私の住んでいるマニトバ州は特に大きな街でもなく歴史や経済、そして自然に興味のない人にとってはとてつもなくつまらないところだとされている。


幸い私は歴史経済そして自然が好きである。歴史といえば古代からのイヌイットやアシニボイン原住民の遺跡、そして英王国と仏王国が陣取り合戦をした中世後期から近世の戦争史、そして交易で栄え過去には北アメリカ3番目に栄えていた都市としての近代の歴史を持つ。そして現在は日本企業が穀物を中心にマニトバ州から小麦、大麦、ライ麦や蕎麦、そしてカナダポークを輸入しておりその多くが日本の一般家庭の食卓に上がっている。カナダポークは東北の有名スーパーヨークベニマルに多く入っており、今度カナダ産の豚肉を見たらマニトバ州を思い出していただきたい。


最後が北極海からなるハドソン湾以南の広大な自然だ。野生動物は勿論世界の研究者が集まる自然が観れる場所であり、BBCやNHKが度々マニトバ州の大自然をドキュメンタリーにして紹介している。


さてそんなマニトバ州であるが実はオーロラ観測所があった程のオーロラ観測地であり通年で年に数回は街明かりの中からもオーロラが観れる。車を1時間程走らせればほぼ街灯はなくオーロラ観測にはうってつけである。


実は日本でオーロラ観測が有名なカナダの地イエローナイフなどに百数十万円をかけていく必要はない。20万円の航空券を買えばマニトバ州で残りの百万円で王族の如く豪遊しながらオーロラを鑑賞できる。(それこそ黒塗り大型SUVを運転手付で雇い毎日一風変わった食事を嗜めるだろう)


靭帯の手術をして家で暇を持て余している友人に連絡をして行かないかと云うと乗り気なので夜な夜な出かけてきた。

オーロラ観測アプリによればこれは間違えなく見える。以前はオーロラにハマり毎週オーロラ観測に車を走らせた。



ある程度暗がりの場所に来たところの小道に入りiPhone11のカメラで撮影した。一眼レフでも撮ったが、使い方を忘れてピンボケになってしまった。勿論一眼レフの方が美しい写真は撮れていたがこれで十分だろう。


車のボンネットに反射するほど明るいオーロラは街明かりが有るこの辺では珍しい。


靭帯を損傷して松葉杖の友人も大はしゃぎだ。



翌日も家族で出かけ少しだけ見えたオーロラを楽しんだ。




前日に比べ少し馬力不足なオーロラ。


マニトバ州ではオーロラを夏でも見れるのでぜひ来て欲しい。ムース🫎や鹿が🦌みなさんをお迎えする。


お向かいさんの家のたんぽぽをほおばる鹿の家族。