昨年購入したベンツの修繕を進めているのだが、どうも品質に関する問題に直面している。
ドイツの自動車部品のメーカーと言えばボッシュ、ゴムメーカーならコンチネンタルが有名であるが、先日買ったものはすべてメキシコ産、長さが全くスペック通りに作られていなかった。そんなことは無いだろうと今度は一本3千円程するコンチネンタルのプレミアム版を購入するがこれもまたサイズが全くよくない。生産国はインドであった。
ドイツ製品も外国生産となれば名ばかりで、まったく品質を伴っていないのかと思う次第。結局メイドインUSAのゲーツ社製のベルトを再度購入した。長さはぴったりスペック通りである。同じ金額でもゲーツ製はベルトとプーリーの接合部には起毛加工が施されており品質は雲泥の差である。
日本企業がブランド戦略で大いに失敗し、ライセンス生産で先人が積み上げた信頼や信用を食い潰し消滅した会社は多い。シャープ、三洋などはその悪例である。表面上は好いようでも、中身が中国製では結局消費者もその姑息な商売に愛想つかせてしまったのだ。
やはり正真正銘のドイツ製品は違う
いかに有名かつ信頼のおける名の知名度があっても、その内情がその名の評判に伴っていないお粗末なものであれば「名実ともに」とは行かず、信用信頼を容易に失うものであるのだと改めて感じた。信用を得るのには何年もの積み上げが必要であるが、崩れるときは刹那の如き一瞬なのである。


