3/20観客動員1.000人記念公演、完売しました!!
本当にありがとうございます。感謝です。
ちょっとした昔話を。
松本稽古・堀之内良太・藤井悠平の3人が出会ったのは5年前。震災をテーマにした芝居で共演したことでした。
写真に写るメガネの彼が、その時の脚本を書いてくれたのですが…
彼は福島出身。
なので原発関連の題材が絡んだ脚本でした。
出演者に仙台出身の役者もいたりと、
故郷が被災地という人間が作ることでお客様に伝わるものがあった良作でした。
このメガネの彼は役者もしてましたが、
その5年前の舞台上演を区切りに、きっぱりと演劇の世界を辞め、
地元福島のために出来る仕事に就くため勉強し、今は福島にいます。
松本・堀之内・藤井はいまも芝居してます。
震災は絶対になかった方がよかったけれど。
それが繋がり繋がり、
このよるしばいの表現があります。
芝居をすることは
直接的な被災地への支援にはなってないでしょう。
さらに人に伝わる表現をすることは本当に本当に難しいです。
実際、震災当時は演劇のチカラについて考えました。
だからこそ、
今日という日を想えば、
本気でやらなきゃな。
しっかり生きなきゃな。
と思うのです。
よるしばいは、少しでもお客さまに何か伝わるものがあるからこそ、
1.000人も足を運んでくれたのかもしれません。
そしてメガネの彼を想うと、
この3人でやるよるしばいを大事にしていきたいなと思うのです。
メガネくんが今日Twitterにあげてた2曲です↓
そして、
ここから先は少しネタバレになってしまうかもしれないので、まだ3'sバーを観てない人は流してね(笑)
…
3'sバーのブルームーンは、
いなくなってしまった人たちのことを想う芝居でもあります。
僕の役は特にそれを想う役で。
でもいつぞやから、本当の本当に最後の最後は
いなくなった人も見えるんじゃないかと思うようになりました。
そんな奇跡があってもいいんじゃないかとね。
視覚じゃなく、心に映るみたいな。
希釈されても決して消えない気持ちと繋がり。
ずっと大事にしたい想いです。
愛を込めて黙祷を捧げます。