さてここまで兎に角、松葉金の製作に手こずっていた。

管打ち銃の特徴として挙げられるのは松葉金が鉄製で有る点だ。本来使われるバネは以下の写真のように約27キロの抵抗を発生させている。この西洋鉄砲はデザインだけを模した現代銃なので板ばねではなくコイルスプリングが用いられている。


私が製作したカラクリのバネ力は1.7キロに過ぎずこれでは雷管を発火させるのは難しいと思われる。

その後、江戸毛抜きの製作を参考にして叩き上げる事で鉄を硬く粘りを出すことに成功し、最終的に1.7キロから2.3キロまで抵抗を上げることに成功した。


以下音量注意⚠️


雷管試験を行いその力も上記の如く問題なさそうだ。


引き続き制作が続きます。