、)


 かわいい係員さんのお蔭で、30分ぐらいの時間を楽しく過ごすことができたし、クリスチャン・ラッセンについて多少の知識を得ることができた。このあとも私は、ラッセン本人登場まで「商談席」に座らせてもらっていたのだが、途中で若い男の係員が私の隣にやってきて話しかけてきた。私がこの男の係員を冷たくあしらったことは言うまでもない。


 いよいよクリスチャン・ラッセン本人の登場である。絵を買った人はラッセンに目の前でサインしてもらっていた。



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クリスチャン・ラッセン


 ラッセン先生すみません。カメラの性能がよくないもので、この程度の写真しか撮れませんでしたぁ。(・・。)ゞ


 私のコンパクトデジカメは、もう10年程前のもの(ソニーのサイバーショットDSC-P2)で、200万画素しかないので、明かるさが足りない所での撮影は苦手なのである。そろそろ買い換えるかなぁ・・・。携帯電話のカメラより劣るぐらいだからなぁ・・・。



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ラッセンの即興画



(終わり)