讃岐うどんが食べたい! その3 | シャイなおっちゃんの日記(不定期)

讃岐うどんが食べたい! その3

閑話

 昨日初めて広告掲載料が入った。このブログにアクセスしてくださった方が若干だがいらっしゃる。

 ブログなど始めてみても誰が読んでくれるだろう?、どうせ長続きはしないさ、と思っていたのだが、なんだか嬉しくなってきた。


閑話休題

 現在位置は屋島である。観音寺市にある琴引公園に巨大な「寛永通宝」の砂絵があるということなので、見に行くことにした。るるぶによると、この砂絵を見ると、健康で長生きし、お金に不自由しなくなるという言い伝えがあるとのこと。少し株を囓りだしている自分にピッタリの場所である。


 80㎞ぐらいのドライブになってしまったが、高松自動車道の下にバイパスが通っていて、結構スイスイ走れた。車の運転が大好きな私は、これぐらいの距離は苦にならない(地方では)。


 琴引公園の手前で少し道を間違えてしまったが、1時間半ほどで無事到着。琴引山山頂から砂絵が見下ろせるということなのだが、辺りはとっぷりと暗闇が広がっていて、人影がない。もう午後9時前だから当たり前か・・・。いくらなんでも、一人で真っ暗な山道を登るのは恐ろしい。そんなことをしたら、おしっこちびっちゃう・・・。どうして屋島でこれぐらいのことに気が付かなかったのだろうか・・・。ところが!である! 琴引公園の案内板を見てみると、山頂まで車で登れるようだ。な~んだ、日頃の行いがいいからかな?


 砂絵は夜はライトアップされているらしいので、是非ともデジカメにその美しい情景を納めておかなければ! 家からちゃんと我が愛機のキヤノンのイオス・キス・デジタルと三脚を持ってきている。


 山頂への道は、急勾配というほどではないものの結構な登りになっている上、かなり道幅が細くて、くねくねワインディングロードである。こういう道も楽しい。上り下りがそれぞれ一方通行になっているので、対向車を心配する必要はない。


 山頂に到着すると、駐車場に車が1台止まっていた。辺りは静まりかえっている。駐車場から少し登って、展望台のようなものが作られている。


 展望台ではカップルが1組イチャイチャしていた。駐車場の車はこれのようだ。ふと見ると、松の葉陰から綺麗な緑色にライトアップされた「寛永通宝」が見える。一番のビューポイントはカップルに占拠されているようだ。カップルにとっては絶好のデートスポットであろう。狭い展望台で微妙な距離を置いて、1組のカップルと一人のおっちゃん。気まずい沈黙が流れた・・・。


 その時、私はこう思っていた。わざわざ大阪から来たんだ! 讃岐うどんにはフラれてしまったし、ここで写真の1枚でも撮っておかないと気が済まない! アングルを考えれば、今カップルのいるところがベストのようだ。カップルには悪いが、帰ってくれるまで待とう・・・。いや、ここから1枚さっさと撮ってしまって、若いカップルを二人っきりにしてやるべきか・・・。しかし、三脚を立てないと撮れない・・・。ここでガチャガチャやるのもいかがなものか・・・。いや、やはりベストショットを・・・。おっちゃん一人、ただでさえ怪しいのに、カメラなど取り出そうものならどう思われるか・・・。


 私が気弱になってきたところへ、それまでヒソヒソ声だったカップルから、少し笑いが混じるようになってきた。俺のことを笑っているのか・・・。


 それでも、多分10分間ぐらい頑張っていたのだと思う。気が付くとあちこちを蚊に食われている。ということは、カップルも蚊に食われているはずだ・・・。気の優しいおっちゃんはついに、カップルを置いて展望台を下りることにした。不思議なことに敗北感はなかった・・・。


 う~ん、長いなぁ。でも、まだ続きます。今日はこれぐらいで勘弁しといたるわ~

(続)