今書いておかないと絶対忘れそうだったので連投します。

 毎回、母と話すときに必ず出る悪魔の言葉。呪いの言葉。

「普通の人は。」
「どうせやったって無駄。」
「絶対無理。」
「あんたに出来るの?」

 はいはいはい、そうですね。私は普通の人ではないですから。ごめんなさいね。あなたのご希望に添えなくて申し訳ございませんね。はい、私は非常に出来の悪い娘でございますから。

 私が障害だとわかっていても「普通」を押し付ける。孫(←私の息子)に対しても「本当に大丈夫なの?」から始まるし。

 言霊の威力は凄いです。恐ろしいです。言われ続けた言葉が現実になるのですから。

 私は母の言った言葉の通り、私は「普通じゃない」「どうせやったって無駄」「絶対無理」「私には出来ない」と思ってしまい、いつも不安と恐怖でいっぱいの人生を送っています。

 普通の人なら「また始まった。」くらいでスルー出来るかもしれませんが、障害の特性のためにスルーすることができません。私、霊能力なんかより聴きたくない言葉をスルーする能力の方が欲しいです。

 私の母は、私たち親子に障害がある→社会的に不利で可哀想。自立できない。を前提に、心配と言う名の不安と恐怖を植えつけようとしてきます。(無自覚でやっているのですでに諦めていますが・・・。)

 私は母のようになりたくなかったので、息子が発達障害とわかった4歳の頃からことばの教室や支援学級など様々な療育をしています。現在息子は17歳になりますが、早期の療育と家庭教育のおかげで今では掃除・洗濯・料理など家事全般をこなし、家に帰ってくればご飯が出来ています。16歳になった月にはアルバイトを始めて家にお金を入れてくれています。私が出張で3〜4日留守にしても家事全般こなすのでまったく問題ありません。

 障害者だからダメじゃなくて、病気だとわかっていても訓練していないからダメになる。という事実をわかってもらいたいです。

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 障害者の親は「自分が先に死んでしまったらこの子はどうなってしまうのだろう。」ととても心配しますが、心配したところで状況は悪化するだけです。

 さっさと状況を受け入れて子供さんの場合は療育、大人の方は就労移行支援等を受けて社会に適応できる能力や技術を身につけた方がよっぽど生産的な人生を選択できると思います。

 少なくとも私は断言できます。なぜなら私も息子も発達障害の当事者ですので・・・。

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 近年ようやく大人の発達障害も注目されるようになり、その対策と支援も広がってきています。実は私も今月から、発達障害就労移行支援の体験を受けています。こういうものがもっと早くにあれば、私もここまで障害で苦労しなかったんでしょうけど・・・。

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 障害者の当事者だから受けられる支援やサービスがたくさんあります。使わないと非常にもったいないので私は権利として色々利用させてもらっています。