マルタ共和国から強制追放~ビザ申請忘れでヨーロッパに3年間入国禁止~

 

 

日本人が海外で留学するうえで避けられない問題はビザの申請ではないでしょうか。僕自身もビザの申請に苦しめられ失敗した経験があります。国ごとによってビザの申請方法やビザの有無も異なるので、今回はマルタでのビザの申請について紹介したいと思います。  

 

 

ヨーロッパから3年間の国外追放

僕はマルタでビザの申請をしなたっかため、ヨーロッパ(シュンゲン協定加盟国)から3年間の国外追放を言い渡されました。マルタはビザなしで3か月(厳密には90日)以内ならばビザなしでも滞在することができます。しかし、96日間ビザなしでマルタに滞在してしまったので空港でマルタからイギリス(シュンゲン協定加盟国でない)に出国するときに出国審査で審査官の方に止められ、警察二人組に別室に連れていかれました。そこでは、警察と審査官の人になぜオーバーステイをしたのか、90日以上はビザなしでは滞在出来ないことは知っていたか、何目的でマルタに入国したかなど基本的な質問をされ、最後に3年間シュンゲン協定加盟国に入国しないという書類にサインするよう言われました。僕は96日マルタにビザなしで滞在してしまっていて6日間のオーバーステイになっていました。審査官の方に罰金を払わないでいいと言われましたが、もう少しオーバーステイが重っていたら罰金どころかもっと重い罪を償っていたと言われました。自分のしたことの重大さと責任感のなさにとても反省しました。僕自身ビザの認識について甘く、ギリギリに申請しても大丈夫だろうと軽く考えていたことが原因で、申請には多くの書類提出が必要でした。最終的には書類不足のため申請が認められずこういった大事件が起きてしまいました。

 

短期入国ビザ(観光ビザ)

マルタはビザなしで3か月(厳密には90日)以内ならばビザなしでも滞在することができます。例えば、マルタで1週間旅行しようと考えている人や、12週間(84日間)マルタで短期留学をしようと考えている人はビザの申請について心配する必要はありません。

僕の友達にも2週間だけマルタの語学学校に通う子がいて、その子はビザなしでマルタに来ていました。

 

長期入国ビザ(学生ビザ)

マルタに90日以上滞在しようと考えている人はマルタに到着してから90日以内に現地で語学学校にビザの申請をしなければいけません。詳しくは下に記載しておきます。

  1. 申請書(学校からもらえる)
  2. パスポートと同じサイズの証明写真(5cm×5cm)
  3. パスポート原本とコピー
  4. 入学許可証のコピー(留学先の学校から発行されるスチューデントカード)
  5. 本人の名義による英文の預金残高証明書(滞在費の支払う資金を証明できる英文の書類でも可)
  6. 現地での住居を示す証明書(英語の原本)
  7. 滞在期間を全てカバーする海外旅行保険証とそのコピー
  8. 帰りの航空券
  9. 申請料 €66

 

ワーキングホリデービザ

マルタにはワーキングホリデービザは無いものの、ワーホリビザ同様、語学学校に通うことで、最長1年間滞在することができ、アルバイトをする事も可能です。 マルタで90日以上留学することを前提に、学生ビザを取得した学生は、合わせて被雇用者ライセンス (Employee Licence)を取得することによって、週15時間以上の英語の授業を受けながら、週20時間までの就労 (アルバイト)が認められます。