こんにちは!ゆうひです。

現在メキシコペソが大幅に下落していますね。

現在価格は5.654円とここ3ヶ月でも
かなり低い値になっています。

今日は

 

メキシコペソ円の価格下落理由
ドル円とメキシコペソの相関関係
来週からのメキシコペソ円の買い時判断

 

について書いていきたいと思います。

数値データを一番下にまとめています)

目次

・雇用統計発表とドル円の影響
・ここ3ヶ月のドル円とメキシコペソ円の相関関係
・ここ1週間のドル円とメキシコペソ円の相関関係
・ドル円とメキシコペソ円の雇用統計発表前後の相関

・今後の見通し(直近)
・今後の指標イベント

・数値データまとめ


「雇用統計発表とドル円の影響」

 



メキシコペソ円が下落している要因として上げられるのが
5月4日の午後9時半に発表された米国の雇用統計発表です。

米国の雇用統計発表は毎月第1金曜日に行われます。

発表された指標は

・平均時給(月額) 
・平均時給(年間)
・週平均時間 (4月)
・政府の雇用 (4月)
・製造業部門雇用者数 (4月)
・ノンファーム名簿 (4月)
・非農業部門雇用者数増減プライベート(4月)
・参加率 (4月)


以上の8つです。


この指標の発表前と後では値動きが激しくなるのが特徴です。

発表後は政府の雇用が市場予測よりも低く価格が
一時的に大きく下落しました。


「ここ3ヶ月のドル円とメキシコペソ円の相関関係」

続いてドル円とメキシコペソ円がどれほど互いに影響があるのかを検証
したいと思います。

この3月6日から5月6日までのここ3ヶ月の
ドル円とメキシコペソ円の1時間ごとの終値を全て算出して
二つの通貨ペアの相関関係を調べていきます。

相関関係を調べるにあたって相関係数を計算します。

 



相関係数は0.28と出ました。

相関関係は-1、0、+1の間で示されます。

-1に近づけば近づくほどに、+1に近づけばづくほど
相関関係が強いことがわかります。

0.28というこれは正の相関関係にありますが
相関関係は弱いことがわかります。

 

正の相関の場合は例えばドル円の価格が上昇すれば

メキシコペソ円の価格も上昇し、

 

ドル円の価格が下がれば、メキシコペソ円の価格も下落する

関係を表します。


「ここ1週間のドル円とメキシコペソ円の相関関係」

続いて最近1週間のドル円とメキシコペソ円との相関係数を求めていきます。

ドル円とメキシコペソ円のここ一週間の
1時間ごとの終値を全て算出し相関係数を計算しました。

同じように相関係数を求めたところ

 



相関係数は0.25と出ました。

この数値は正の相関を表しますが二つの通貨ペアの相関関係は
弱いことを表しています。


「ドル円とメキシコペソ円の雇用統計発表前後の相関」


続いて雇用統計発表前後の二つの通貨の値動きを見ていきたいと思います。
 

<ドル円チャート>

(オレンジの○が雇用統計が発表された位置です)


ドル円は5月4日の雇用統計発表前にレートが下落し始め
21時30分頃に発表された際には大きく下落しその後上昇しています。


<メキシコペソ円チャート>


(オレンジの丸が雇用統計が発表された位置です)

 


続いてメキシコペソ円のレートも見ていきたいと思います。

メキシコペソ円のチャートでも米国の雇用統計発表と同じ時間に
ドル円チャートと同じように価格が下落し同じように上昇しています。


雇用統計発表前では5.731円あった価格もだんだんと下落し始め
発表前には5.697円まで価格が下落し発表があってから30分で
5.649円まで価格が下落しています。

ドル円とメキシコペソ円とのレートを見比べると

価格が同じように下がって、そして上昇しているのがわかります。


<まとめと来週からの立ち回り>


これらのことから普段はあまり価格の相関はないが
米国の重要指標発表にはかなりの影響を受けることがわかります。

逆に言えば米国の重要指標の発表から
価格が下落するのかを予め
予期して買い時チャンスを伺えるということでもあります。

暴落時は市場では悪い雰囲気が漂っていますが、
スワップ運用においては
底値付近で買うことができる明確なチャンスになります。

 

特に現在の価格はこの3ヶ月でもかなりの底値になっているので

為替損益を狙う人も買い時になると思います。

 


<数値データまとめ>

ここ3ヶ月のドル円とメキシコペソ円の相関係数:0.28(相関関係はあまりない)
ここ1週間のドル円とメキシコペソ円の相関係数:0.25(相関関係はあまりない)

米国の重要指標によるドル円とメキシコペソ円の相関関係:強い相関がある

ここ3ヶ月のメキシコペソ円の平均レート:5.78円
ここ3ヶ月メキシコペソ円の底値:5.60円
ここ3ヶ月メキシコペソ円の高値5.95円

ここ3ヶ月のメキシコペソ円の為替変動率:8.52%

ここ3ヶ月で高値を記録した、もしくは近づいた回数:5回

ここ3ヶ月のメキシコペソ円の高値を記録した日付:
2月2日:5.9576円
4月5日:5.9089円
4月14日:5.9574円
4月15日:5.9574
4月17日:5.9473円

ここ3ヶ月で底値を記録した、もしくは近づいた回数:7回

ここ3ヶ月でメキシコペソ円の底値を記録した日付:
3月3日:5.606円
3月5日:5.606円
3月7日:5.627円
3月16日:5.662円
3月19日:5.653円
3月23日:5.664円

5月4日:5.654円new!

 

 

<今後の見通し(直近>

また、NAFTA(北米自由貿易協定)問題に関して5月1日までに
メキシコが移民問題対策をとらなければ
トランプ大統領はアメリカはNAFTAから脱退すると宣言していましたが

5月7日に再度3カ国の閣僚が会合すると発表されましたね。

再び5月7日に注目が集まり、価格が大きく変動する恐れがあります。


<今後の指標統計イベント>

5月7日(午後22時):総固定投資(年次)5月:前回:4.1% 市場予測:-0.2%

5月7日(午後22時):総固定投資(月次)5月:前回:1% 市場予測:0.9%

5月7日(午後22時):消費者信頼感4月:前回:84.5% 市場予測:85.8%

5月7日(午後23時40分):自動生産(年次) 4月:前回:-10.9% 

5月7日(午後23時40分):自動生産(月次) 4月:前回:-10.9% 

 



(フランス、グレマン島にて撮影)

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

また会いましょう!さようなら!


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