説明のため別室に呼ばれた。
当初、私は体が辛いだろうから、「後で同じことを説明します。」といわれていた。
でも、呼びに来てくれた看護師さんは、知らなかったようで連れて行かれた。
正直、辛かった。
終わった後に、病棟説明もあり、『今じゃなくても』と思った。早く横になりたかった。
別室には、3人の先生がいて、後に担当医になってくれたY先生が、中心になり説明してくれた。
甲状腺機能亢進症
まだ、最終的な結果は出ていないが、バセドウ病にほぼ間違いないこと。
どういう状態なのかということ
完治はしないこと
これから1年半から2年かけて、薬で治療していくこと
良くならなければ、手術か放射線治療のアイソトープを考えましょう
こんな内容だったと思う。
主人は、[完治しない]という言葉にショックを受けていた。
完治しない=バセドウ病 → まだ最終的な結果は出ていない ⇒ バセドウ病と決まったわけではない
しばらく言っていた。『諦めが悪い』(--〆)
私は、平気だった。
なってしまったものは、受け入れるしかないし、これから先長くなりそうな治療に対しても、前向きだった。
いままで、原因も病名もわからず、辛い思いをして、嫌な思いもいっぱいして、医者不信にもなって。
そんなことに比べれば、病名がわかって治療ができるなんて、うれしかった。
あとで色々調べたら、完治はしなくても、薬さえ飲んでいれば、普通に生活が出来ることも知った。
人によって、症状が違うことや、治療期間も様々なこと。
私は、どのくらいかかるのだろう?
そうして、わたしのバセドウ病と一緒に過ごしていく人生が始まった。