昨日は、テアトルエコーの『風と共に来たる』再演を見て来ました!

映画『風と共に去りぬ』の製作裏話をコメディーたっぷりに語る作品。
とはいえ、エピソードの数々は実際に起きたと言われているそうです。

撮り始めた映画の脚本と演出が気に食わなくて、
監督も脚本家もクビにして撮影を中断したプロデューサー。

新しく任命した監督と、早書きで有名な脚本家を自分のオフィスに監禁し、
バナナとピーナッツだけを食料に新たな脚本を完成させようとする。
しかし、この脚本家は原作を読んでいなくて内容も登場人物も知らなかった…!

その間で繰り広げられる討論。
なぜ映画を作るのか、
誰のために作るのか、
原作のセリフを変えるか否か、
自分達がユダヤ人であること…
当時の人々が何を考え映画を作っていたのかが垣間見られてとても興味深かった。
1993年当時の彼らはすでに、
『映画の時代はもう終わっている、
ヒーローもヒロインも過去のキャラクターの刷り直しに過ぎない』
と思い悩んでいます。
わずか2時間の中に(エコーだからこの短さですが)、多くの事が盛り込まれているので
映画をもう一度観て、当時の時代背景を学んでから観ると、
さらに深められて面白いだろうなぁ。

登場人物はわずか4人。
エコーのベテランが、ものすごい台詞量を、ものすごいスピードと台詞術で展開させます!
安原義人さん、後藤敦さん、多田野曜平さん、太田淑子さん。
安原さんの台詞量の膨大さとスピードは本当に信じられません!
多田野さんのいい役者っぷりには感服!やっぱりすごい、この方!

終演後は、劇場に来ていたエコーの落合弘治さん、竹若琢磨さん、
そしてアクセントのうえだ星子と一緒に楽屋へ。。。
噂に名高い『Bar 楽屋』に初めて足を踏み入れました。
テアトルエコーでは、稽古や公演後は外へ飲みに行かず、
稽古場や楽屋で自炊による打ち上げをやる・・・
という話は前々から聴いていましたが、お邪魔したのは初めて!

すばらしいです☆
大きな冷蔵庫から出てきた缶ビールやら缶チューハイ、差し入れのワインや焼酎
そして、研究生や若い劇団員が作った数々のおいしいお惣菜!!
じっくり煮込まれた焼豚や、すごくおいしいおからのサラダ、自家製沢庵等々。。。
きっかけは、誰かが冷蔵庫を1台持ち込んだ事だとか。
それも今や3代目だそうで・・・。
エコーに入ると芝居も料理もうまくなるとか!!
なんだかとってもアットホームな先輩と後輩とスタッフの交流を見て、
美味しいおつまみを食べて、心がほっこりしました(‐^▽^‐)

この舞台は明日6月1日(水)14時の回で千秋楽です。
明日の打ち上げにも招待されましたが...仕事があって残念です(ノ_-。)
$声優★甲斐田裕子のオフィシャルブログ-IMG_1374.jpg